ノート:積極的平和主義
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記事の分割及びページの改名の提案
[編集]このページで使用されている平和学上の「積極的平和」と、第2次安倍政権が使用する(言葉自体はずっと前から出ていましたが)「積極的平和主義」は内容的にかなり異なるもの(前者は手段としての平和を重視するのに対し、後者は目的としての平和を重視する)であるため、なんらかの方法で対応した方が良いと思います。そもそも安倍政権が使う言葉が後追いなので、主義をつけた記事名は相応しくないのでは、と。
その際、どのようにすれば良いものか、ご意見を承りたく思います。試案ですが
- 「積極的平和」「消極的平和」は「平和学」の記事内で解説し、記事を分割。
- 「積極的平和」を新規作成し、平和学の意味である部分をこのページから分割。「消極的平和」についても同ページで解説する。
このどちらかをまず一番に考えています。次の段階ですが、
- 現在の記事は変えず、第2次安倍政権が使用する安全保障に関する意味をメインにして、平和学上の「積極的平和」はOtherusesで上記のどちらかへ誘導。
- 現在の記事を「積極的平和主義 (第2次安倍内閣)」へ変更。平和学上の「積極的平和」はOtherusesで誘導。
- 積極的平和主義 (第2次安倍内閣)という記事を新規作成。現在の記事は「積極的平和主義 (曖昧さ回避)」へ変更し、「積極的平和」と「積極的平和主義 (第2次安倍内閣)」へ誘導(詳細は記載しない)。
こんな感じかなと。最終的にはどちらの記事に比重を置くか、もしくは均等にするかという事ですが、どのようにすれば良いか、ご意見お待ちしております。--Mercurius(会話) 2015年3月6日 (金) 05:41 (UTC)
- 賛成 これに賛同→積極的平和主義 (第2次安倍内閣)という記事を新規作成。現在の記事は「積極的平和主義 (曖昧さ回避)」へ変更し、「積極的平和」と「積極的平和主義 (第2次安倍内閣)」へ誘導(詳細は記載しない)。--まっきんりい(会話) 2015年3月13日 (金) 07:58 (UTC)
- 賛成 「現在の記事は変えず、第2次安倍政権が使用する安全保障に関する意味をメインにして、平和学上の「積極的平和」はOtherusesで上記のどちらかへ誘導。」に賛成。「積極的平和主義 (第2次安倍内閣)」としてしまうと現在の第3次安倍内閣と矛盾するため。--Schwei2(会話) 2015年3月23日 (月) 12:47 (UTC)
- 編集が遅くなりすみません。思案しましたが、Schwei2さんの方式で編集いたしました。--Mercurius(会話) 2015年4月26日 (日) 17:50 (UTC)
海外から見た「積極的平和主義」という視点(言葉)について
[編集]現状、当記事は(まだ注目を浴びて日が浅いこともありますが)日本国内での議論や主張が主で、海外からの視点が不足しているのは確かです。 そこで、この場をお借りして議論したく提案させていただきます。
とりあえず確認したいことは、日本で言う「積極的平和主義」に相当する言葉はあるのか(特に英語圏で)ということです。
単に「平和主義」といえば、国際的に「非暴力・非軍事的手段により平和を達成する」ことであり、「積極的+平和主義」を直訳すれば「Proactive pacifism」となります(もしくは積極的平和+主義でも可能)。 当然翻訳する場合はこれと誤解されないために別の言葉で言い換える必要があり、外務省の翻訳では「proactive contribution to peace」となっていますが、これは「積極的平和主義」という言葉が日本で生まれた後に、海外で説明するための言葉だと思います。 また、他国で積極的平和主義の理念に似た国家戦略を掲げている国はあるのでしょうか。積極的平和主義の元祖アメリカは !?とされていますが、アメリカがとってきたのは介入主義(Interventionism)とされており、積極的平和主義とは内容に幾分か差があります。また、予防外交という考えもありますが、積極的平和主義はその手段の一部であり、全体ではない(そもそも予防外交の対象は国対国の戦争は含まない気がしますが)。そこで、日本が翻訳する前に海外で「積極的平和主義」に相当するものをそのまま表した言葉(できればスローガンのような)はあるのでしょうか。ご存知の方がありましたらご教授ください。--Mercurius(会話) 2015年4月30日 (木) 19:56 (UTC)
- まず、積極的平和主義は、平和学#消極的平和と積極的平和にもある通り、1942年にアメリカの法学者クインシー・ライトが唱えたことに起源を発する平和学の用語としては比較的古い用語です。もっともこの当時においては、積極的平和とは戦争だけではなく、貧困なども存在しない状態をさしたので意味が異なりますが。いつ用語の転用がされるようになったのかはわかりません。英訳ですが、外務省はProactive Contribution to Peaceと訳しています[1]。積極的な平和への貢献という意味になりますでしょうか。ご指摘のとおり、説明のための意訳だと思います。ジャパンタイムズは、Where will ‘proactive pacifism’ lead us?としています。これもご指摘のとおりです。ご摘示のブログは少々言葉がセンセーショナルでいただけませんが、日本の外交戦略より広義の積極的平和主義と思われます。国際法用語で言う「人道的介入」が近いと思います。国連憲章2条7項但書きの反対解釈として、「国際関心事項」にあたる場合、人権や「国際の平和と安全」のために積極的な行動を行うことは、加盟国の個別の合理的裁量に委ねられますが、これがアメリカの積極的平和主義だと思います(ユーゴ空爆の理由としてNATOが「国際関心事項」に当たることをあげています)。もっともこれまで国連平和維持活動などに参加しなかったため、日本はカネしか出さないと言われてきた状態から脱却を目指すという首相の考えから思慮すると、政府はPKOのような活動に参加することを言いたいのでしょう。日本の使用している意味の言葉はPKOのような活動のことだと理解します。また、ご提示の「予防外交」とは、ガリ国連事務総長が、事務総長報告『平和への課題』において、平和活動を予防外交、平和創造、平和維持、紛争後の平和構築に分類した中の一つのカテゴリです。ガリは平和維持軍を紛争前に展開する予防展開を考えていましたが、その前段階として提案したものです。どの程度まで政府が行使しうる状態になるかまだ定かではありませんが、この4つ、つまり「平和活動」が政府の考える積極的平和主義の中身だと言って良いのではないでしょうか。なお、政府も国対国の戦争を考えていなません。結論としては、積極的平和主義の原義とは異なるが、用語としては古く(つまり現在の意味は転用から生じたもの)、日本の積極的平和主義に当たる「スローガン」としては「平和活動」に相当するということです。--落ち穂拾いする人(会話) 2015年5月1日 (金) 17:24 (UTC)