ノート:波游ぎ兼光
表示
ここは記事「波游ぎ兼光」の改善を目的とした議論用ノートページです。 |
記事名について
[編集]記事名の変更。記事とノートのリダイレクトについては保留。--遡雨祈胡(会話) 2020年5月6日 (水) 15:31 (UTC)
http://chaos2ch.com/archives/3033845.html の記事から来たのですが、 そちらには「波游」とありました。 --118.86.63.184 2011年9月16日 (金) 02:10 (UTC)itochan
- 上記の議題は昔のものですが、『日本刀大百科事典』の内容からもしかしたら記事名が適切でない可能性があります。つきましては皆様に調査にご協力いただきたいです。簡単に言うと、掲載されていた文献でどの名称で掲載されていたか書誌情報と共に記録を残していただけますと幸いです。以上、よろしくお願いいたします。--遡雨祈胡(会話) 2019年11月16日 (土) 11:10 (UTC)
- 返信 失礼いたします。『BRUTUS』(2018年9月15日刊行、877号)46頁には、「波游ぎ兼光」と紹介されていました。また、ページ数は失念しましたが小和田泰経著『刀剣目録』(2015年刊行)にも「波游兼光」と記されておりました。一方で、杉浦良幸監修『知っておきたい日本の名刀』(2015年)200頁では「波泳ぎ兼光」と記載されており、昭和8年7月25日の重要美術品認定時の官報を確認したところ、号としての記載はなく「波およき末代劔兼光也」と銘のみの記載となっておりました。私としては現在の所有関係団体である一般財団法人日本刀剣博物技術研究財団での記載が「波游ぎ兼光」となっているため「波游ぎ兼光」が一番適切かと思いますが、元々の銘が「波およき」となっていて”波游ぎ”なのか”波遊ぎ”なのか厳格に決まっていない点と”游”という字が常用漢字外であるため、代用字として”遊”の表記でも問題ないかと思います。なお、WP:NC#KANJIでは固有名詞には常用漢字外でも問題がないと表記されておりますので、記事名変更の賛否については「どちらでも良し」という意見だと念のため附言させていただきます。--従六位上河内介(会話) 2019年12月15日 (日) 12:59 (UTC)
- コメントでおそらく誤ってコピー&ペーストしたものと判断して一部コメントアウトさせていただきます。悪しからずご了承ください。--遡雨祈胡(会話) 2019年12月15日 (日) 13:53 (UTC)
- 古い資料では享保名物帳Ⅰ類・Ⅱ類が軒並み「波游兼光」・「波游」。概して享保名物帳を論じている資料では《波游(兼光)》と記述されることが多い気がするのですが、2011年の日本刀展覧会カタログ『名剣刀剣 ―宝物の日本刀―』は論文を二つ掲載していて、渡邉妙子「名物・名刀の銘が語るもの」の方は「波泳兼光」、佐藤豊三「日本の伝統的美的価値「名物」と刀剣」の方は「波游兼光」と表記していたりするので、一概には言えないかもしれませんね。福永酔剣の著作も意外と話が面倒で『日本刀よもやま話』には「浪およぎ兼光」という小章と「名刀波游ぎ」という小章があったりします。もっとも《浪》の字を使うものはたぶん『太閤記』の豊臣秀次の切腹場面の本文の影響で、ウィキペディアの記事名として採る必然性は低いと思われます。個人的には日本刀剣博物技術研究財団の「波游ぎ兼光」か享保名物帳の「波游兼光」か…。システム上の制約等がないなら遊よりは游のほうが伝統的で良さそうな印象(好み)です。--小萩きりく(会話) 2020年3月25日 (水) 08:17 (UTC)
- コメントでおそらく誤ってコピー&ペーストしたものと判断して一部コメントアウトさせていただきます。悪しからずご了承ください。--遡雨祈胡(会話) 2019年12月15日 (日) 13:53 (UTC)
- 返信 失礼いたします。『BRUTUS』(2018年9月15日刊行、877号)46頁には、「波游ぎ兼光」と紹介されていました。また、ページ数は失念しましたが小和田泰経著『刀剣目録』(2015年刊行)にも「波游兼光」と記されておりました。一方で、杉浦良幸監修『知っておきたい日本の名刀』(2015年)200頁では「波泳ぎ兼光」と記載されており、昭和8年7月25日の重要美術品認定時の官報を確認したところ、号としての記載はなく「波およき末代劔兼光也」と銘のみの記載となっておりました。私としては現在の所有関係団体である一般財団法人日本刀剣博物技術研究財団での記載が「波游ぎ兼光」となっているため「波游ぎ兼光」が一番適切かと思いますが、元々の銘が「波およき」となっていて”波游ぎ”なのか”波遊ぎ”なのか厳格に決まっていない点と”游”という字が常用漢字外であるため、代用字として”遊”の表記でも問題ないかと思います。なお、WP:NC#KANJIでは固有名詞には常用漢字外でも問題がないと表記されておりますので、記事名変更の賛否については「どちらでも良し」という意見だと念のため附言させていただきます。--従六位上河内介(会話) 2019年12月15日 (日) 12:59 (UTC)
大分時間が空いてしまいましたが、ちょうどいい機会かなと思ってお二方にご協力頂いた者を表にまとめてみました。
名称 | 著者 | 文献 |
---|---|---|
波游ぎ兼光 | 橋本麻里 | 『BRUTUS』(2018年9月15日刊行、877号)46頁 |
波游兼光 | 小和田泰経 | 『刀剣目録』(2015年刊行) |
波泳ぎ兼光 | 杉浦良幸 | 『知っておきたい日本の名刀』(2015年)200頁 |
波およき末代劔兼光也 | (略) | 昭和8年7月25日の重要美術品認定時の官報 |
波游ぎ兼光 | (略) | 一般財団法人日本刀剣博物技術研究財団 |
波游兼光・波游 | (略) | 享保名物帳Ⅰ類・Ⅱ類 |
波泳兼光 | 渡邉妙子 | 「名物・名刀の銘が語るもの」2011年の日本刀展覧会カタログ『名剣刀剣 ―宝物の日本刀―』 |
波游兼光 | 佐藤豊三 | 「日本の伝統的美的価値『名物』と刀剣」2011年の日本刀展覧会カタログ『名剣刀剣 ―宝物の日本刀―』 |
浪およぎ兼光・名刀波游ぎ | 福永酔剣 | 『日本刀よもやま話』 |
浪游兼光 | 小瀬甫菴道喜 輯録 | 『甫庵太閤記』 |
太閤記の箇所はどう書かれたか分かり辛かったので意図的に省略しております。お二人のご意見とルール上の問題を加味して考えると、「波游ぎ兼光」が適切だと考えております。これから2週間ほど待ちますので、これと別の案がある、そのための出典もあるという方は提示いただけますでしょうか。もし2週間だと足りない、という場合は、お気軽にご相談頂ければ再度時間を取りますので、とりあえず現状異論があればご連絡ください。異論が内容であれば合意済みとして、移動依頼に提出いたします。以上、よろしくお願いいたします。--遡雨祈胡(会話) 2020年4月14日 (火) 15:11 (UTC)補足情報をいただいたので追加。--遡雨祈胡(会話) 2020年4月15日 (水) 12:25 (UTC)
- 端折りすぎて分かりにくくしてすみませんでした。『甫庵太閤記』の関白秀次切腹の場面での表記は「浪游兼光」です(左ページの右下隅)。それで刀剣関連書にかぎらず「浪游(兼光)」と記す本がときどきあります(谷崎潤一郎のこの作品など)。ですが表にまとめていただいた諸資料のほうがより判断材料に相応しいでしょうから、この用字については考慮に入れなくてもよいと思います。--小萩きりく(会話) 2020年4月15日 (水) 09:48 (UTC)
- すみません、わざわざありがとうございます。谷崎のものは除外、甫庵太閤記を追加いたしました。--遡雨祈胡(会話) 2020年4月15日 (水) 12:25 (UTC)
- 考えてみたら移動依頼のいらないケースで、概ね合意が取れている状態と判断して移動いたしました。現状記事、ノート共にリダイレクトは残してあります。一応今更ではありますが解明提案のページに後ほど記載し、何もなければ終了としようと思いますが、何か気になることなどありましたらお気軽に記載いただけますと幸いです。--遡雨祈胡(会話) 2020年4月29日 (水) 18:03 (UTC)
- 異論などなさそうですので終了とします。なお、本件の決定は今後覆される可能性はありますが、その際調査内容などを確認いただけますと幸いです。この度はご協力いただきましてありがとうございました。--遡雨祈胡(会話) 2020年5月6日 (水) 15:31 (UTC)
- 考えてみたら移動依頼のいらないケースで、概ね合意が取れている状態と判断して移動いたしました。現状記事、ノート共にリダイレクトは残してあります。一応今更ではありますが解明提案のページに後ほど記載し、何もなければ終了としようと思いますが、何か気になることなどありましたらお気軽に記載いただけますと幸いです。--遡雨祈胡(会話) 2020年4月29日 (水) 18:03 (UTC)
- すみません、わざわざありがとうございます。谷崎のものは除外、甫庵太閤記を追加いたしました。--遡雨祈胡(会話) 2020年4月15日 (水) 12:25 (UTC)