バスブーサ
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バスブーサ | |
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クルミを載せたバスブーサ | |
種類 | デザート |
発祥地 | トルコ |
地域 | 中東 |
主な材料 | セモリナ,穀粉, シロップ |
バスブーサ (アラビア語: بسبوسة , basbūsah ないしは basbūsa)は、アラビア料理で伝統的なケーキである[1]。セモリナか穀粉をシロップに漬けて作る。ココナッツが良く和えられる。シロップには大抵オレンジフラワーウォーターかローズウォーターを加える。トルコを中心にオスマン帝国の領土だった国や地域で、食されている料理である。
名前
[編集]バスブーサは言語によって色々な呼称がある:アラビア語では بسبوسة basbūsah, هريسة harīsa, nammoura (レバノン[2]), アルメニア語では Շամալի shamali, トルコ語では revani/revani (ペルシア語由来[3])そして、ギリシア語では ραβανί や ρεβανίと表記されている。
地中海東部諸国の料理では、多くの料理で違った名前で登場する。エジプト料理ではマモーニア(ma'mounia)という名の料理で登場する。ギリシャ南部ではラバニ(ravani)と呼ばれ、北部ではレバニ(revani)と呼ばれている。マグリブ,アレクサンドリア,ヨルダンではしばしばハリーサ(hareesa)と呼ばれている。バスブーサは、コプト正教会の間では、大斎のような断食の修行や降誕祭の斎のようなベジタリアンにおいて特に人気のあるデザートとなっている。
関連項目
[編集]- サムバリ
- メロマカロナ
- モハメド・ブアジジ - チュニジアの露天商。バスブーサの愛称で呼ばれ、彼の焼身自殺によってジャスミン革命・アラブの春と呼ばれる2010年~2012年のアラブ社会の社会運動に繋がっていった。
脚注・出典
[編集]- ^ The Recipes of Africa. p. 241 2014年12月6日閲覧。
- ^ “Taste of Beirut: Citrus muffins (Nammoura)”. 2014年7月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月6日閲覧。
- ^ “Nishanyan - Turkish etymological dictionary: Revani”. 2014年12月6日閲覧。
- Alan Davidson, 『Oxford Companion to Food』(1999年)