パスカル・ピノン
Pascal Pinon(パスカル・ピノン) | |
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Pascal Pinon in 2009 in the Nordic House, Reykjavík | |
基本情報 | |
出身地 | アイスランド |
ジャンル | フォークポップ, フォークトロニカ |
活動期間 | 2009年〜現在 |
レーベル | モール・ミュージック |
共同作業者 | Samaris, JFDR |
メンバー |
Ásthildur Ákadóttir Jófríður Ákadóttir |
パスカル・ピノン(Pascal Pinon)は、アイスランドのレイキャビク出身の双子の姉妹アウスズヒルヅル(Ásthildur)とヨフリズル・アウカドッティル(Jófríður Ákadóttir)によって構成される音楽グループである 。[1]
略歴
[編集]2009年、14歳のときに友人たちとバンドを結成。バンド名は、20世紀初頭のサーカスの双頭のパフォーマー Pasqual Piñónに由来している。 [2] バンドは自らの音楽について「シンプルで正直で、憂鬱と楽観の両方に満ちていて、心を動かし、心の痛みを和らげ、心を温めることができる音楽を作りたいと思っている。」と語る。 [3] パスカルピノンの歌は、 英語だけでなく、母国語であるアイスランド語でも歌われている。 姉妹はテガン・アンド・サラ、ビョーク、ジョニ・ミッチェル、シネイド・オコナーの影響を受けている。ヨフリズル・アウカドッティルは主に作曲とヴォーカルを務めている他、ギター、クラリネット、キーボードの演奏も行う。アウスズヒルヅル・アウカドッティルは、主にハーモニーを歌う事やキーボード、ギター、ファゴットの演奏を担当している。 ヨーロッパで複数回(2010〜2014、2016、2017)のライブパフォーマンスを行っている他、中国(2011、2015)と日本(2012)でもコンサートを行っている。 その後はアイスランド国内を中心に活動を行っており、 2020年3月15日には、アイスランドのホールでCOVID-19の影響で、無観客でのパフォーマンスを行った。 [4] [5]
音楽
[編集]2009年、姉妹はファーストアルバム、「Pascal Pinon」をリリース。 このアルバムは完全にセルフプロデュースでリリースされた。 2010年にドイツのレーベル、Morr Musicから再リリースされると、 音楽メディアAllmusicによって「珠玉の一枚」と評された。[2] [6]
2013年1月、セカンドアルバム「Twosomeness」( プロデューサーはAlex Somers)をリリース。 [6] アルバムは音楽雑誌「Clash」から8/10と高い評価を受け、AllmusicにおいてもライターTim Sendraから5つ星中4つ星と高い評価を得た。 [7] [8] 2013年、 ニコ・マーリーはPascal Pinonの音楽を「...不思議な程にキャッチー」と表現し、ニューヨーク・タイムズ紙のデイリー・ミュージック「マスト・リスト」に選出した。[9]
2015年11月、ヨフリズルは彼女らのアルバ「Sundur」(Ásthildurプロデュース)を「...生々しくてリアルで、ミニマルでちょっとメランコリック...」と表現。[10] [11] [12] 同アルバムは2016年のリリース後、多くの評論家から高い評価を獲得、New Noise Magazineは、 Sundurを2016年のトップ16アルバムに選出した。[13] [14] 2020年、彼女らの楽曲「When I Can't Sleep 」は、Apple TV +制作のアニメ「ほら、ここにいるよ: このちきゅうでくらすためのメモ」の予告編にて使用された。[15] [15]
関連プロジェクト
[編集]ヨフリズルは様々な音楽グループやアーティスト共活動しており、アイスランドのエレクトロニックグループであるサマリスのヴォーカルも務めている。 [16] また、彼女は音楽グループGanglyのメンバーでもあった。その他にも、Lapalux、Low Roarといったアーティストのプロジェクトにも参加している。 [17] [18] [19] [20] 2015年、ヨフリズルはJFDRという名義でソロ活動を開始した。
ディスコグラフィー
[編集]アルバム
[編集]- Pascal Pinon(2009)、(セルフプロデュース)
- Pascal Pinon (2010)、 モール・ミュージック
- Twosomeness (2013)、モール・ミュージック
- Sundur (2016)、モール・ミュージック
シングル、EP
[編集]- Pascal Pinon EP(2009) (セルフプロデュース)
- I wrote a song EP(2010)A Number of Small Things
- Party Wolves EP(2012)モール・ミュージック
- JFDR-ホワイトサンライブ。 パートI :文字列 (Pascal Pinonの曲を含む)、EP(2018)モール・ミュージック
脚注
[編集]- ^ Monger, James Christopher "Pascal Pinon Biography", Allmusic. Retrieved 5 May 2013
- ^ a b Sendra, Tim "Pascal Pinon Review", Allmusic. Retrieved 5 May 2012
- ^ Balitro, Polly ",Pascal Pinon Dreck Magazine 13 August 2013
- ^ https://www.instagram.com/p/Bznw2t_AWw2/
- ^ https://vimeo.com/397551672
- ^ a b Lewis, Casey (2013) "Pascal Pinon Talk About Their New Album 'Twosomeness'", Teen Vogue. Retrieved 5 May 2013
- ^ James, Gareth (2013) "Pascal Pinon - Twosomeness", Clash, 14 January 2013. Retrieved 5 May 2013
- ^ Sendra, Tim "Twosomeness Review", Allmusic. Retrieved 5 May 2013
- ^ Muhly, Nico, New York Times, 16 October 2013
- ^ https://postmondaen.net/2016/08/14/music-iceland-poetry-and-sisterly-love-an-interview-with-jofridur-akadottir/
- ^ http://grapevine.is/culture/music/2015/11/18/swimming-through-seasons-jofridur-akadottir-unveils-a-poetic-new-project/
- ^ canyouearit.com/, 5 March 2016
- ^ https://www.playrepeat.net/blog/2016/12/18/alexs-10-best-albums-of-2016
- ^ https://newnoisemagazine.com/top-16-punk-ish-chunks-2016/
- ^ a b https://www.youtube.com/watch?v=2M3Q4-zCTHc
- ^ Schipani, Vanessa (26 May 2011). “Mad Scientist Samaris”. The Reykjavík Grapevine (6 – 2011): 26 7 November 2013閲覧。.
- ^ https://blog.kexp.org/2016/04/13/song-of-the-day-gangly-fuck-with-someone-else/
- ^ https://www.thelineofbestfit.com/news/latest-news/low-roar-teams-up-with-jofridur-akadottir-for-bones-the-first-taste-of-lp3
- ^ https://www.instagram.com/p/BVrwh5iDJea/
- ^ “Archived copy”. 2017年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年6月26日閲覧。