ハリシュチャンドラの工場
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ハリシュチャンドラの工場 | |
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Harishchandrachi Factory | |
監督 | パレーシュ・モーカーシー |
脚本 | パレーシュ・モーカーシー |
製作 |
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出演者 | |
音楽 | アーナンド・モーダク |
撮影 | アマレンドゥ・チョーダリー |
編集 | アヌラーグ・カシャップ |
配給 | UTVモーション・ピクチャーズ |
公開 | |
上映時間 | 96分 |
製作国 | インド |
言語 | マラーティー語 |
『ハリシュチャンドラの工場[1]』(ハリシュチャンドラのこうじょう、Harishchandrachi Factory)は、2009年のインドのマラーティー語伝記映画。パレーシュ・モーカーシーが監督を務め、ナンドゥ・マーダヴ、ヴィバーヴァリー・デシュパンデがパールケー夫妻を演じている。ダーダーサーヘブ・パールケーが製作したインド初の長編映画『ハリシュチャンドラ王』の製作秘話を描いた作品で、主に映画製作時に直面した苦労に焦点を当てている[2]。
2010年1月29日にインドで公開され、批評家から高い評価を得た[3]。本作が監督デビュー作となったモーカーシーは、プネー国際映画祭で監督賞を受賞したほか、アカデミー国際長編映画賞インド代表作品に選出された。マラーティー語映画が代表作品に選出されたのは、『Shwaas』に続いて2本目である[4]。
ストーリー
[編集]→詳細は「ハリシュチャンドラ王」を参照
ダーダーサーヘブ・パールケーによるインド初の長編映画『ハリシュチャンドラ王』製作の舞台裏を描く[5]。
キャスト
[編集]- ダーダーサーヘブ・パールケー - ナンドゥ・マーダヴ
- サーラスワティ・パールケー - ヴィバーヴァリー・デシュパンデ
- トリンバク・B・テラング - サンディープ・パータク
- 聾唖(ろうあ)の俳優 - バールチャンドラ・カダム
- 弁護士 - サティーシュ・アレカル(特別出演)
- パールシー - ジーテンドラ・ジョーシー(特別出演)
- 教師 - リシケーシュ・ジョーシー(特別出演)
- 大工 - プラヴィン・タールデー
- 娼婦の母親 - ヴィシャカー・スベダル
受賞・ノミネート
[編集]年 | 映画賞 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
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2008 | 第56回国家映画賞 | マラーティー語長編映画賞 | 『ハリシュチャンドラの工場』 | 受賞 | [6] |
SIGNS:ジョン・エイブラハム賞 | 長編映画賞 | [7] | |||
2009 | アフマダーバード国際映画祭 | 長編映画賞 | [8] | ||
第18回アラヴィンダン賞 | 新人監督賞 | パレーシュ・モーカーシー | [9] | ||
バーラサーヘブ・サルポトダール賞 | 長編映画賞 | 『ハリシュチャンドラの工場』 | [10] | ||
ゴーラプディ・シュリニヴァス賞 | 新人監督賞 | パレーシュ・モーカーシー | [11] | ||
第14回ケーララ国際映画祭 | ハーサン・クッティ賞(新人監督賞) | 『ハリシュチャンドラの工場』 | [12] | ||
第82回アカデミー賞 | アカデミー国際長編映画賞 | 落選 | [13] | ||
第1回コールハープル国際映画祭 | 観客賞 | 受賞 | [14] | ||
第46回マハーラーシュトラ州映画賞 | 長編映画賞 | [15] | |||
監督賞 | パレーシュ・モーカーシー | ||||
美術監督賞 | ニティン・チャンドラカント・デサイ | ||||
マラーティー国際映画・演劇賞 | 脚本賞 | パレーシュ・モーカーシー | [16] | ||
プネー国際映画祭 | マラーティー語映画部門監督賞 | [17] | |||
2010 | インディアン・フィルム・フェスティバル・ロサンゼルス | 観客賞 | 『ハリシュチャンドラの工場』 | [18] |
出典
[編集]- ^ 夏目深雪、松岡環、高倉嘉男『新たなるインド映画の世界』PICK UP PRESS、2021年、136頁。
- ^ “Harishchandrachi Factory to tell story behind making of India's first feature film”. Indian Express (Pune). (3 May 2008). オリジナルの30 September 2012時点におけるアーカイブ。 30 September 2012閲覧。
- ^ Masand, Rajeev (30 January 2010). “Masand Review: Harishchandrachi Factory, an important film”. CNN IBN. オリジナルの6 October 2012時点におけるアーカイブ。 2023年10月23日閲覧。
- ^ “'Harishchandrachi Factory' India's entry for Oscars”. The Times of India (Mumbai). (20 September 2009). オリジナルの10 February 2015時点におけるアーカイブ。 26 August 2012閲覧。
- ^ Sapre, Omkar (21 June 2008). “Dadasaheb Phalke: Man behind India's first film factory”. The Economic Times. オリジナルの13 September 2016時点におけるアーカイブ。 9 October 2012閲覧。
- ^ “56th National Film Awards”. Directorate of Film Festivals. pp. 82–83. 27 March 2012閲覧。
- ^ “'Harishchandrachi Factory' wins award”. Pune. (5 March 2009). オリジナルの16 December 2009時点におけるアーカイブ。 22 May 2016閲覧。
- ^ Rathore, Anurita (21 September 2009). “Amdavadis saw the Marathi film that could win Oscars next year”. Ahmedabad Mirror. The Times of India. 3 December 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。23 September 2012閲覧。
- ^ “Paresh Mokashi bags Aravindan Puraskaram”. Oneindia.in (Thiruvananthapuram). (17 March 2009). オリジナルの3 December 2013時点におけるアーカイブ。 23 September 2012閲覧。
- ^ “'Nave Valan' (New Turn) – Harishchandrachi Factory (Harishchandra's Factory)”. National Centre for the Performing Arts (16 November 2009). 30 January 2010時点のオリジナルよりアーカイブ。23 September 2012閲覧。
- ^ “The Gollapudi National Award Ceremony – 2009”. 17 June 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。23 September 2012閲覧。
- “Marathi director wins Gollapudi award”. The Hindu (Chennai). (13 August 2009). オリジナルの3 July 2012時点におけるアーカイブ。 23 September 2012閲覧。
- Ashok Kumar, S. R. (17 March 2009). “Award for Paresh Mokashi”. The Hindu (Chennai). オリジナルの8 October 2009時点におけるアーカイブ。 23 September 2012閲覧。
- ^ “IFFK 2009: Awards”. 9 February 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。23 September 2012閲覧。
- ^ “List of Indian Submissions for the Academy Award for Best Foreign Language Film”. Film Federation of India. 16 May 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。29 March 2013閲覧。
- ^ “Festival Report: 1st Kolhapur IFF” (13 June 2009). 31 July 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。23 September 2012閲覧。
- ^ Nair, Chitra (21 September 2009). “Harishchandrachi Factory is India's Oscar entry”. The Times of India. オリジナルの25 October 2012時点におけるアーカイブ。 23 September 2012閲覧。
- ^ “Marathi International Film and Theatre Awards 2010”. 18 February 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。28 January 2013閲覧。
- “'मिफ्टा'चा दिमाखदार सोहळा” [MIFTA award ceremony] (19 December 2010). 28 January 2013閲覧。
- ^ “PIFF: A Flashback Studded With Memories of Treasure”. 24 April 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。23 September 2012閲覧。
- ^ "2010 Indian Film Festival of Los Angeles Award Winners" (Press release). 2012年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月23日閲覧。
- “2010 IFFLA When IndIa sparkked under the LA sky”. p. 55 (8 May 2010). 6 November 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。23 September 2012閲覧。