ハイシー (ビタミン飲料)
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『ハイシー』(英文表記: HICEE)は、アリナミン製薬(旧:武田コンシューマーヘルスケア)が製造販売するビタミン主薬製剤のブランドネームである。
製品概要
[編集]1961年3月に武田薬品工業がビタミンCを配合した初代の「ハイシー」を発売。
ビタミンC主薬製剤がメインであるが、1995年(平成7年)にビタミンB2B6主薬製剤が登場したことで、ビタミン剤のブランドに発展。2000年(平成12年)からは「ハイシー」ブランドの栄養ドリンク剤も発売されている。
日本国内向けコンシューマーヘルスケア事業の分社化に伴い、2017年4月1日から武田コンシューマーヘルスケア(2021年4月1日にアリナミン製薬に社名変更)の取扱となった。
歴史
[編集]- 1961年(昭和36年)3月 - ビタミンC製剤の錠剤「ハイシー」を発売。
- 1962年(昭和37年)6月 - ビタミンC製剤「ハイシー顆粒」を発売。
- 1965年(昭和40年)11月 - 薬局・薬店で構成される取扱店組織「タケダ会」を発足。
- 1966年(昭和41年)4月 - 一般用医薬品としてビタミンC・ビオチン・ビタミンB6配合「ハイシーA」を発売。
- 1974年(昭和49年)8月 - 一般用医薬品としてビタミンC・ビオチン・ビタミンB6配合「ハイシーAソフト顆粒」を発売。
- 1978年(昭和53年)4月 - 医療用医薬品として調剤用製品「ハイシー錠・ハイシー散」を発売。
- 1978年(昭和53年)9月 - 医療用医薬品の調剤用製品「ハイシー顆粒「タケダ」」を発売。
- 1980年(昭和55年)12月 - ビタミンC製剤「ハイシーS」を発売。
- 1983年(昭和58年) - 「ハイシーS」の300錠を発売。
- 1989年(平成元年) - チュアブルタイプのビタミンC製剤「ハイシーL」を発売。
- 1994年(平成6年) - ハイシーLが新容量(ケース付き40錠、ケースなし詰め替え用60錠・100錠)にリニューアルして発売。
- 1995年(平成7年) - ビタミンB2B6製剤「ハイシーBメイト」を発売。
- 1996年(平成8年) - ビタミンCが1000mg配合した細粒タイプの「ハイシー1000」、チュアブルタイプの「ハイシープラス」を発売。
- 1997年(平成9年) - ビタミンE・C製剤「ハイシーピゼア」を発売。
- 2000年(平成12年) - ビフィズス菌とビタミンを配合した整腸薬「ハイシービフィーズ」(医薬品)、ビタミンC製剤「ハイシーホワイト」(医薬品)、栄養ドリンク剤「ハイシーCE Time」(医薬部外品)を発売。
- 2001年(平成13年) - ビタミンE・C製剤「ハイシーEクラス」を発売。
- 2002年(平成14年) - 1日2回服用のビタミンC製剤「ハイシーホワイト2」を発売。
- 2003年(平成15年) - 1日1回服用のビタミンB2B6製剤「ハイシーBメイト2」を発売。
- 2011年(平成23年) - 発売50周年。指定医薬部外品の栄養ドリンク剤「ハイシードリンク」(販売名:ポリタンC)を発売。
- 2014年(平成26年) - 糖類ゼロの指定医薬部外品の栄養ドリンク剤「ハイシーバランス」、通信販売向けの「ハイシー細粒」を発売。
- 2016年(平成28年) - 発売55周年。指定医薬部外品の栄養ドリンク剤「ハイシーローヤル」を発売。
- 2017年(平成29年) -
- 日本国内向けコンシューマーヘルスケア事業の分社化に伴い、武田コンシューマーヘルスケア(現:アリナミン製薬)へ移管。
- 指定医薬部外品の栄養ドリンク剤(ビタミン含有保健剤)の承認基準改正に伴い、「ハイシーバランス」・「ハイシーローヤル」が新効能表示を明記したパッケージデザインに変更。
主要製品
[編集]現在
[編集]- ハイシー錠剤シリーズ(第3類医薬品)
- ハイシーL(「ビタミンC主薬製剤」 1989年 - 現在) - チュアブルタイプの錠剤
- ハイシープラス(「ビタミンC主薬製剤」 1996年 - 現在) - チュアブルタイプの錠剤
- ハイシーBメイト2(「ビタミンB2・ビタミンB6主薬製剤」 2003年 - 現在) - 白いシュガーレスの薄型糖衣錠
- ハイシー顆粒・細粒シリーズ(ハイシー細粒は通信販売向けの指定医薬部外品、ハイシー1000は第3類医薬品)
- ハイシー細粒(「ビタミンC主薬製剤」 2014年 - 現在)
- ハイシー1000(「ビタミンC主薬製剤」 1996年 - 現在)
過去
[編集]- ハイシー - 「ハイシーS」へ継承
- ハイシー顆粒(当初は一般用医薬品だったが、現在は医療用医薬品となっている)
- ハイシーA
- ハイシーAソフト顆粒
- ハイシー錠(医療用医薬品)
- ハイシー散(医療用医薬品)
- ハイシーS - 水で服用する錠剤タイプ。携帯に便利なチュアブルタイプの「ハイシーL」へ継承
- ハイシーBメイト - 「ハイシーBメイト2」へ継承
- ハイシーピゼア - 「ハイシーEクラス」へ継承
- ハイシーホワイト - 「ハイシーホワイト2」へ継承
- ハイシーホワイト2【第3類医薬品】 - 白いシュガーレスの薄型糖衣錠、アリナミン製薬ダイレクト専売品の「メラノホワイト」へ移行
- ハイシーEクラス
- ハイシービフィーズ(整腸薬) - 「ビオフェルミンVC」へ継承(製造元:ビオフェルミン製薬、2017年10月に販売を大正製薬へ移管)
- ハイシーCE Time(シイタイム)【医薬部外品】(栄養ドリンク剤)
- ハイシードリンク【指定医薬部外品】(栄養ドリンク剤、販売名:ポリタンC) - 「ハイシーバランス」へ継承(製造元:日本製薬)
- ハイシーバランス【指定医薬部外品】(栄養ドリンク剤)
- ハイシーローヤル【指定医薬部外品】(栄養ドリンク剤)