バレンタインデー (2010年の映画)
バレンタインデー | |
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Valentine's Day | |
監督 | ゲイリー・マーシャル |
脚本 | キャサリン・ファゲイト |
原案 |
キャサリン・ファゲイト アビー・コーン マーク・シルヴァースタイン |
製作 |
マイク・カーツ ウェイン・ライス |
製作総指揮 |
トビー・エメリッヒ サミュエル・J・ブラウン マイケル・ディスコ ダイアナ・ポコーニイ |
音楽 | ジョン・デブニー |
撮影 | チャールズ・ミンスキー |
編集 | ブルース・グリーン |
製作会社 | ニュー・ライン・シネマ |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
2010年2月8日 2010年2月12日 |
上映時間 | 125分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $52,000,000[1] |
興行収入 | $216,485,654[1] |
『バレンタインデー』(Valentine's Day)は、2010年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画。ゲイリー・マーシャル監督による群像劇。ロサンゼルスに住む10組の男女の、それぞれのバレンタインデーを描いている。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
花屋を営む男リードは、同棲中の恋人モーリーに朝一番でプロポーズをする。しかし、笑顔で婚約指輪を受け取ったモーリーだったが、彼が出かけた後に部屋の荷物をまとめ始める。
飛行機でたまたま隣り合わせたホールデンとケイト。男は洗練された物腰が魅力的な30代。女は11ヶ月ぶりに一晩だけ、ロサンゼルスでの滞在許可が出た軍人。会話を交わすうちに意気投合する二人だったが、共に目的地には意外な相手が待っている。
理想の男性ハリソンと出会い、幸せいっぱいの小学校教師ジュリア。しかし仕事で出張に行くというハリソンは、空港ではないある別の場所へと向かっていた。
結婚五十年を過ぎても変わらぬ愛を誓い合うエドガーとエステルの老夫婦。だが、よりによってこの日、妻は夫に重大な告白を始める。
有名アメフト選手ショーンのマネージャーを務めるカーラは、今年も主催予定の“バレンタインデーなんか大嫌いだパーティ”の参加者が、いまだゼロと知り自暴自棄になる。そんな彼女に取材目的で近づいたスポーツキャスターのケルヴィンだったが、彼女がバレンタインデーを嫌う理由を知る。
グレースとアレックスは高校生のカップル。二人はバレンタインデーに初体験を済ませようと計画している。彼女の実家の彼女の部屋で、ひとり初体験を盛り上げる演出を準備するアレックスだったが、そのとき突然彼女の母親が帰宅する。
母親と久しく離れ離れになっている小学生のエディソン。通学する小学校の女教師に恋をした彼は、バレンタインデーの昼休みに、学校まで花束を届けてもらおうとする。
初めて一夜を共にしたばかりのジェイソンとリズ。バレンタインのディナーを約束する二人だったが、彼女のほうには彼に伝えていないある秘密があった。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- モーリー・クラークソン: ジェシカ・アルバ(東條加那子) - リードの恋人。
- スーザン・モラレス: キャシー・ベイツ(斉藤貴美子) - テレビ局スタッフ。
- カーラ・モナハン: ジェシカ・ビール(本田貴子) - ショーンのパブリシスト。
- ホールデン・ウィルソン: ブラッドリー・クーパー(宮内敦士) - 飛行機の乗客。
- ショーン・ジャクソン: エリック・デイン(藤真秀) - NFL選手。
- ハリソン・コープランド: パトリック・デンプシー(田中完) - 医者。
- エドガー・パディントン: ヘクター・エリゾンド(高桑満) - エステルの夫。
- ケルヴィン・ムーア: ジェイミー・フォックス(世古陽丸) - スポーツキャスター。
- ジュリア・フィッツパトリック: ジェニファー・ガーナー(園崎未恵) - 小学校教師。
- ジェイソン・モリス: トファー・グレイス(杉山大) - 郵便係。
- リズ・カラン: アン・ハサウェイ(小松由佳) - 秘書。
- アレックス・フランクリン: カーター・ジェンキンス - 高校生。
- リード・ベネット: アシュトン・カッチャー(花輪英司) - 花屋のオーナー。
- ポーラ・トーマス: クィーン・ラティファ(喜田あゆ美) - リズの上司。
- ウィリー・ハリントン: テイラー・ロートナー(相原嵩明) - 高校生。
- アルフォンソ・ロドリゲス: ジョージ・ロペス(中村浩太郎) - 花屋の従業員。
- エステル・パディントン: シャーリー・マクレーン(沢田敏子) - エドガーの妻。
- グレース・スマート: エマ・ロバーツ(豊口めぐみ) - 高校生、エディソンの子守。
- ケイト・ヘイゼルタイン: ジュリア・ロバーツ(田中敦子) - 飛行機の乗客、軍人。
- エディソン: ブライス・ロビンソン - 小学生。
- フェリシア・ミラー: テイラー・スウィフト(嶋村侑) - 高校生。
- グレッグ・ギルキンス: マシュー・ウォーカー - リポーター。
- パメラ・コープランド: キャサリン・ラ・ナサ - ハリソンの妻。
- レイニー: ミーガン・スリ - 小学生。
- ロミオ・ミッドナイト: ポール・ウィリアムズ - ラジオDJ。
日本語吹替その他:尾崎未來、川野剛稔、田坂浩樹、橘凜、石川綾乃、岐部公好、関山美沙紀、青木強
日本語版制作スタッフ 演出:羽田野千賀子、翻訳:藤澤睦実、制作:HALF H・P STUDIO
サウンドトラック
[編集]- テイラー・スウィフト「トゥデイ・ワズ・ア・フェアリーテール」
- マイケル・フランティ&スピアヘッド「セイ・ヘイ(アイ・ラヴ・ユー)」
- ジュールズ・ホランド&ジャミロクワイ「アイム・イン・ザ・ムード・フォー・ラヴ」
- ウィリー・ネルソン「君住む街で」
- サウサリート・フォックスロット「エヴリデイ」
- ジュエル「ステイ・ヒア・フォーエヴァー」
- ベン・E・キング「アモーレ」
- エイミー・ワインハウス「キューピッドよ、あの子をねらえ」
- マルーン5「今宵の君は」
- ジョス・ストーン「4 アンド 20」
- ダイアン・バーチ「ヴァレンティノ」
- ナット・キング・コール「テ・キエロ・ディヒステ」
- テイラー・スウィフト「ジャンプ・ゼン・フォール」
- ブラック・ゴールド「シャイン」
- スティール・マグノリアス「キープ・オン・ラヴィン・ユー」
- レイトン・ミースター feat.ロビン・シック「サムバディ・トゥ・ラヴ」
- ザ・バード・アンド・ザ・ビー「朝からゴキゲン」
- アンジュ・ラマプリヤン「涙をとどけて」
「トゥデイ・ワズ・ア・フェアリーテール」のみ、本作のために書き下ろした新曲。この曲はiTunes配信シングルとしてリリースされたため、CD化されているのは本サウンドトラックのみである。
評価
[編集]批評家のレビュー集積サイトRotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「喜んでもらいたくてたまらなく、スターでいっぱいの『バレンタインデー』は、取り乱した、エピソード的なプロット、そしてたくさんのロマコメのクリシェで、その可能性を無駄にしている」であり、190件のレビューで支持率18%、平均点は10点満点で4点となっている[2]。Metacriticによれば、33件のレビューのうち、高評価は4件、賛否混在は14件、低評価は15件で、平均点は100点満点で34点となっている[3]。
興行収入
[編集]北米では3665館で公開され、5626万ドルとなり、初登場1位を記録[4]。公開3週目で1億ドルを突破。
日本では初登場4位だった[5]。
逸話
[編集]- 本作において、グレッグ役のマシュー・ウォーカーはメインキャスト扱いではなく、出演シーンはそう多くは無いが、DVD&Blu-rayに収録されている未公開シーンから、実際には数多くの撮影をしていたことが分かる。
- テイラー・スウィフトとテイラー・ロートナーは、本作の共演がきっかけで交際することとなるが、わずか3ヶ月で破局し、友達の関係に戻っている。
出典
[編集]- ^ a b “Valentine's Day (2010)” (英語). Box Office Mojo. 2011年5月25日閲覧。
- ^ “Valentine's Day” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “Valentine's Day Reviews” (英語). Metacritic. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “Weekend Box Office Results for February 12-14, 2010” (英語). Box Office Mojo. 2010年2月22日閲覧。
- ^ “国内人気映画ランキング : 2010年2月13日~2010年2月14日 トップ10速報”. 映画.com. 2010年2月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 公式ウェブサイト
- 【初回限定生産】ニューイヤーズ・イブ/バレンタインデー ワーナー・スペシャル・パック(2枚組) | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(DVD・セル商品(2015年12月2日発売))
- 【初回生産限定スペシャル・パッケージ】バレンタインデー | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(DVD・セル商品(2014年2月5日発売))
- バレンタインデー | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(Blu-ray・セル商品(2011年4月21日発売))
- バレンタインデー | NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン(DVD・セル商品(2010年11月3日発売))
- バレンタインデー - allcinema
- バレンタインデー - KINENOTE
- Valentine's Day - オールムービー
- Valentine's Day - IMDb