ノート:木炭
ここは記事「木炭」の改善を目的とした議論用ノートページです。 |
愛媛工業技術センターが存在しない件
[編集]かつては存在していたようですが、現在、松山市久米窪田町487-2には愛媛県産業技術研究所があります。
- この愛媛県産業技術研究所は現時点でもウェブサイトを有していないようで、仕方なく愛媛県のサイトで「マングローブ炭」で検索しても、「結果はありません」と出ます。
- 国会図書館サーチで愛媛工業技術センターで検索しても「一致する資料は見つかりませんでした。」と出ます。
よって、「愛媛工業技術センター試験」が根拠だとされる記述、特にマングローブ炭に関する記述がWikipedia:検証可能性を満たしません。この”検証可能性を満たさない出典”を元に七輪#燃料でも、同様の記述が書かれていますが、"木酢液を抜く工程がないため" で検索すると、Yahoo!で約215件がヒットしますが、軒並みWikipediaの文面を引用しています。ですから、「木酢液を抜く工程がない」というのは、全てWikipediaの記事が源ではないか、との疑念が生じます。
- 「木酢液を抜く工程」とは何か
木酢液は煙を冷却して回収した液を冷やしたものですから[1][2]「木酢液を抜く工程」もなにも無く、炭焼き時に煙を逃がすか逃がさないかの差でしかありません。一般常識的にも
- 日本で生産される炭は全てが炭焼き時に煙を逃がしているのか
- 海外で生産される炭は全てが炭焼き時に煙を逃がさないのか
と考えただけでも意味を成さない記述で、「愛媛工業技術センター」から、このような調査結果が出るのか疑問です。
外熱型であれば窯を密閉して煙を逃がさないようにして炭化を進める事も可能ですが、これは「多くの熱が使われる、これは、体験学習や装飾品の炭化、実験的方法として行われる方法であり実用的でない」[3]とありますので、マングローブ炭は「木酢液を抜く工程がない」と主張するという事は、海外のマングローブ炭は100%が外熱型すなわち「実用的でない」方法で生産されている事になり、この記述が正しいとは考えにくいです。
FAOのIndustrial charcoal makingを見ても随所に、例えばintroductionに
In the common practice of charcoal burning using internal heating of the charged wood by burning a part of it, all the by-product vapours and gas escapes into the atmosphere as smoke.
とあって、そもそも旧来の炭焼きでは木酢液を含め副生物となる蒸気やガスは煙となって大気に逃げてしまう、と解説しています。考えてみれば当たり前の事で、窯の中に木を並べて中の木の一部に火をつけても、それで窯を密閉したらすぐに火が消えて炭化しません。炭にするには500-550°Cに上げる必要があり、そのためには空気を入れて燃やさなければ達成できませんから、煙も出ます。すると木酢液も抜けることになります。逆に近代的な方法では副生物を回収して利用できますので、必然的に木酢液も回収されます。
- 質の高いマングローブ炭の存在
島根大学の吉村哲彦さんの調査報告によれば[4]南方マングローブ炭も品質の高い物がある、と結論付けるしかありません。要約すると
マレーシアのマングローブ炭はペラ州にある保護林で生産され、マングローブは30年を過ぎると皆伐され、窯の中に詰め込まれ、1ヶ月近く蒸し焼きにされる。炭焼きの技術を伝えたのは日本人であるとも言われている。炭を作る過程で生じる木酢液は、生ゴミの消臭や土壌改良剤として製品化されている。
という事なので、日本人が作り方を教え、1ヶ月もネラシをして窯から出して、なお品質が低いというのは考えにくいです。
『炭火に魅せられて』というブログ[5]を見ると、マレーシア林野庁が製造した炭に関しては「網焼きで使用しましたが、特に臭いが付く等はありませんでした」との実験結果が記されており、島根大学の吉村哲彦さんが調査した結果とも合致します。つまり、マレーシア林野庁の製造したマングローブ炭は網焼きに使用しても特に臭いが付く等は無い、と結論付けられます。ブログを出典にできるかというのはありますが、写真があって実際に実験した事は明らかですし、内容的にも「それはそうだろうな」と納得のいくもので、現存しない「愛媛工業技術センター」が試験したとする、検証ができず事実とは考えにくい記述よりは、Wikipediaに書くにふさわしい内容です。
質の高いマングローブ炭が存在するなら、「マングローブ炭=粗悪で危険な木炭」という記述はできません。マングローブ炭に良いものと悪いものがあるなら、ことさら原料がマングローブだから悪い、という主張はできません。良い炭と悪い炭があるなら、原材料や製造場所には依存しません。
一方、国立環境研究所のニュースでは「マングローブ樹種で作られる炭は上質で硬くて重く,火力が強くて長持ちします」[6]とあります。
- 提案
「愛媛工業技術センター」は現存せず、Wikipediaの記事の元になったデータが確認できないのでは、Wikipedia:検証可能性を満たさない。また、出典は「愛媛工業技術センター試験」に基づくとする記述が、誰もデータを確認できない筈なのに幾度も編集されているのは問題です。
この記述は木炭には2011年1月3日 10:46の編集で、七輪には2011年1月3日 11:12 の編集で、共に KunoKuni さんにより追記されたのですが、投稿記録を拝見しますと、2012年5月25日以降は記録がありません。2月7日に利用者‐会話:KunoKuniさんの所にお願いを記しておきましたが、返事は得られないかと思います。こうなると「愛媛工業技術センター試験」なるデータは、無い物として扱う以外に無く、一定期間待っても出典が示されなければ、この記述をどうしようかという話に移るのが良いと思われます。
- ノートで用いた出典
- ^ 『炭のすべてがよくわかる炭のかがく』柳沼力夫、誠文堂新光社、2003年7月、p.96
- ^ 『木酢液・炭と有機農業』三枝敏郎、創森社、1998年10月、p.16
- ^ 『炭のすべてがよくわかる炭のかがく』柳沼力夫、誠文堂新光社、2003年7月、p.7
- ^ 旅の記録~マングローブ炭の生産地を訪ねて 吉村哲彦、島根大学
- ^ マングローブ炭 『炭火に魅せられて』
- ^ マングローブと環境問題 (2007年度 26巻4号)国環研ニュース 26巻
以上、ご意見の程をよろしくお願いします。--114.180.131.173 2015年3月2日 (月) 08:10 (UTC)
告知の件
[編集]本記事の問題は最近、話題になっているサラ・スピッツと同様だと判断しました。最初から実在せず、検証のしようの無い虚偽を元に、マングローブ炭を中心とした海外産炭に、
- マングローブ炭=粗悪
- マングローブ炭=危険
という細工された情報を広めることで、Wikipedia を利用して大衆の認識に影響を与え、国産炭の販促を狙った物と思われます。ちなみに、話題になっている『サラ・スピッツ』の件に関連する情報や議論はこちらです。
- 存在する? 出版が確認出来ない出典のWikipedia記事問題
- 『Wikipedia』日本語版で突然浮上した謎の出版社『央端社』の刊行物出典問題
- 実在しない出版社の本を参考文献として上げていたWikipediaの記事が複数見つかる
西村博之氏の発言をもじると、「Wikipedia は(アカウントユーザーであっても実名で活動している人は稀なので結局は)匿名が前提であり、嘘や誹謗中傷が書かれることもある」「うそはうそであると見抜ける人でないと(Wikipedia を何かの参考にするのは)難しい」となりましょうか。Google で検索すると上位に来るため、宣伝や嘘、誹謗中傷には Wikipedia にそれと判らないように書くと効果的である以上、2ちゃんねるよりも難しいかもしれません。
- 実在しない試験データ
「マングローブ炭=粗悪&危険」論の根拠とされている”愛媛工業技術センター試験”が検証不可能で、最初から実在しない架空の物である疑いに関しては以前に述べた通りです。むしろ、誰一人検証できない内容が長年、不問にされなかった方が問題に思います。
↑不問にされなかったって(苦笑)逆だろ。正確な意味が判ってない単語使うなよ。もしかして「問題に付されなかった」とか言いたかったの?いずれにしろ、「問題にされなかった事それ自体が問題に思います。」とかで良いだろうよ。
- 虚偽内容に書き換えられた動画の説明
動画に関しても、事実とは異なるマングローブ炭に対する偽情報が記載されていると判断しました。右の動画は、「じへいの動画解放軍」というチャンネル名で商品レビューなどを中心に活躍しているユーチューバーの、じへいさんがCCライセンスで公開してくれている真っ赤に燃える木炭2という動画を悪用したものと判明しました。
これと同じ炭が燃えているものを撮影していると思われる別の動画には、じへいさんの説明として「寒い時は大画面でこの動画を再生してくださいきっと温まることでしょう? スマホで再生すれば気分はカイロです。」と書かれています。何らマングローブ炭を批判する内容にはなっていません。
CCライセンスで公開されているほうの動画は、じへいさんご自身によってコモンズにアップされており、File:Red charcoal.ogvの説明には「日本語: 真っ赤に燃えている炭です」と書かれています。マングローブ炭であるとは書かれていません。
この、じへいさんが善意でアップしてくれた動画が、マングローブ炭を貶めるために改変されています。その改変の経緯を追ってみましょう。
- Jihei による 2011年10月21日 (金) 12:05
- 「真っ赤に燃える木炭」と説明がつけられています。これが、じへいさんが意図した内容です。
- STRONGlk7 による 2012年6月4日 (月) 10:52
- 「パンパンと爆跳が起きている状態の木炭(欧米炭)」と説明が変更されています。なにを根拠にそう書き換えたのでしょうか。
- STRONGlk7 さんにより 2012年10月31日 (水) 18:01 に行われた編集
- 同じ STRONGlk7 により、今度は「パンパンと爆跳が起きている状態の木炭(マングローブ炭)」と説明が変更されています。なぜでしょうか。
- また、この時に併せて「オガ炭は構造上爆跳がほとんど起きない」と説明を付し対比として追加されたFile:BurningOgatan(JapaneseBriquetteCharcoal).theora.ogv 動画は、作者 STRONGlk7 とあります。
バイオーム的に考えても、マングローブは、「熱帯 - 亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地に成立する森林」とあるので、欧州にマングローブというのはおかしい。このようにコロコロを変えられたのでは「出典偽装」と言うほかは無く、「マングローブ炭叩き」「国産炭のコマーシャル」です。なお、STRONGlk7 さんはブロックされているようで、問い合わせをする事ができません。
- 本記事の改善について
故意の出典偽装が複数、見つかるとなると「以前に書かれたものだからいちいち出典はついていないが詳しそうだから信頼して大丈夫だろう」という性善説に立って記事を信頼する事はできなくなりました。疑いの目で記事を見直すと、出典の無い独自研究が多いです。現在の Wikipedia 記事に求められているように、出典無く検証できない記述は削除とする、志ある方に図書館で出典を調査しゼロから書き直してもらう、あるいは英語版から翻訳する、などの対処が必要かと思います。
また、編集傾向が似ている利用者が複数、編集を行っています。共通する傾向は
- プレビュー機能を知らないかのような短時間連続投稿を行う。
- 外国産炭叩きと国内炭の宣伝を書く。
- 練炭、豆炭、七輪、オガ炭、成形木炭、白炭、のように関連ある項目も編集。
- ある程度の専門的知識を有している模様。
です。本記事でこれに該当するのは、KunoKuni さん、Upyui さん、STRONGlk7 さん。他にもいらっしゃいますが。
サラ・スピッツの件でも事態収拾に苦慮しているようですが、パッと見ただけで、オガ炭、黒炭、七輪、オガライト、バーベキュー、焼肉に、同様の外国産炭叩きと国内炭の宣伝が書かれていました。外国産炭に質の良い物と悪い物があるとしても、虚偽を元に「マングローブ炭=粗悪&危険」と断じるのは正しくありません。Google で「木酢液を抜く工程」や「木酢液のような異臭を伴い、食味や口内に違和感や嘔吐感、頭痛」のキーワードで検索すると、Wikipedia から引用しているサイトが多数ヒットし、すっかり Wikipedia の記事を発信源とする”定説”が定着しているようです。 --114.181.36.77 2015年7月4日 (土) 01:21 (UTC)
- 報告2ヶ月以上放置されているようですが、Wikipedia:検証可能性が著しく欠如しており、Wikipedia:独自研究は載せないに則り各項目のマングローブの箇所をコメントアウトしました。なお、出典が確認できない「愛媛工業技術センター」は原則却下とし、出典がない状態でコメントアウトを外されるなどの行為が見られた場合、Wikipedia:投稿ブロックの方針内にある「虚偽情報の記載」および「宣伝・広告投稿、目的外利用」に基づきWikipedia:コメント依頼を経てWikipedia:投稿ブロック依頼を検討させていただく場合があります。--またーり(会話) 2015年9月6日 (日) 15:37 (UTC)
- 練炭において、多くの無効な出典を発見したため(ノート:練炭参照)これらの記載をした利用者:KunoKuni氏の履歴や会話ページを追ってこちらの議論を知りました。練炭での数多くのいいかげんな出典でもわかるように、この編集者はきわめて信用できないと考えています。
- このような場合にコメントアウトすることは、単に臭い物に蓋をするだけの処置であり、あまり望ましい処理とは思えません。コメントアウトに気がつくのは、その記事に手を入れようとした編集者だけですから、他の人に問題点が気づかれにくくなり、問題の記載がいつまでも残ってしまう結果にもなりかねません。このような場合は{{要出典範囲}}や{{要検証}}などのテンプレートを使って読者と編集者にはっきり問題点を示し、しばらく待ってからだれもまともな出典が付けられないことを確認した上で「出典無し」ということで堂々と除去するべきです。
- そういうわけで、本記事をはじめ、七輪、焼肉、バーベキュー、、オガ炭、黒炭でコメントアウトされた部分に関しては、コメントアウトを除去の上で{{要出典範囲}}または{{出典の明記}}タグを貼布しました。このまま3週間くらい待った上で、まともな出典が提示されなければ除去してしまって構わないでしょう。
- 一方、問題となっている「マングローブ炭の異臭」に関しては、すでに要出典範囲タグがつけられてから数ヵ月経過しており、唯一の「愛媛工業技術センター」が虚偽出典であることがほぼ確定した以上、コメントアウトの必要さえなく、出典無しという理由で完全に除去されるべきです。そこで、上述の記事群に記載されていた「マングローブ炭の異臭」に関する問題の記載はすべて除去しました。--Loasa(会話) 2015年12月6日 (日) 10:26 (UTC)
外部リンク修正
[編集]編集者の皆さんこんにちは、
「木炭」上の1個の外部リンクを修正しました。今回の編集の確認にご協力お願いします。もし何か疑問点がある場合、もしくはリンクや記事をボットの処理対象から外す必要がある場合は、こちらのFAQをご覧ください。以下の通り編集しました。
編集の確認が終わりましたら、下記のテンプレートの指示にしたがってURLの問題を修正してください。
ありがとうございました。—InternetArchiveBot (バグを報告する) 2017年10月7日 (土) 03:43 (UTC)