バプティスト・ルーソン＝ゴア

バプティスト・ルーソン＝ゴア閣下（英語: Hon. Baptist Leveson-Gower、1703年頃 – 1782年 8月4日）は、グレートブリテン王国の政治家。1727年から1761年まで庶民院議員を務めた^[1]。

生涯

兄にあたる第2代ゴア男爵ジョン・ルーソン＝ゴア（1746年にゴア伯爵に叙爵）がニューカッスル＝アンダー＝ライン選挙区（英語版）で1議席を掌握しており、1727年イギリス総選挙でバプティストは同選挙区で難なく当選した^[5]。このとき、同じくトーリー党出身の議員を輩出するアマーシャム選挙区（英語版）でも当選したが、ニューカッスル＝アンダー＝ライン選挙区の代表として議員を務めることを選択した^[6]。1734年イギリス総選挙では4人が出馬する中トップ当選（259票）を果たし、以降無投票当選を繰り返した^[5]。

議会では兄と同じくトーリー党に属し、1744年12月に兄が入閣したときもそれにならってブロード・ボトム内閣を支持、1745年から1749年6月まで下級商務卿（Lord of Trade）を務めた^[1]。しかしその後ベッドフォード派（英語版）（第4代ベッドフォード公爵ジョン・ラッセルの派閥）に参加、1751年にベッドフォード公爵とともに野党に転じるなどゴア伯爵と一線を画すことになった^[1]。1761年イギリス総選挙で出馬せず議員を退任した^[7]。

1782年8月4日に死去した^[7]。生涯未婚だった^[7]。

^ ^a ^b ^c ^d ^e Cruickshanks, Eveline (1970). "LEVESON GOWER, Hon. Baptist (?1703-82).". In Sedgwick, Romney (ed.). The House of Commons 1715-1754 (英語). The History of Parliament Trust. 2020年8月16日閲覧。
^ Cokayne, George Edward; Doubleday, Herbert Arthur; Warrand, Duncan; Howard de Walden, Thomas, eds. (1926). The Complete Peerage, or a history of the House of Lords and all its members from the earliest times (Gordon to Hustpierpoint) (英語). Vol. 6 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press. p. 37.
^ Burke, Sir Bernard; Burke, Ashworth Peter, eds. (1934). A Genealogical and Heraldic History of the Peerage and Baronetage, The Privy Council, and Knightage (英語). Vol. 2 (92nd ed.). London: Burke's Peerage, Ltd. p. 2279.
^ "Baptist LEVESON GOWER (LV720B)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
^ ^a ^b Cruickshanks, Eveline (1970). "Newcastle-under-Lyme". In Sedgwick, Romney (ed.). The House of Commons 1715-1754 (英語). The History of Parliament Trust. 2020年8月16日閲覧。
^ Lea, R. S. (1970). "Amersham". In Sedgwick, Romney (ed.). The House of Commons 1715-1754 (英語). The History of Parliament Trust. 2020年8月16日閲覧。
^ ^a ^b ^c Brooke, John (1964). "LEVESON GOWER, Hon. Baptist (?1703-82).". In Namier, Sir Lewis; Brooke, John (eds.). The House of Commons 1754-1790 (英語). The History of Parliament Trust. 2020年8月16日閲覧。

グレートブリテン議会（英語版）
先代トマス・チャップマン（英語版）ファーマナ子爵	庶民院議員（アマーシャム選挙区（英語版）選出） 1727年 – 1728年同職：モンタギュー・ガラード・ドレイク（英語版）	次代モンタギュー・ガラード・ドレイク（英語版）トマス・ラットウィッチ（英語版）
先代サー・ウォルター・バゴット準男爵（英語版）トマス・ルーソン＝ゴア	庶民院議員（ニューカッスル＝アンダー＝ライン選挙区（英語版）選出） 1727年 – 1761年同職：ジョン・ウォード 1727年 – 1734年ジョン・ロートン（英語版） 1734年 – 1740年ランダル・ウィルブラハム 1740年 – 1747年パーカー子爵 1747年 – 1754年ジョン・ウォルドグレイヴ閣下 1754年 – 1761年	次代ヘンリー・ヴァーノンジョン・ウォルドグレイヴ閣下

グレートブリテン議会（英語版）
先代トマス・チャップマン（英語版）ファーマナ子爵	庶民院議員（アマーシャム選挙区（英語版）選出） 1727年 – 1728年同職：モンタギュー・ガラード・ドレイク（英語版）	次代モンタギュー・ガラード・ドレイク（英語版）トマス・ラットウィッチ（英語版）
先代サー・ウォルター・バゴット準男爵（英語版）トマス・ルーソン＝ゴア	庶民院議員（ニューカッスル＝アンダー＝ライン選挙区（英語版）選出） 1727年 – 1761年同職：ジョン・ウォード 1727年 – 1734年ジョン・ロートン（英語版） 1734年 – 1740年ランダル・ウィルブラハム 1740年 – 1747年パーカー子爵 1747年 – 1754年ジョン・ウォルドグレイヴ閣下 1754年 – 1761年	次代ヘンリー・ヴァーノンジョン・ウォルドグレイヴ閣下