バウンス (テレンス・ブランチャードのアルバム)
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『バウンス』 | ||||
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テレンス・ブランチャード の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2003年2月16日 - 19日 ニューヨーク アバター・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース |
テレンス・ブランチャード、マイケル・カスクーナ ブルース・ランドヴァル(エグゼクティヴ) ロビン・バージェス(アソシエイト・プロデューサー) | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
テレンス・ブランチャード アルバム 年表 | ||||
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『バウンス』(Bounce)は、アメリカ合衆国のジャズ・トランペット奏者、テレンス・ブランチャードが2003年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ブルーノート・レコード移籍第1弾に当たるアルバムだが、当時ブルーノートの社長を務めていたブルース・ランドヴァルは、1991年の時点でブランチャードのレコードを作ってみたいと考えていたという[2]。ブランチャードは後年、本作当時の状況について「私はそれ以前、『レッツ・ゲット・ロスト〜ジミー・マクヒュー作品集』や『ジャズ・イン・フィルム』といったコンセプト・レコードを幾つか作っていたけど、そこから脱却して、私のアーティストとしての声明を出したかったから、このレコードを作るのは本当にワクワクしたよ」と語っている[3]。本作でギターを担当したリオーネル・ルエケは、ブランチャードが「セロニアス・モンク・インスティテュート・オブ・ジャズ」において教えていた生徒の1人だった[3]。
反響・評価
[編集]アメリカの『ビルボード』では、ジャズ・アルバム・チャートで最高13位を記録した[4]。Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「これ自体は決してラテン・レコードではないが、ブランチャードと彼のセプテットは、ラテン音楽を様々な面から探求してきた経験がある」「『バウンス』は、ブランチャードがトランペット奏者、作曲家、バンドリーダーとして、ジャズを最新型の西洋音楽のシステムと、決して人の心を失わない姿勢の両方を包含した新しい方向性へ、あくまで自分自身のペースで動かしていく存在であることを証明してみせた」と評している[5]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はテレンス・ブランチャード作。
- オン・ザ・ヴァージ - "On the Verge" (Aaron Parks) - 8:43
- パッショネイト・カリッジ - "Passionate Courage" - 6:32
- フレッド・ブラウン - "Fred Brown" - 7:42
- ノクターナ - "Noturna" (Ivan Lins, Vítor Martins) - 7:33
- アザニア - "Azania" - 6:04
- フットプリンツ - "Footprints" (Wayne Shorter) - 7:31
- トランスフォーム - "Transform" (Eric Harland) - 9:00
- イノセンス - "Innocence" (Brandon Owens) - 7:23
- バウンス/レッツ・ゴー・オフ - "Bounce/Let's Go Off" (Terence Blanchard, Donald Harrison) - 7:07
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- ワンダリング・ワンダー - "Wandering Wonder" - 6:12
参加ミュージシャン
[編集]- テレンス・ブランチャード - トランペット
- ブライス・ウィンストン - テナー・サクソフォーン(on #1, #3, #5, #6, #7, #8, #10)、ソプラノ・サクソフォーン(on #2, #8)
- アーロン・パークス - ピアノ(on #1, #2, #4, #5, #6, #7, #8, #10)
- ロバート・グラスパー - ローズ・ピアノ(on #2, #3, #6, #8)、ハモンドオルガン(on #5)
- リオーネル・ルエケ - ギター(on #1, #2, #4, #5, #6, #7, #8)、ボーカル(on #5)
- ブランドン・オーウェンズ - ベース
- エリック・ハーランド - ドラムス
脚注・出典
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ 日本盤CD (TOCJ-66217)ライナーノーツ(小川隆夫、2003年)
- ^ a b Odell, Jennifer (2016年10月13日). “Bright Moments With Terence Blanchard”. JazzTimes. 2018年1月10日閲覧。
- ^ “Terence Blanchard - Awards”. AllMusic. 2016年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月10日閲覧。
- ^ Jurek, Thom. “Terence Blanchard”. AllMusic. 2018年1月10日閲覧。