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ノート:大浅間ゴルフクラブ

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東京湾岸道路計画の発表者について

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1955年に「建設大臣河野一郎から」とありますが、当時の河野は農林大臣です。また1955年に建設大臣を務めていたのは竹山祐太郎(第1 - 2次鳩山一郎内閣)と馬場元治(第3次鳩山一郎内閣)でした。「建設大臣」か「河野一郎」のいずれかが誤っている(あるいはその両方)ことになります。--Unamu会話2024年7月21日 (日) 00:29 (UTC)[返信]

大浅間ゴルフクラブ嵐山カントリークラブ、あと東雲ゴルフ場に書かれている「1955年に建設大臣河野一郎が発表した東京湾岸道路計画がきっかけとなり東雲ゴルフ場の移転先が検討され、大浅間ゴルフクラブと嵐山カントリークラブが開設された」という趣旨の記述は、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会 編『美しい日本のゴルフコース』ゴルフダイジェスト社、2013年。ISBN 978-4-7728-4153-5 が根拠です。確かに大浅間ゴルフクラブ(396-397ページ)と嵐山カントリークラブ(382-383ページ)のページには河野一郎建設相が発表したと書かれており、出典に基づいた記述にはなっているでしょう。
しかし、河野建設大臣が道路について何か発表したことがあったか検索すると、1964年3月に河野建設大臣が建設省や東京都に対し東京湾道路を42年度に完成させるよう指示した、というニュースが見つかる程度です。遷都を主張した河野氏が(田中孝「超実力政治家河野一郎建設大臣」『物語・建設省営繕史の群像』 中、日刊建設通信新社〈建通選書〉、1986年。ISBN 4-930738-05-9 )東京の開発を指示しているのはよくわかりませんが、いずれにせよこの時点で大浅間も嵐山も開業しており、河野氏と関係がないのは明らかです。
では河野氏ではないにしろ、湾岸道路に関する何かの発表が移転を促したのか、というと、こちらも疑わしいと思います。東京湾岸道路の構想は1958年頃に加納久朗が発表した「ヤマトプラン」、それを受けて1959年に産業計画会議が発表した「ネオトウキョウプラン」などによって高まった東京湾埋め立て論と連動して出てくるものです。1955年時点では構想にすらなっておらず、東雲ゴルフ場が道路予定地と重なるから移転先を検討する、というところまで対応は進まないと思います。
逆に、河野建設相が42年度完成を指示したという1964年3月に東雲ゴルフ場では何が起きていたかというと、都有地をめぐる争いです。公明党政策局 編「東雲ゴルフ場」『公明党の主張と実績』公明党、1968年、107-110頁。 によると、東雲ゴルフ場は都の所有地を借りて1952年に開業したもので、契約は毎年更新されていたのだそうです。1963年に都議会が議案を通さず、契約は更新されませんでしたが、東雲ゴルフ場はその後も同じ土地にとどまりました。1964年3月にはこの状態だったわけです。
ここからは想像ですが、東雲ゴルフ場の開業以来、借地で運営を続けていいのか、関係者にもいろいろな意見があった中、各段階で各自が独自の対策を取っただけで、大臣の発表のようなきっかけは特になかったではないでしょうか。このあたり、『美しい日本のゴルフコース』の書き手に混乱があるのだと思います。--西村崇会話2024年10月23日 (水) 12:00 (UTC)[返信]
コメント 詳しい調査をいただき、ありがとうございます。出典の記述に問題ありということになると、この記述自体を削るか、残すとしても本文ではなく注釈に移す(実態と合わない点を示した上で)かのどちらかになるでしょうか。--Unamu会話2024年10月23日 (水) 12:04 (UTC)[返信]
大浅間ゴルフクラブ嵐山カントリークラブも、東雲ゴルフ場関係者の○○が作った、程度の記述にして、開設までの記述は削ればよいと思います。投稿した方に言ったことがあるのですが、『美しい日本のゴルフコース』はなぜか開設までの苦労話が長々と書かれていて、開設後はどういうゴルフ場になったのかわからないことが多く、これだけでゴルフ場記事が書ける本ではありません。一方、百科事典としてはまず現状を書くべきでしょう。河野大臣でも別の大臣でもいいのですが、開設までのごたごたは東雲ゴルフ場に書き、大浅間ゴルフクラブ嵐山カントリークラブを読んで経緯に関心を持った人は内部リンクで東雲ゴルフ場の記述を参照する、というのが普通の構成だと思います。--西村崇会話2024年11月2日 (土) 12:01 (UTC)[返信]
ご提案に従って書き直してみました。--Unamu会話2024年11月2日 (土) 14:10 (UTC)[返信]