パトリース・ラッシェン
パトリース・ラッシェン Patrice Rushen | |
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パトリース・ラッシェン(2010年) | |
基本情報 | |
出生名 | Patrice Louise Rushen |
生誕 | 1954年9月30日(70歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンジェルス |
ジャンル | フュージョン、ジャズ、R&B、ポップ、ソウル、ポスト・ディスコ |
職業 | ピアニスト、歌手、ソングライター、作曲家、音楽プロデューサー、音楽ディレクター |
活動期間 | 1973年 - 現在 |
レーベル | プレスティッジ、エレクトラ、アリスタ、GRP、Aix Entertainment、ディスカバリー |
公式サイト |
www |
パトリース・ラッシェン(Patrice Rushen、1954年9月30日 - )は、アフリカ系アメリカ人のソウル/R&Bの歌手でピアニスト。セッション・ミュージシャンとしても知られている。
2005年には、米国バークリー音楽大学(Berklee College of Music)から名誉音楽博士号(Honorary Doctorate of Music degree)を授与された[1]。
彼女の往年のヒット曲には「Forget Me Nots」(1982年、アルバム『ハート泥棒』収録)があり、この曲はウィル・スミス主演の映画『メン・イン・ブラック』(1997年)のテーマ曲としてサンプリングされ、リバイバルヒットとなる。
略歴
[編集]カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれ育つ。幼い頃より南カリフォルニア大学にて英才教育を受け、6歳でピアノを弾き始め、神童と騒がれる程になる。高校時代にいくつものコンテストで優勝する。1974年にアルバム『Prelusion』にてデビュー。
ジャン=リュック・ポンティやスタンリー・タレンタインのバックメンバーに参加し、後にリー・リトナーやデイヴ・グルーシン等のロサンゼルス勢のメンバーと関わりを持ち、フュージョン早創期の中心メンバーの一人となる。1978年にエレクトラ・レコードからアルバム『妖精のささやき』をリリース。以降、『陽気なレイディ』(1979年)、『おしゃれ専科』(1980年)、『ハート泥棒』(1982年)等といったヒット・アルバムをリリース。
1980年代末からはテレビ映画やプロデュース業にも進出し、1990年代はジャネット・ジャクソンのツアーの音楽監督を務めている。映画では『メン・イン・ブラック』を担当している。スクリーン・ミュージックにもその名を刻んできた。オリジナル・アルバムの最新作は1997年の『Signature』であるが、セッション・ミュージシャンとしても頻繁に活動。リー・リトナーとのリユニオン・アルバム『オーヴァータイム』(2005年)や『スモーク・アンド・ミラーズ』(2006年)に参加した。後者のアルバムには往年のヒット曲「Forget Me Nots」を収録しており、彼女自身も参加、アフロ・リズムにアレンジされている。また2005年や2007年にもリトナーのバックメンバーとして来日している。
2014年3月のリー・リトナーとの来日公演で、共演した神保彰は、のちに、そのときのエピソードを以下のように語っている。
「 | …とても面白い方で、僕が”GROOVE BOOSTER”をつけてプレイしてたら、彼女が「これは何?あなたはなんでそんなことをしてるの?」って聞いてきて、「これは僕がドラマー用にプロデュースして、発売しているんですよ」って答えたんですね。そうしたら彼女が「あなたはこれからグルーヴというものをキーワードに、いろいろなマーケティングをしていけばいいんじゃない?」って(笑)。「あなたのこれからの人生のキーワードは”グルーヴ”ね。”Groove Of Life”ね!」と冗談混じりに言ってくれたんです。そのとき”Groove Of Lifeって自分にピッタリな言葉だな”と思って、次のアルバムに使って良いか了解を取って、タイトルにしたんです。 | 」 |
—(『リズム&ドラム・マガジン』2015年2月号より抜粋) |
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]Year | Album | Billboard 200 | Top R&B/Hip-Hop Albums | Top Jazz Albums | Top Contemp. Jazz |
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1974 | Prelusion | ||||
1975 | ビフォー・ザ・ドーン Before the Dawn |
48 | 14 | ||
1976 | シャウト・イット・アウト Shout It Out |
164 | 16 | ||
1976 | Let There Be Funk: The Best Of Patrice Rushen | 42 | |||
1978 | 妖精のささやき Patrice |
98 | 27 | 5 | |
1979 | 陽気なレイディ Pizzazz |
39 | 11 | 2 | |
1980 | おしゃれ専科 Posh |
71 | 23 | ||
1982 | ハート泥棒 Straight from the Heart |
14 | 4 | ||
1984 | 夏微風(サマー・ウインド) Now |
40 | 7 | 7 | |
1985 | Anthology of Patrice Rushen | ||||
1986 | ウォッチ・アウト! Watch Out |
77 | 19 | 17 | |
1990 | The Meeting | 17 | |||
1994 | Anything But Ordinary | ||||
1995 | アップデイト ※ザ・ミーティング名義 Update |
||||
1996 | Haven't You Heard - The Best of Patrice Rushen | ||||
1997 | シグネチャー Signature |
9 | |||
2002 | The Essentials: Patrice Rushen | ||||
2008 | Untitled Patrice Rushen Album |
シングル
[編集]Year | Title | Chart Positions | |||
---|---|---|---|---|---|
US Hot 100 |
US R&B/Hip-Hop |
US Dance |
UK | ||
1979 | "Hang It Up" | – | 16 | – | - |
1979 | "When I Found You" | – | 87 | – | - |
1980 | "Givin' It Up Is Givin' Up" | – | 47 | – | - |
1980 | "Haven't You Heard" | 42 | 7 | 5 | 62 |
1980 | "Let The Music Take Me" | 50 | |||
1980 | "Look Up" | - | 13 | – | - |
1981 | "Never Gonna Give You Up" | – | – | 2 | 66 |
1982 | "Forget Me Nots" | 23 | 2 | 2 | 8 |
1982 | "Breakout!" | 46 | |||
1982 | "I Was Tired Of Being Alone" | – | 79 | – | 39 |
1984 | "Get Off (You Fascinate Me)" | – | 26 | 40 | – |
1984 | "Feels So Real (Won't Let Go)" | 78 | – | 10 | 51 |
1987 | ウォッチ・アウト! "Watch Out" |
– | 9 | 22 | 78 |
1987 | "Anything Can Happen" | – | 51 | – | – |
1988 | "Come Back To Me" | – | 65 | 37 | – |
1988 | ウォッチ・アウト! "Watch Out" |
– | 9 | – |