ノート:堕天使

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キリスト教的な観点において、その理由は様々であり1つの観点だけを鵜呑みにするのは危険である。 下記のうち、高慢によるもの、嫉妬によるもの、の二つはよくキリスト教を題材とした作品に使われることが多い。

という箇所についてですが、この箇所は

ユダヤ教、またはその影響を受けたキリスト教の内部でも、その理由に対する解釈は複数存在している。 下記に述べる理由の内、『高慢によるもの』『嫉妬によるもの』の二つは、キリスト教を題材とした作品によく使われることが多い。

とした方が良いのでは無いでしょうか? --58.88.222.88 2009年3月29日 (日) 09:43 (UTC)[返信]

「堕天」という用語について[編集]

この編集で、「堕落」が「堕天」に改変されています。しかしキリスト教方面の本では、たいてい「堕落」という表現が使われています。堕天使はキリスト教(および古代の後期ユダヤ教)に由来する概念ですので、キリスト教の専門家による表現を尊重するのがよいと思います。

例えばプロテスタント系では、A. リチャードソン/J. ボウデン『キリスト教神学事典』26頁「悪魔学」の項で「罪に堕ちた天使」「堕落した天使」という表現が使われていますし、J. ゴンサレス『キリスト教神学基本用語集』102頁「サタン」の項でも「堕落した天使」とあります。カトリック系では岩下壮一『カトリックの信仰』(ちくま学芸文庫、141頁)に「天使の堕落」という語句がみえますし、中世哲学とカトリシズムの専門家である稲垣良典の『天使論序説』(講談社学術文庫、139頁)でも、天使が「堕落」して悪魔になったと記されています。いずれの文献にも「堕天」という用語はみられません。

「堕天」という用語は、ある程度信頼できると考えられる情報源のなかでは、マルコム・ゴドウィン『天使の世界』(1993年)の第1部第2翼「地獄の天使」の章とグスタフ・デイヴィッドスン『天使辞典』(2004年)174-175頁「堕天使」の項で頻出しています。しかし前者の本の翻訳者はキリスト教の専門家ではありませんし、後者の本では監訳者と4人の翻訳協力者のなかでキリスト教に造詣の深い人がいたとしても誰がどの項目を担当したかわかりません。キリスト教の一般的な用語法に沿っていないケースは当然あるでしょう。

場合によって「堕とされた」「隕ちた」「失墜」「墜落」と言い換えることは可能ですし、じっさいそのような表現が使われている本もあります。しかし「堕天」は、漫画等の創作作品で耳にすることはあれど、辞書にも載っていない初出不明の造語ではないかと思われますので、なるべく使うべきではないと思います。--Doomreaper会話2017年1月10日 (火) 17:36 (UTC)[返信]