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ハウエル彗星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハウエル彗星
88P/Howell
仮符号・別名 1981 Q1, 1981 X, 1981k
1987 E1, 1987 VI, 1987h
1993 II, 1992c[1]
分類 周期彗星
発見
発見日 1981年8月29日[2]
発見者 Ellen Howell[2]
発見場所 パロマー天文台[2]
軌道要素と性質
元期:TDB 2457470.5(2016年3月23.0日)
軌道長半径 (a) 3.1087 au[1]
近日点距離 (q) 1.3582 au[1]
遠日点距離 (Q) 4.8592 au[1]
離心率 (e) 0.5631[1]
公転周期 (P) 5.48 [1]
軌道傾斜角 (i) 004.383 °[1]
近日点引数 (ω) 235.894 °[1]
昇交点黄経 (Ω) 056.698 °[1]
平均近点角 (M) 063.257 °[1]
前回近日点通過 2020年9月26日[3]
次回近日点通過 2026年3月18日[3]
最小交差距離 0.351 au(地球)[1]
0.465 au(木星)[1]
ティスラン・パラメータ (T jup) 2.948[1]
物理的性質
直径 4.4 km[1]
絶対等級 (H) 12.1(+コマ[1]
Template (ノート 解説) ■Project

ハウエル彗星英語: 88P/Howell)は、公転周期5.48年の短周期彗星である[1]。1981年8月29日にEllen Howellが発見した[2]。1975年の近日点通過時点では近日点距離は1.87 auであったが、1978年に木星に0.58 auまで接近したため摂動の影響を受けて近日点距離は小さくなった[3]。2009年の回帰と2020年の回帰では見かけの等級が8 - 9等程度にまで達した[4][5]

2020年9月26日に近日点を通過し、次に通過するのは2026年3月18日と予測されている[3]。2031年9月14日には火星から0.074 auの場所を通過すると予測されている[1]

ニューフロンティア計画の4番目のミッションを受けてジョンズ・ホプキンズ大学の応用物理学研究所(略称:JHUAPL)はハウエル彗星からサンプルリターンを行うComet Rendezvous, Sample Acquisition, Investigation, and Return(略称:CORSAIR)を提案した[6]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 88P/Howell”. Small-Body Database Lookup. Jet Propulsion Laboratory. 2022年3月3日閲覧。
  2. ^ a b c d Kronk, Gary W.. “88P/Howell”. cometography.com. 2022年3月3日閲覧。
  3. ^ a b c d 木下一男 (2019年6月10日). “88P/Howell”. 2022年3月3日閲覧。
  4. ^ ハウエル彗星 88P/Howell (2009)”. 吉田誠一のホームページ (2012年5月5日). 2022年3月3日閲覧。
  5. ^ ハウエル彗星 88P/Howell (2020)”. 吉田誠一のホームページ (2022年1月28日). 2022年3月3日閲覧。
  6. ^ Sandford, S. A.; Chabot, N. L.; Dello Russo, N.; Leary, J. C.; Reynolds, E. L.; Weaver, H. A.; Wooden, D. H. (2017). “CORSAIR (COmet Rendezvous, Sample Acquisition, Investigation, and Return): A New Frontiers Mission Concept to Collect Samples from a Comet and Return Them to Earth for Study”. 80th Annual Meeting of the Meteoritical Society. Bibcode2017LPICo1987.6125S. 

関連項目

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外部リンク

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