ハトゥーフ
ハトゥーフ | |
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欧字表記 | Hatoof |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牝 |
毛色 | 栗毛 |
生誕 | 1989年1月26日 |
父 | Irish River |
母 | Cadeaux d'Amie |
母の父 | Lyphard |
生国 | アメリカ合衆国 |
生産者 | Gainsborough Farm, Inc. |
馬主 | Maktoum Al Maktoum |
調教師 | Christiane Head-Maarek(フランス) |
競走成績 | |
生涯成績 | 21戦9勝 |
獲得賞金 |
2,028,000フラン 321,759ポンド 950,960ドル |
ハトゥーフ(Hatoof、1989年1月26日 - )はフランスの競走馬、繁殖牝馬。フランスだけでなくイギリスやカナダ、アメリカ合衆国に遠征し各国で勝利をあげるなど活躍した。1994年のエクリプス賞最優秀芝牝馬に選ばれた。
戦績
[編集]1991年(2歳)
[編集]9月3日にデビューし初戦を勝利で飾る。2週間後、重賞初挑戦となるオマール賞に出走、2番人気に推されハナ差の2着となる。続いてG1競走初挑戦となるマルセルブサック賞に出走するが短頭差で2着に敗れた。マルセルブサック賞の勝ち馬カルチャーヴァルチャーはイギリス調教馬だったため、この年3戦1勝2着2回の成績でフランス最優秀2歳牝馬に選ばれた。
1992年(3歳)
[編集]4月10日の準重賞のアンプルダンス賞で復帰。1番人気に推されたがクビ差敗れ、3回連続で2着となる。ここでイギリスのクラシック競走である1000ギニーに挑戦し、2番人気に推されマーリングをアタマ差押さえ勝利。G1競走初制覇を果たした。その後フランスに戻りプール・デッセ・デ・プーリッシュに出走、1番人気に推されたが3馬身離された6着となる。ジャック・ル・マロワ賞でも5着、ムーラン・ド・ロンシャン賞でも3着とマイル路線では勝ちきれない競馬が続いた。距離を伸ばしたオペラ賞で半年ぶりの勝利をあげ、その後カナダに遠征しE.P.テイラーステークスに出走、1番人気に推され後の凱旋門賞馬アーバンシーを3馬身離して勝利した。
1993年(4歳)
[編集]5月7日、ミュゲ賞から始動。緒戦を勝利し3連勝としてイスパーン賞に出走。1番人気に推されたが3馬身1/2離された4着となる。続くラ・クープでも1番人気に推され4着となるが、ラ・クープ・ド・メゾンラフィットでは不良馬場を苦にせず4馬身差で勝利した。再びイギリスに遠征しチャンピオンステークスに出走、1番人気に推され2着に3馬身差をつけ勝利。再びイギリスの地でG1競走に勝利し、G1競走2勝目をあげた。その後はアメリカに遠征、ブリーダーズカップ・ターフに出走したがコタシャーンから3馬身3/4離された5着に終わった。イギリスでの混合G1競走勝利などによりフランスの最優秀古馬牝馬に選ばれた。
1994年(5歳)
[編集]プレップレースに出走せずイスパーン賞に出走、1番人気に推されたが4着に敗れた。アスタルテ賞で勝利した後再びアメリカに遠征し、ビヴァリーD・ステークスに出走、2番人気に支持され勝利した。この勝利で3年連続G1競走勝利を達成した。その後は連覇を目指してイギリスのチャンピオンステークスに出走するが5着に敗れ、アメリカのブリーダーズカップ・ターフに出走した。距離不安などから6番人気となっていたが、ティッカネンの2着と好走した。この競走を最後に引退し、この年のエクリプス賞最優秀芝牝馬に選ばれた。
競走成績
[編集]出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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1991.09.03 | ロンシャン | トゥヴォル賞 | 芝1600m | 1着 | G.ギニャール | 1馬身 | (Eastern Exodus) | |
1991.09.18 | ロンシャン | オマール賞 | G3 | 芝1600m | 2着 | G.ギニャール | ハナ | Guistaine |
1991.10.06 | ロンシャン | マルセルブサック賞 | G1 | 芝1600m | 2着 | P.エデリー | 短頭 | Culture Vulture |
1992.04.10 | メゾンラフィット | アンプルダンス賞 | LR | 芝1400m | 2着 | W.スウィンバーン | クビ | Kenbu |
1992.04.30 | ニューマーケット | 1000ギニー | G1 | 芝8f | 1着 | W.スウィンバーン | アタマ | (Marling) |
1992.05.17 | ロンシャン | プール・デッセ・デ・プーリッシュ | G1 | 芝1600m | 6着 | W.スウィンバーン | 3馬身 | Culture Vulture |
1992.08.16 | ドーヴィル | ジャック・ル・マロワ賞 | G1 | 芝1600m | 5着 | W.スウィンバーン | 3 1/2馬身 | Exit to Nowhere |
1992.09.06 | ロンシャン | ムーラン・ド・ロンシャン賞 | G1 | 芝1600m | 3着 | G.モッセ | 2馬身 | All at Sea |
1992.10.04 | ロンシャン | オペラ賞 | G2 | 芝1850m | 1着 | W.スウィンバーン | 1/2馬身 | (La Favorita) |
1992.10.18 | ウッドバイン | E.P.テイラーステークス | G2 | 芝10f | 1着 | W.スウィンバーン | 3馬身 | (Urban Sea) |
1993.05.07 | サンクルー | ミュゲ賞 | G3 | 芝10f | 1着 | W.スウィンバーン | 1 1/4馬身 | (Shanghai) |
1993.05.30 | ロンシャン | イスパーン賞 | G1 | 芝1850m | 4着 | W.スウィンバーン | 3 1/2馬身 | Arcangues |
1993.06.24 | ロンシャン | ラ・クープ | G3 | 芝2000m | 4着 | W.スウィンバーン | 1馬身 | D'Arros |
1993.09.27 | メゾンラフィット | ラ・クープ・ド・メゾンラフィット | G3 | 芝2000m | 1着 | W.スウィンバーン | 4馬身 | (Baya) |
1993.10.16 | ニューマーケット | チャンピオンステークス | G1 | 芝10f | 1着 | W.スウィンバーン | 3馬身 | (Ezzoud) |
1993.11.06 | サンタアニタ | ブリーダーズカップ・ターフ | G1 | 芝12f | 5着 | W.スウィンバーン | 3 3/4馬身 | Kotashaan |
1994.05.29 | ロンシャン | イスパーン賞 | G1 | 芝1850m | 4着 | W.スウィンバーン | 3馬身 | Bigstone |
1994.07.31 | ドーヴィル | アスタルテ賞 | G2 | 芝1600m | 1着 | W.スウィンバーン | 3/4馬身 | (Ski Paradise) |
1994.08.27 | アーリントンパーク | ビヴァリーD・ステークス | G1 | 芝9.5f | 1着 | W.スウィンバーン | 1/2馬身 | (Flawlessly) |
1994.10.15 | ニューマーケット | チャンピオンステークス | G1 | 芝10f | 5着 | W.スウィンバーン | 1馬身 | Dernier Empereur |
1994.11.05 | チャーチルダウンズ | ブリーダーズカップ・ターフ | G1 | 芝12f | 2着 | W.スウィンバーン | 1 1/2馬身 | Tikkanen |
引退後
[編集]引退後は故郷のゲインズボローファームで繁殖入りしたが目立った成績をあげた産駒はでていない。
血統表
[編集]ハトゥーフ (Hatoof)の血統(リヴァーマン系 / Nearco 5×5=6.25%、Princequillo 5×5=6.25%) | (血統表の出典) | |||
父 Irish River 1976 栗毛 |
父の父 Riverman1969 鹿毛 |
Never Bend | Nasrullah | |
Lalun | ||||
River Lady | Prince John | |||
Nile Lily | ||||
父の母 Irish Star1960 鹿毛 |
Klairon | Clarion | ||
Kalmia | ||||
Botany Bay | East Side | |||
Black Brook | ||||
母 Cadeaux d'Amie 1984 栗毛 |
Lyphard 1969 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Goofed | Court Martial | |||
Barra | ||||
母の母 Tananarive1970 鹿毛 |
Le Fabuleux | Wild Risk | ||
Anguar | ||||
Ten Double | Decathlon | |||
Roodles F-No.25 |
- 全弟Irish Prize(シューメイカーブリーダーズカップマイルステークス)
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post