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ハジロクロハラアジサシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハジロクロハラアジサシ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: カモメ科 Laridae
: Chlidonias
: ハジロクロハラアジサシ
C.leucopterus
学名
Chlidonias leucopterus
(Temminck1815)
和名
ハジロクロハラアジサシ
英名
White-winged Black Tern
分布図
Chlidonias leucopterus

ハジロクロハラアジサシ(羽白黒腹鯵刺、学名:Chlidonias leucopterus)は,チドリ目カモメ科に分類される鳥類の一種である。

分布

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ヨーロッパ南東部から中央アジアにかけてと中国東北部で繁殖し、冬季はアフリカ、東南アジア、ニューギニアオーストラリアなどに渡りをおこない越冬する。

日本には旅鳥として全国で記録されているが、飛来数は多くない。8-10月にかけての秋の渡りの時期によく観察されている。春にはアジサシの群れの中で夏羽の個体が観察されたことがある。

形態

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体長約23cm。夏羽は頭部から腹にかけてと背中が黒い。肩羽は灰黒色、腰と下尾筒は白色である。冬羽では後頭部が黒褐色の斑がある他は、頭部から腹にかけてが白くなる。幼鳥は背が褐色である。

生態

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干潟や湖沼、河川、水田、湿地などに生息する。生息地では、低地から山地まで広く分布している。繁殖地ではコロニーを形成する。

食性は動物食。主に空中や水上の昆虫類を捕食する。また、小魚やカエルなどの両生類を捕食することもある。水中の餌を捕食する時は、水面を嘴ですくうようにして食べる。水面にダイビングして捕食することはあまりない。

繁殖形態は卵生。川岸や湿地に浮いている植物の上などに営巣し2-3卵産む。抱卵日数は19-20日、雛は22-24日で巣立つ。

鳴き声は「ギイー」、「ギュイ」、「ギリッ」など。低くやや濁った感じの声である。


左がハジロクロハラアジサシ、右下がクロハラアジサシ、右上ハシグロクロハラアジサシ

クロハラアジサシ
クロハラアジサシ

参考文献

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脚注

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  1. ^ BirdLife International. 2016. Chlidonias leucopterus. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22694782A86772583. https://dx.doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22694782A86772583.en. Accessed on 09 January 2024.

関連項目

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