ハリス・ストリート
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ハリス・ストリート (Harris Street) は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州シドニーのインナー・ウェスト地域のサバーブであるウルティモとピアモントを結ぶ通り。南はブロードウェイとジョージ・ストリートの接合部に発し、北上してピアモント半島の北端に達する。
1950年代後半まで、路面電車がハリス・ストリートの大部分を貫いて走っていたが、その後は州交通局のバス路線に置き換えられた[1]。 ハリス・ストリートは、ウルティモ・ロード (Ultimo Road) 以南は南向きの一方通行になっているが、以北は双方通行の道である。
沿道の再開発
[編集]かつてはハリス・ストリートに沿って工業地帯が広がっており、倉庫(特に羊毛倉庫)など港湾関連施設も多かった[2]。沿道には、ウルティモ発電所、ウルティモ路面電車車庫、政府印刷局(Government Printing Office:後のオーストラリア政府印刷サービス)などが立地していた。
しかし、工業地区としての性格が強かったピアモントも、再開発が進んで住宅地、商業地区としての性格が強まり、シドニー工科大学 (UTS)[3]やオーストラリア放送協会 (ABC)[4]が拠点を構えるようになった。かつての倉庫群の中には、外観を保存して、住宅やオフィスに改装されたものもある[2]。また、かつての発電所は、改装されて1988年にパワーハウス博物館となっている[5]。ハリス・ストリートには、創造産業関連の事業所やレストランなども多くなっており、観光客が訪れるような場所となっている[2]。