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鴻はコウノトリかヒシクイか[編集]

Wikipedia:リダイレクトの削除依頼/2009年1月でちょっと意見が分かれているようなので、調べてみました。

1923年6月3日'初版発行、1955年3月5日増補初版発行「増補 字源」(簡野道明(1865年4月9日-1938年2月11日)著、編者不明、角川書店。)で見てみましょう。著者死後50年経過、下記該当ページは増補ページとは無関係の本文なので、PD扱いと考えそのまま転載します。

pp.2300
【鴻】(一)コウ おほとり、はくてぅ、ひしくひ、水鳥の一、雁の大いなる者、背と頸とは灰色、翅は黒く腹は白し、……
pp.2313
【鸛】クン こふづる、こふのとり、鶴に似て頂は丹からず、全身灰色、翼と尾とはうす黒し、'……

どうやら、本来の字義で見ると、鴻はヒシクイを表すのが正しいようです。念のため「広辞苑 第六版」も調べました(ヒシクイはpp.2354、コウノトリはpp.959-960)が、同様の結果でした。Yahoo!辞書などのオンライン辞書でも同様の結果しか見あたりません。

ところが、一部の文献では「鴻」をコウノトリの意味で使用しているらしいです。九州石油(※同社のシンボルマークはコウノトリです)コウノトリCSRページによると、「古文書「越前国領産物」にコウノトリを指す「鴻」という文字の記載があ」るとされています。九州石油さんの当該記述を信用するならば、「鴻」という漢字とコウノトリは全くの無関係というわけでもないようです。

私自身は古語・漢語の専門家ではないのでこれ以上詳しいことは言えないのですが、どうやら「鴻はヒシクイのこと。ただし、一部にコウノトリを指す用法もある」というのが妥当な結論ではないかと思います。従って、現状維持、すなわち「鴻をヒシクイにリダイレクトし、{{redirect|鴻|鴻の鳥|コウノトリ}}で誘導する」という手法は妥当であると考えます。--tan90deg 2009年3月3日 (火) 16:30 (UTC)[返信]