コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ノート:海行かば

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

「海行かば」は軍歌です。Wikipediaは政治的思想の主張やニュース速報の場ではありません。八千代市の問題となる前の版に差し戻し願います。--提督会話) 2018年3月4日 (日) 05:40 (UTC)--提督会話2018年3月5日 (月) 07:22 (UTC)[返信]


主に以下の理由により、八千代市教育委員会の判断に関する産経新聞報道が明るみになる以前まで本項目の冒頭にあった「軍歌」という記述を完全削除するのは妥当では無いと考えます。

① 世間一般的に、カラオケのジャンル、CDコーナー、YouTube等のタイトルにおいて当該楽曲は基本的に「軍歌」にジャンル分けされています。

② Wikipediaの「軍歌」の項目にリストアップされています。

③ ニコニコ大百科では「海行かばとは、万葉集にある、大伴家持の詩を基に作られた軍歌。」と記載されています。

④ 今回新たに「軍歌か鎮魂歌か」という項目が追記されておりますが、従来あった冒頭の「軍歌」という記述をあえて完全削除することにより、結果として、当該項目に関連し引用記事における主催者側のみの主張を取り込み、中立性を欠いている状態かと思われます。

⑤ この楽曲をあえて「軍歌」ではなく「国民歌」とだけのみ定義するのであれば、より丁寧な解説が必要と考えます。

提督会話) 2018年3月6日 (火) 08:42 (UTC)--提督会話2018年3月6日 (火) 08:43 (UTC)[返信]

@提督さん、こんにちは。まず、①②③④⑤はWikipedia:信頼できる情報源でないことを理解していただければ幸いです。つまり、ウィキペディアでは、それらを根拠に「海行かばは軍歌だ」と主張することはできないのです。この歌は一義的には「国民歌謡」のようなのですが、私も、二次資料で「軍歌」に分類されているケースも見たことがあります。何かのついでに調べておこうと思います。Takabeg会話2018年7月7日 (土) 14:03 (UTC)[返信]

  • コメント Wikipedia:コメント依頼より参りました。Google Scholarで「海ゆかば 軍歌」「海ゆかば 唱歌」で検索すると「海ゆかば」を軍歌と位置づけている論文が多数見つかります。例えば直近の論文に『1886年における「軍歌」の誕生/明治期における「文学」の形成過程をめぐる国民国家論(16)』(pp.243-270)ISSN 2433-9180という唱歌や新体詩から成り立つ軍歌を主題とした論文がありますが、この中では「軍歌・愛国歌のひとつ「海ゆかば」がある」(p.244)と明確に述べられています。「国民歌謡のひとつ」とするよりは「国民歌謡であり愛国歌・軍歌のひとつ」とするほうがまだ読者に対し親切であろうと考えます。--Strangesnow会話2019年4月10日 (水) 04:23 (UTC)[返信]
  • この記事のことを完全に忘れてしまったわけではないのですが、他の記事に気がとられていて、ちょっと忘れていました。軍歌集とか軍歌を集めたCDとかに『海行かば』が入っていることは確かに多いですよね。

まず、Strangesnowさんが提示してくれた、大本達也「1886年における「軍歌」の誕生/明治期における「文学」の形成過程をめぐる国民国家論(16)」『鈴鹿大学・鈴鹿大学短期大学部紀要 人文科学・社会科学編』2号 2019-03-29.、ダウンロードできるので、読んでみました。

「軍歌と言うと、パチンコ屋で鳴っている「軍艦マーチ」を連想する人もいるだろうし、右翼の街宣車が流す音楽を思い浮かべる人もいるだろう。「ここは御国を何百里」と口ずさめる人もまだ多いのではないだろうか。そんな軍歌・愛国歌のひとつに「海ゆかば」がある[小松 2017a]。 」

と書かれています。大本さんが出典として提示しているのは『中日新聞』に掲載された小松泰静(2017a)「「海ゆかば」の実像(上)大伴氏の家訓時代に翻弄」『中日新聞』(7 月15日) という記事です。著者の方は中日新聞名古屋出版部の職員の方のようです。信頼できる情報源基準に当てはまるか疑問がありますが、そもそも小松さんが書いたこの記事には鎮魂歌第二国歌、準国歌なみの扱いという表現は見当たりますが、軍歌という単語は一度も出てきません。大本さんが「軍国主義を助長した」という表現を脳内変換してしまったのか、虚偽出典なのかは分かりません。大学の紀要なので審査が無かったのか甘かったというところでしょう。

Google Scholar では、他にもいくつかヒットしていましたが関係ないものも多くて、林浩平「『戦争のなかの詩人たち――「荒地」のまなざし』(『日本文学』2013年) という書評の "家持の歌に信時潔が曲をつけた軍歌である「海ゆかば」"と、林ひふみ「台湾先住民映画としての『海角七号』(1)一映画史における「原住民」像の変遷」(『明治大学教養論集 通巻472号(2011.9) pp.33-61.) の41頁の "軍国美談に仕上げられたのが『サヨンの鐘』である。歌う映画女優であった李香蘭が,「台湾軍の歌」や「海ゆかば」などの軍歌を朗々と歌って聞かせる。"、葉口英子「戦時下における子どもの歌 : 少国民文化と音楽」(『静岡産業大学情報学部研究紀要』2009年)の217頁には、「1942年3月の放送では、栃木県第一国民学校の小学生による『海ゆかば』の吹奏 楽がスタジオから中継放送された(図1)。このように、放送局が主体となって、軍歌の演奏をおこなう子どもの楽団をラジオに登場させるといった番組もさかんに放送された」とあり、海行かばを軍歌だと思っている人々も少なくはない、ということは分かります。

東儀季芳作曲のほうは、海軍儀制曲なので、軍歌になるのではないかと思いますが、信時潔作曲の『海ゆかば』のほうは、ちょっとどうかなと思います。と思ってちらっと検索したら、谷村政次『歌と禮式曲 : 帝國海軍の音樂遺産と海上自衛隊』 出版協同社, 2015年12月、の274頁の「海行カハ」と「海ゆかば」 という章では、"「トラ・トラ・トラ!」の将官礼式、海軍儀制曲「海行カハ」と国民唱歌「海ゆかば」、二人の作曲者、「海行カハ」の調性" となっています。7月に調べたとき、いろいろあたっているのですが、研究者ベースでも、軍歌の定義や軍国歌謡の定義 (戦時歌謡というのは戦後の造語のようです) が人によって違う、と書いています。必要であれば、調査結果を提示することになりますが、そもそも、ウィキペディアのガイドラインの一つであるWikipedia:スタイルマニュアル (導入部)には、「最も重要な点—あらゆる著名な論争も要約することが推奨されます」とあります。したがって、もし「軍歌―鎮魂歌」論争が「著名な論争」であると見做されるなら、論争が存在しているということをリード文 (導入部) に書いてもいいでしょう。ただ、この記事の本文を読む限り、八千代市のローカルネタにすぎないように思えるのですが。。。 また、「導入部は中立的な観点を伴った理解しやすい表現にて、明確に記述されることが推奨されています」とありますので、例えばこういう表現は100%アウトです。社会通念なんていう言葉を使って定義というかごり押ししちゃだめですよ。結局、八千代市の市教委ないしは市教委の担当者の意見なわけですから。

二次資料にはなりませんが、平和公園「水辺のコンサート」という動画を見つけました。ここはウィキペディアですから、両論併記、つまり多様性が大切だと考えます。「国民歌謡であり愛国歌・軍歌のひとつ」というのには、「鎮魂歌」が抜けているので、妥当ではないと考えます。まず「国民歌謡」と定義付けして、「軍歌」や「鎮魂歌」や「第二国歌」や「準国歌」その他もろもろのものは、「説」や「主張」のレヴェルの表現にするのがよろしいと考えます。それでは。Takabeg会話2019年4月10日 (水) 10:49 (UTC)[返信]

Takabegさんが「海行かばを軍歌だと思っている人々も少なくはない、ということは分かります。」と仰るとおり、複数の、そして少数ではないWikipedia:信頼できる情報源で軍歌であると言及されているという事実だけで、軍歌との表記することについては問題ないと考えています。前段で併記にしたのは単なる例であり「まず「国民歌謡」と定義付け」しその他を「「説」や「主張」のレヴェルの表現」とすることに対しては、今のところ特に意見はありません。(第一義に国民歌謡とするのが最も良いのか調べるまとまった時間がしばらく取れそうに無いので。すみません)--Strangesnow会話2019年4月11日 (木) 02:47 (UTC)[返信]
調べられる限り、百科事典と音楽事典の類を閲覧しました。東儀版のほうを軍歌としているものはありましたが、信時版のほうを軍歌と定義しているものは見当たりませんでした。宗教ジャーナリストの小川寛大さんが"軍歌「海ゆかば」"と書いているのを見つけましたが、音楽専門家ではないです。音楽評論家の佐々木光さんは山田耕作信時潔に戦争責任があると主張し「海ゆかば」のことを激しく批判していますが、軍歌だとはいっていないんです。軍歌集とかCDとかに入っている事実に関しては、別のところで「軍歌と誤解された」という記述は見つけましたが。。。上に挙げた論文の著者である林浩平さんも、林ひふみさんも、葉口英子さんも音楽専門家ではないですし、主張しているという訳ではなく何気に書いているだけですから、二次資料・三次資料のないまま、信時版の「海ゆかば」を軍歌と定義つけるのは、独自研究になってしまうので、避けて、音楽専門家でない方のものは、あくまでも主張・意見として採り上げるのが妥当だと考えます。-- Takabeg会話2019年5月8日 (水) 15:07 (UTC)[返信]