ノート:神経発生

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記事名または内容について[編集]

記事名もこれでいいのかちょっと不安。神経形成も同じくらい見るような。少なくとも発生と言うよりは、形態形成の一部の印象が。

ただ、それ以上に気になるのは、「胚や胎児期に最も活性化し、脳の形成や発達に重要な役割を果たす。成長するにつれて発生量は減少していくが、海馬や脳室下帯では成人後も続くことが確認されている」とあるにもかかわらず、肺や胎児での記述が完全にないこと。あるのは後半部分のみです。しかも、歴史を見れば、この記事そのものの目的がその部分にのみあるようです。

とすれば、記事名は、(仮に神経発生でよいならば、ですが)『成人における神経発生』とか『成熟後の神経発生』とか、そんなものであるべきではないのかと思います。ご意見をお聞かせ下さい。--Ks会話2014年6月1日 (日) 12:04 (UTC)[返信]

題名についてですが、「neurogenesis」を辞書で検索して一番出てきたものから並べたので、「神経発生」が日本の研究者の間で最も一般的であるのかは分かりません。個人的には「ニューロン新生」の方がありかなとは思います。ただ「神経形成」を題として利用するのは適切ではないと思います。というのも、neurogenesisというのはあくまで「神経細胞の発生(幹細胞からの分化)」であって、「神経系(組織)の形成」を述べているものではないからです。
この記事の内容に関してですが、確かにご指摘の通り殆どが成体の神経発生についてですね。特に「歴史」はまんまそうですね。研究分野として、そちらに焦点が当てられることが多いので、そのような内容に終始してしまったことは反省しています。ただ、記事の題を「成体における〜」とすると他の部分で矛盾が出てきてしまうので、導入の段落で一文入れつつ、「歴史」を「成体における神経発生(記事の題名)の発見(研究史)」とすれば、矛盾もなくなり、神経発生についてはそれが大事なんだな、ということも分かるのではないでしょうか。(--XcreX会話2014年6月2日 (月) 09:06 (UTC)[返信]
私はこの分野には暗いので、判断出来ない部分が多いのですが、「神経細胞の発生(幹細胞からの分化)」というふうに、『神経細胞の発生=幹細胞からの分化』であるとの判断は正しいのでしょうか?生物学において発生という場合、基本的には受精卵から個体の構造が出来上がる過程を指すもの、あるいはそれに類する、付随する現象が第一義であろうと思うのですが。もちろん文化が発生生物学的に重要なものであるのは分かってますけど。
それと、「胚や胎児期に最も活性化し」とある以上、こちらの方が重要なのは当然のことでしょう。歴史から察するに、成人でのそれがごく最近の発見であること、それに多分再生医療がらみの意味もあり、現在強く注目されている、という話ではないかと思うのですよ。注目されていることと重要であることとは違うと思うんですよ。例えば再生は発生生物学における問題ではあるでっしょうが、それはやはり正常な発生の下に位置づけられるのではないでしょうか。ですから、まっとうな発生の中での『神経発生』を一切欠いた記事に、その存在意義を求めるなら、これが成体におけるそれである、と言うこと以外にないのではないでしょうか。--Ks会話2014年6月3日 (火) 03:04 (UTC)[返信]
生物学で単に発生というと一般的には胚発生(Embryogenesis)を指しますが、分化や変異によって細胞が発生するとも言いますし、-genesisという語は、発生・新生・形成と色々訳されていますので、そこらへんは日本語訳の問題かと思います。ただ語の違和感と慣用的に利用されている専門用語とは別問題です。成体のNeurogenesisが発見された時代には幹細胞という概念が確立されていなかったわけですから、神経細胞が胚発生初期の神経細胞(組織)のように文字通り発生したと捉えられたのではないでしょうか。これはWikipedia著者個人が判断できることではありませんので、記事を作成するにあたってweblioで検索した結果を参考にしました。より厳密にしたいのなら、近年の日本科学会でどれが最も多く利用されているのかをリサーチしなければいけないでしょう。簡易的にはグーグルで検索するといいと思いますが、そうするとやはり「ニューロン新生」か「神経発生」かなと思われます。「神経形成」の場合は読んでもらえると分かりますが、「Neurogenesis」の意味で利用しているウェブページは見当たらず、やはり神経系や組織の形成になってしまいます。
神経発生(の研究)において、最も活性化する時期が最も重要だという認識は、残念ながら誤りだと言わざるを得ません。高等動物には神経系は必要不可欠であるので、胚発生期や胎生期に神経系を形成するために神経細胞数を増やすのは自明です。そして増やした細胞を精確に構築しなければならないため、この時期に重要なのは神経細胞の発生(Neurogenesis)そのものではなく神経系の発生・形成(Neural development、厳密にはNeurogenesisもここに含まれます)です。最初のノートでもそうですが、神経細胞の発生それ自体と神経系(組織)の形成を混同しておられるようですので、少なくともここでは明確に区別して頂きたいと思います。もし記事名を「成体における~」としてしまうと、記事内に矛盾が起こってしまうと前回書きました。これは、役割や制御(Regulation、訳はより適切なものがあるかもしれません)が成体に限らないからです。例えば学習や記憶は幼体にも当然重要な要素ですし、ストレスやエピジェネティクスは胎生期にも影響します。ただし明確な差というのは、比較的新しい分野であるので明言できるものではありません。神経発生の記事については、参考として英語版w:Neurogenesisや脳科学辞典のニューロン新生を読んでみてください。特に脳科学辞典はWikipediaのような匿名ではなく、著者名や編集者名を明記した歴とした研究者による著作物ですので、研究者が神経発生をどのように捉えているのかがよく分かると思います。(--XcreX会話2014年6月3日 (火) 17:19 (UTC)[返信]
分かりました。丁寧なご説明、ありがとうございました。--Ks会話2014年6月3日 (火) 20:53 (UTC)[返信]
どういたしまして。こちらこそ、ご指摘ありがとうございます。とりあえず「歴史」の部分は「成体における神経発生」へと、また誤解を生みそうな表現などは早急に修正しておきます。その他の細かい部分は追々修正・加筆していこうと思います。(--XcreX会話2014年6月4日 (水) 01:38 (UTC)[返信]