パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム
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『パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』 | ||||
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サイモン&ガーファンクル の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1965年12月14日、12月22日 1966年6月8日 - 8月22日 | |||
ジャンル | フォークロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
コロムビア・レコード(米国盤) CBS/日本コロムビア→ CBS・ソニー(日本盤) | |||
プロデュース | ボブ・ジョンストン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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サイモン&ガーファンクル アルバム 年表 | ||||
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『パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』(Parsley, Sage, Rosemary and Thyme)[3]は、サイモン&ガーファンクルが1966年10月に発表したサード・アルバム。
解説
[編集]アルバム・タイトルはイギリス民謡「スカボロー・フェア」の歌詞の一節から取られており、本作の1曲目に収録された「スカボロー・フェア/詠唱」は、「スカボロー・フェア」にポール・サイモンがソロ・アルバム『ポール・サイモン・ソングブック』(1965年)で発表した自作曲「ザ・サイド・オブ・ア・ヒル」の一部を織り込んだもの。「パターン」「雨に負けぬ歌」「簡単で散漫な演説」の3曲は、『ポール・サイモン・ソングブック』収録曲のセルフ・カヴァー。「7時のニュース/きよしこの夜」では、ニュースを読み上げるDJの声がオーバーダビングされており、公民権法の法案、レニー・ブルースの訃報、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアのデモ行進の予定、リチャード・スペックの公判、ベトナム戦争の反対運動について言及されている。
本作は全米4位に達し、サイモン&ガーファンクルのアルバムとしては初めて全米チャートのトップ10入りを果たした[1]。
『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、202位にランクイン[4]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はポール・サイモン作詞・作曲。
- Side 1
- スカボロー・フェア/詠唱 - "Scarborough Fair/Canticle" (Traditional, arranged by Paul Simon, Art Garfunkel) - 3:10
- パターン - "Patterns" - 2:45
- クラウディ - "Cloudy" - 2:21
- 早く家へ帰りたい - "Homeward Bound" - 2:29
- プレジャー・マシーン - "The Big Bright Green Pleasure Machine" - 2:44
- 59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー) - "The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy)" - 1:54
- Side 2
- 夢の中の世界 - "The Dangling Conversation" - 2:37
- 雨に負けぬ花 - "Flowers Never Bend with the Rainfall" - 2:10
- 簡単で散漫な演説 - "A Simple Desultory Philippic (Or How I Was Robert McNamara'd into Submission)" - 2:19
- エミリー・エミリー - "For Emily, Whenever I May Find Her" - 2:04
- 地下鉄の壁の詩 - "A Poem on the Underground Wall" - 1:53
- 7時のニュース/きよしこの夜 - "7 O'Clock News/Silent Night" - 2:01
2001年リマスター盤ボーナス・トラック
[編集]- パターン (デモ) <モノーラル> - "Patterns" (Demo) - 2:53
- 地下鉄の壁の詩 (デモ) <モノーラル> - "A Poem on the Underground Wall" (Demo) - 1:51
カヴァー
[編集]- 「59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー)」は、ハーパース・ビザールが1967年にシングルとして発表。全米13位を記録した。マイク・ブルームフィールド&アル・クーパーの『フィルモアの奇蹟』(1969年)、ピチカート・ファイヴの12インチ・シングル「オードリィ・ヘプバーン・コンプレックス」(1985年)などで取り上げられた。
- 「夢の中の世界」は、ジョーン・バエズ『Joan』(1967年)で取り上げられた。