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バーナード彗星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バーナード彗星
177P/Barnard
仮符号・別名 P/1889 M1, 1889 III, 1889c
P/2006 M3[1]
分類 周期彗星
発見
発見日 1889年6月24日[2]
発見者 エドワード・エマーソン・バーナード[2]
軌道要素と性質
元期:TDB 2453849.5 (2006年4月24.0日)
軌道長半径 (a) 24.3047 au[3]
近日点距離 (q) 01.1073 au[3]
遠日点距離 (Q) 47.5021 au[3]
離心率 (e) 0.9544[3]
公転周期 (P) 119.82 [3]
軌道傾斜角 (i) 031.216 °[3]
近日点引数 (ω) 060.454 °[3]
昇交点黄経 (Ω) 272.068 °[3]
平均近点角 (M) 358.958 °[3]
前回近日点通過 2006年8月28日[4]
次回近日点通過 2127年4月13日[5]
2127年4月20日[4]
最小交差距離 0.310 au(地球)[3]
0.350 au(木星)[3]
ティスラン・パラメータ (T jup) 1.317[3]
物理的性質
絶対等級 (H) 15.7(+コマ[3]
Template (ノート 解説) ■Project

バーナード彗星英語: 177P/Barnard)は、公転周期約120年の周期彗星[3]

1889年6月24日にエドワード・エマーソン・バーナードによって発見され、その117年後の2006年6月23日にLINEARで再発見された[2]。バーナードが2つ目に発見した彗星のため、バーナード第2彗星とも呼ばれる。2006年7月19日、バーナード彗星は地球から0.3662 auの距離にまで接近した[4]2006年の7月下旬から9月にかけて、ヘルクレス座りゅう座の方角に8等級以上の明るさで見ることができた[要出典]近日点通過は、2006年8月28日だった[4]

バーナードが発見した他の2つの周期彗星のうち、1つ目のバーナード第1彗星(D/1884 O1)は、1884年に一度出現して以来観測されていない[6]。2つ目のバーナード・ボアッティーニ彗星は、写真によって発見された最初の彗星として、彗星天文学に新しい時代を開いた。この彗星は、1892年以降、見失われていたが、2008年10月7日に、アンドレア・ボアッティーニによって偶然再発見されたものである[7]

脚注

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  1. ^ Green, Daniel W. E. (2006年6月26日). “IAUC 8726: P/2006 M3; 2006di”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 2022年3月6日閲覧。
  2. ^ a b c Kronk, Gary W.. “177P/Barnard 2”. cometography.com. 2022年3月6日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 177P/Barnard”. Small-Body Database Lookup. Jet Propulsion Laboratory. 2022年3月6日閲覧。
  4. ^ a b c d 木下一男 (2011年1月17日). “77P/Barnard”. 2022年3月6日閲覧。
  5. ^ バーナード第2彗星 177P/Barnard 2”. 吉田誠一のホームページ (2020年6月6日). 2022年3月6日閲覧。
  6. ^ バーナード第1彗星 D/1884 O1 ( Barnard 1 )”. 吉田誠一のホームページ (2020年7月19日). 2022年3月6日閲覧。
  7. ^ Kronk, Gary W.. “206P/Barnard-Boattini”. cometography.com. 2022年3月6日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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LINEAR彗星 (176P)
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