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ノート:泉福寺 (国東市)

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「泉福寺開山堂 附 開山無著和尚墓塔」の読みについて

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「泉福寺開山堂 附 開山無著和尚墓塔」については、以下の通り、「せんぷくじかいざんどう つけたり かいざんむちゃくわじょうぼとう」と読んでいる例が複数ある一方、「せんぷくじかいさんどう つけたり かいさんむちゃくおしょうぼとう」と読んでいる資料は見つかりませんでしたので、「せんぷくじかいざんどう つけたり かいざんむちゃくわじょうぼとう」に戻させていただきました。--OiOiO 2007年8月19日 (日) 07:33 (UTC)[返信]


OiOiOさん(名前の読み方がわかりませんが)、大分県の文化に関する継続的な投稿、お疲れさまです。また、ノートページに差し戻し理由をきちんと明記してくださり、ありがとうございます。さて、「泉福寺開山堂 附 開山無著和尚墓塔」の読み方ですが、結論から先に言いますと、やはり「せんぷくじかいさんどう つけたり かいさんむちゃくおしょうぼとう」と読むのが妥当です。問題は「開山」「和尚」という2つの仏教語の読み方ですが、大分県教育庁のサイトにあるような「かいん」「わじょう」という読み方は推奨できません。他のところでも同じようなことを述べましたが、教育委員会とか教育庁とかのサイトに載っている情報が正しいとお思いになるのは無理もなく、責められるべきは投稿者ではなく教育庁の方でしょう。「開山」も「和尚」も固有名詞ではなく、一般名詞の仏教語であり、百科事典であるウィキペディアとしては一般的・標準的な読み方を提示すべきです。これだけではご納得いかないかもしれないので、もう少し詳しくご説明しましょう。まず「開山」はウィキペディアの記事「開山」を見ても読みは「かいん」となっており、濁音で「かいん」とはあまり言わないと思います。「開山の像を安置する建物」という意味の「開山堂」については、「かいんどう」より「かいんどう」の方が発音しやすいためか、「かいざんどう」と濁る場合もあるようですが、必ず濁ると決まっているわけではなく、「かいんどう」の方が標準的な読み方でしょう。手元にある「週刊朝日百科 日本の国宝」を見ると「東大寺開山堂」「永保寺開山堂」の読みは「かいんどう」となっています。次に「和尚」ですが、これは「おしょう」が正しいか「わじょう」が正しいかという問題ではなく、宗派によって読みが異なるのだということをご理解ください。これもウィキペディアの記事「和尚」を参照すればわかりますが、「和尚」には「わじょう」「かしょう」「おしょう」の3通りの読みがあり、禅宗では「おしょう」と読みます。泉福寺開山の無著和尚は禅僧ですから、「おしょう」と呼ぶべきであり、実際にもそう呼ばれていたはずです。「禅宗では『おしょう』と読む」ということは、『仏教語大辞典』(東京書籍)、『日本佛教語辞典』(平凡社)、『総合佛教大辞典』(法蔵館)等、さまざまな文献に明記されており、検証可能です。たとえば「一休和尚」は「いっきゅうおしょう」であり、「わじょう」とは言いません。大分県教育庁のサイトで「わじょう」と読んでいるのは単純な誤りであり、「宇佐神宮・国東半島を世界遺産にする会」のサイトは教育庁のサイトの誤りを引き継いでいるものと思われます。(「世界遺産にする会」のサイトには、他にも教育庁のサイトにある誤植をそのまま引き継いでいる箇所があります。)--Urania 2007年8月22日 (水) 08:26 (UTC)[返信]
詳細なご説明ありがとうございます。一般論としては非常に説得力のあるご説明だと思いますが、Uraniaさんが「開山堂」を「かいさんどう」と読むことも「かいざんどう」と読むこともあると指摘されているとおり、固有名詞の読み方は常に通則に沿うものではありません。また、ご存知かとは思いますが、Wikipedia:検証可能性においては、「ウィキペディアに執筆してよいかどうかの基準は「真実であるかどうか」ではなく「検証可能かどうか」です。」とされており、本件の場合には一般論としての「開山堂」や「和尚」の読みから真実を考察するよりも、固有名詞である「泉福寺開山堂 附 開山無著和尚墓塔」をどう読むかについて検証可能なソースが提示されることが重要ではないかと思います。そして、現在のところ、そのソースにあたるものは、当方が挙げた大分県教育庁等のサイトのみですので、とりあえずはこのソースにしたがった記載とすることが適当ではないかと思います。もちろん、Uraniaさんがさらに調査をされて、本件の読みについてのより適切なソースを示していただければ、それに沿った記載に修正することに全面的に賛成いたします。--OiOiO 2007年8月22日 (水) 12:55 (UTC)[返信]
「和尚」の読み方について、十分にご理解いただけなかったようで残念です。「泉福寺開山堂 附開山無著和尚墓塔」という長大な文化財指定名称に総振り仮名を振った資料は、ご紹介の大分県教育庁のサイト以外にほとんどないと思います。しかし、この指定名称の中で固有名詞は「泉福寺」と「無著」だけであり、「和尚」は普通名詞です。したがって、「泉福寺開山堂 附開山無著和尚墓塔」全体の読み仮名を記したソースを提示する必要はなく、「和尚」の読み方がわかればよいわけです。繰り返しになりますが、禅宗では「和尚」を「おしょう」と読むのが決まりであり、大分県教育庁のサイトにある読み仮名は間違いです。よろしくご理解願います。一般名詞をどう読むかについて「検証可能性」を持ち出すまでもないと思いますが、念のため「禅宗では『和尚』を『おしょう』と読む」ということが検証可能な資料を上の方で複数提示しており、Wikipedia:検証可能性に照らしても問題ありません。以上により、「わじょう」は「おしょう」に修正させていただきます。--Urania 2007年9月2日 (日) 06:37 (UTC)[返信]