コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

バプティズム (アート・アンサンブル・オブ・シカゴのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『バプティズム』
アート・アンサンブル・オブ・シカゴライブ・アルバム
リリース
録音 1972年9月9日 ミシガン州アナーバー「ブルース&ジャズ・フェスティヴァル」[1]
ジャンル フリー・ジャズ
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース トゥンク・エリム、ジミー・ダグラス
専門評論家によるレビュー
アート・アンサンブル・オブ・シカゴ アルバム 年表
チ・コンゴ
(1972年)
バプティズム
(1973年)
戦士への讃歌
(1974年)
テンプレートを表示

バプティズム』(原題:Bap-Tizum)は、アメリカ合衆国フリー・ジャズバンドアート・アンサンブル・オブ・シカゴ1972年に録音、1973年アトランティック・レコードから発表したライブ・アルバム

解説

[編集]

1972年開催の「アナーバー・ブルース&ジャズ・フェスティヴァル」出演時の録音で、バンドが母国アメリカのジャズ・フェスティヴァルに出演したのは、この時が初めてである[2]。バンド紹介のMCは、活動家のジョン・シンクレア英語版による[2]。ジョセフ・ジャーマン作の「オーネダルース」のタイトルは、ジョン・コルトレーンサンスクリット名から取られ、この曲は元々、1971年にパリで録音されたアルバム『Phase One』の収録曲だが、本作のヴァージョンは、よりテンポが速められている[3]

リチャード・S・ギネルはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「聴衆は若く、急進的な思想に傾倒しており、アート・アンサンブルは混沌とした、うねうねと曲がりくねり、怒りに満ちた、極めて突飛な、そして常に魅力的な演奏を吐露している」と評している[2]。また、Harvey Pekarは1999年、『ジャズタイムズ』誌のレビューで「典型的かつ模範的なアート・アンサンブル・オブ・シカゴの作品で、カラフルで、時に詩的で、時に奇妙で、時に暴力的である」と評している[4]

収録曲

[編集]
  1. ジョン・シンクレアによる紹介 - "Introduction by John Sinclair" - 0:34
  2. ヌファマウダウ・バウダウガウ - "Nfamoudou-Boudougou" (Don Moye) - 4:15
  3. イムー - "Immm" (Malachi Favors) - 3:54
  4. ウナンカ - "Unanka" (Roscoe Mitchell) - 12:30
  5. アウフヌーン - "Oouffnoon" (R. Mitchell) - 3:53
  6. オーネダルース - "Ohnedaruth" (Joseph Jarman) - 14:49
  7. オドワラ - "Odwalla" (R. Mitchell) - 5:28

参加ミュージシャン

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Atlantic Records Discography: 1972”. Jazz Discography Project. 2022年8月7日閲覧。
  2. ^ a b c Ginell, Richard S. “The Art Ensemble of Chicago - Bap-Tizum Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年8月7日閲覧。
  3. ^ 2013年再発CD (WPCR 27341)ライナーノーツ(岡崎正通)
  4. ^ Pekar, Harvey (1999年10月1日). “Art Ensemble of Chicago: Bap-Tizum”. JazzTimes. 2022年8月7日閲覧。

外部リンク

[編集]