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フォークトロニカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フォークトロニカ
Folktronica
様式的起源 フォーク
エレクトロニカ
IDM
文化的起源 2000年代
イギリス
使用楽器 シンセサイザー
ドラムマシン
シーケンサー
キーボード
サンプラー
融合ジャンル
ネオフォーク
フリーク・フォーク
ラップトップ・フォーク
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フォークトロニカ(Folktronica)は、フォークエレクトロニカの要素を持った音楽のジャンルである。エレクトロフォーク(Electrofolk)ともいう。

概要

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フォークトロニカに分類される音楽では、アコースティック楽器の音をサンプリングした音源、とりわけ弦楽器の音が多用され、またヒップホップやダンス・ミュージックのリズムを取り入れることも多い[1][2]。一般的に、作曲にはコンピュータが使用される[3]

歴史

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フォークトロニカという言葉は、かつて存在した BurnitBlue.com というサイト上で、音楽ライターの Jim Byers によって初めて使用された。そこでは、バッドリー・ドローン・ボーイの登場に関わったツイステッド・ナーヴ英語版のようなレコードレーベルが増えてきている傾向について言及する文脈で、フォークトロニカという造語が使用された。2001年には、登場したFour Tetの作風を形容する際に、再びこの言葉が使用された[4][5][2]。また同じく 2001年に、モーマスが「Folktronic」と題したアルバムをリリースし、意図的にこのジャンル名を使用した[6]。類似したジャンルにラップトップ・フォーク(Laptop folk)があり、よりミニマル要素が強い音楽を形容する際に用いられる。

本ジャンルに含まれるとされるアルバムには、Four Tet「Pause」、Tunng英語版「Mother's Daughter and Other Songs、ユージン・フランシス・ジュニア英語版「The Golden Beatle」、ゴールドフラップ「セヴンス・ツリー」、ヴィンターガタン「Marble Machine」、そしてカリブー「The Milk of Human Kindness」などが挙げられている[7]

脚注

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  1. ^ Smyth, David (April 23, 2004). "Electrifying folk: Folktronica, new folk, fuzzy folk – call it what you will. Laptops are replacing lutes to create a whole new sound", Evening Standard, p. 31.
  2. ^ a b Empire, Kitty (April 27, 2003). "Up front on the verge: Four Tet, aka Kieran Hebden", The Observer, p. 14.
  3. ^ Clarke, Paul (July 25, 2003). "Collective: folktronica", BBC.co.uk. Retrieved 2010-03-09.
  4. ^ Harley, Kevin (January 30, 2010). "Four Tet: There Is Love in You", The Independent, p. 24
  5. ^ Brown, Jonathan, and Kinnear, Lucy (February 11, 2008). "The real school of rock", The Independent, p. 10.
  6. ^ Momus: Folktronic: Pitchfork Record Review
  7. ^ Clayton, Richard (February 1, 2009). "Folktronica: Encyclopedia of Modern Music", Times Online. Retrieved 2010-03-09.

関連項目

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