ハニーハニーのすてきな冒険
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ハニー・ハニーのすてきな冒険 | |||
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ジャンル | 少女漫画 | ||
漫画 | |||
作者 | 水野英子 | ||
出版社 | 集英社 | ||
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掲載誌 | りぼん | ||
レーベル | サンコミックス | ||
発表号 | 1966年9月号 - 1967年8月号 | ||
巻数 | 全2巻 | ||
アニメ | |||
原作 | 水野英子 | ||
シリーズディレクター | しらとたけし 新田義方(チーフディレクター) | ||
脚本 | 辻真先、雪室俊一、三宅直子、安藤豊弘 | ||
キャラクターデザイン | 正延宏三 | ||
音楽 | 小森昭宏 | ||
アニメーション制作 | 東映動画(ノンクレジット) | ||
製作 | 国際映画社 | ||
放送局 | フジテレビ他 | ||
放送期間 | 1981年10月17日 - 1982年5月1日 | ||
話数 | 全29話 | ||
テンプレート - ノート |
『ハニー・ハニーのすてきな冒険』(ハニー・ハニーのすてきなぼうけん)は、水野英子の少女漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ。漫画は、1966年から『りぼん』(集英社)にて連載された。
ストーリー
猫の「リリー」が誤って飲み込んでしまった宝石は、フローレル姫所有の世界的に知られた名ダイアモンド“アマゾンのほほえみ”だった。そのため、リリーの飼い主である少女「ハニー・ハニー」は、愛猫と共に世界中を股にかけた逃避行をする羽目に。物語の舞台は1907年頃の西欧、東欧、日本などである。
主な登場人物
- ハニー・ハニー
- 声 - 松島みのり
- 本編の主人公。14歳。愛猫・リリーとの「逃避行」を始める前までは、ウィーンの街のとあるレストランに勤めていた。非常に勝気で活発な女の子。生後間もなく両親に捨てられたため、自分の実の親を知らない。実母に代わって彼女を大事に育ててくれた養母は、修道女である。
- リリー
- 声 - 白石冬美
- ハニーの愛猫。“アマゾンのほほえみ”を誤って飲み込んでしまった。
- フェニックス
- 声 - 井上真樹夫
- 世界中の警察官達からマークされている「世紀の大怪盗」。リリーの腹中にある“アマゾンのほほえみ”を得るため、ハニー・ハニーに付きまとう。容姿端麗なナイス・ガイ。
- フローレル姫
- 声 - 白石冬美
- オーストリア王国の王女。19歳。国王夫妻の一人娘で、傲慢な性格の持ち主である。
単行本
- 1968年12月に「サンコミックス」(朝日ソノラマ)から全2巻が発売。その後アニメ化に合わせて、1981年10月に同じ「サンコミックス」から全2巻が新装再発売された。新装版のカバーは、タイトルロゴ&イラストはアニメから流用、また発売当時は、番組宣伝用の帯が添えられていた。
- 文庫本は2003年3月に双葉社から全2巻が発売された。また、2006年にはチクマ秀版社からも単行本が刊行された[1]。
テレビアニメ
1981年10月17日から1982年5月1日まで、フジテレビ他にて放送された。全29話。
テレビアニメ版で主人公達が訪ねた国々は、 イタリア王国・ ドイツ帝国・ フランス共和国・ スペイン王国・ ポルトガル王国・ ノルウェーなど、計17ヶ国である。アニメでは オーストリア=ハンガリー帝国から始まった「冒険」は、 アメリカ合衆国にて終焉を迎えているが、原作漫画ではアメリカから去った後のハニー・ハニーらの活躍も描かれている。
スタッフ
- 製作:壺田重三(国際映画社)
- 企画:壺田重夫(国際映画社)
- 音楽:小森昭宏
- チーフディレクター:しらとたけし(白土武)、新田義方
- キャラクターデザイン:正延宏三
- 美術設定:山本善之
- プロデューサー:壺田重夫(国際映画社)、青木藤吉(国際映画社)
- 製作担当:今野俊和
- キャスティング協力:青二プロダクション
- 編集:千蔵豊(タバック)
- 録音:大塚晴寿
- 効果:佐藤一俊(E&M)
- 録音演出:山田悦司
- 製作事務:小田すみえ、藤家和正
- 現像:東映化学
- 美術:杉浦正一郎、明石貞一、田原優子、飯島久美子 他
- アニメーション制作:東映動画(現・東映アニメーション、ノンクレジット)
- 制作:国際映画社
主題歌
- オープニングテーマ - 『ハートは大騒ぎ』
- 作詞 - 中里綴 / 作曲・編曲 - 小森昭宏 / 歌 - 芹洋子
- エンディングテーマ - 『虹の少女』
- 作詞 - 中里綴 / 作曲・編曲 - 小森昭宏 / 歌 - 芹洋子
放送リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 |
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1 | ねこがダイヤを食べちゃった | 辻真先 | 白土武 | |
2 | 水の都は大騒ぎ | 山本寛巳 川端蓮司 |
大工原章 | |
3 | ナポリを見て逃げろ | 高垣幸蔵 | 篠田章 | |
4 | アルプス急行 SOS | 雪室俊一 | 浜田稔 高垣幸蔵 |
菊池城二 |
5 | ベルンの森の赤い矢 | 康村正一 | 河村信道 | |
6 | ハメルンは猫がいっぱい | 三宅直子 | 浜田稔 山本寛巳 |
篠田章 |
7 | 古城の恋の鬼ごっこ | 又野弘道 | 白土武 | |
8 | フェニックス 風車支部 | 辻真先 | 山本寛巳 川端蓮司 |
大工原章 |
9 | 1日だけのお妃さま | 高垣幸蔵 | 篠田章 | |
10 | こよい シンデレラ | 菊池城二 | ||
11 | オルレアンの魔女屋敷 | 三宅直子 | 新田義方 | 河村信道 |
12 | サーカスはてんやわんや | 浜田稔 宮崎一哉 |
飯野皓 | |
13 | モンテカルロの青い疾風(かぜ) | 雪室俊一 | 山本寛巳 | 篠田章 |
14 | 大聖堂の鐘が鳴る | 高垣幸蔵 | ||
15 | マドリッドのほほえみ | 浜田稔 川端蓮司 |
大工原章 | |
16 | ジブラルタルの要塞 | 辻真先 | しらとたけし 又野弘道 |
白土武 |
17 | 世界最高のカステラ | 浜田稔 川端蓮司 |
菊池城二 | |
18 | リリーの大ピンチ!! | 三宅直子 | 康村正一 | 河村信道 |
19 | 走れハニー!十二時までに | 宮崎一哉 | 上村栄司 | |
20 | ハニーの秘密 | 浜田稔 川端蓮司 |
菊池城二 | |
21 | さらわれたハニー | 山本寛巳 | 篠田章 | |
22 | ツンドラ城のとりこ | 雪室俊一 | 新田義方 | 大工原章 |
23 | SF大追跡 | 辻真先 | 浜田稔 高垣幸蔵 |
菊池城二 |
24 | わんぱく王子 | しらとたけし 又野弘道 |
白土武 | |
25 | 売られたリリー | 三宅直子 | 康村正一 | 河村信道 |
26 | 魔法はまかせて | 小鹿英吉 | 上村栄司 | |
27 | 飛んで飛んでインド | 安藤豊弘 | 浜田稔 川端蓮司 |
菊池城二 |
28 | 大スター 花てんぐ | 高垣幸蔵 | ||
29 | ハロー・さよならニューヨーク | 辻真先 | 新田義方 小沢範久 |
上村栄司 |
- 1982年1月2日は正月特番『スーパースター新春イントロ大作戦』(『クイズ・ドレミファドン!』の正月版。18:00 - 19:00)のため休止。
ビデオソフト化
1984年頃に東芝映像ソフトから総集編のビデオソフトがVHSとベータで発売された[2]。ビデオはその後一切再発売されておらず、2018年現在BD・DVD化も行われていない。
放送局
放送日時について、福島中央テレビ、熊本放送以外は1982年3月中旬 - 4月上旬時点のものとする[3]。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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関東広域圏 | フジテレビ | 土曜 18:00 - 18:30 | フジテレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | |||
青森県 | 青森テレビ | 土曜 17:00 - 17:30 | TBS系列 | |
宮城県 | 仙台放送 | 金曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | |
新潟県 | 新潟放送 | 火曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 | |
中京広域圏 | 東海テレビ | 金曜 16:00 - 16:30 | フジテレビ系列 | |
近畿広域圏 | 関西テレビ | 土曜 8:00 - 8:30 | 先行放送 | |
広島県 | テレビ新広島 | 水曜 16:30 - 17:00 | ||
福岡県 | 福岡放送 | 日曜 7:30 - 8:00(1982年3月まで) 土曜 8:15 - 8:45(1982年4月から) |
日本テレビ系列 | 1982年4月以降は先行放送 |
福島県 | 福島中央テレビ | 日曜 7:30 - 8:00(1984年3月 - 9月)→ 土曜 6:15 - 6:45(1984年10月 - 11月) |
1984年に放送[4] | |
熊本県 | 熊本放送 | 金曜 16:00 - 16:30 | TBS系列 | 1984年に放送[5] |
脚注
フジテレビ 土曜18:00 - 18:30 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ハニーハニーのすてきな冒険
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