ヒッチコック/トリュフォー
ヒッチコック/トリュフォー | |
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Hitchcock/Truffaut | |
監督 | ケント・ジョーンズ |
脚本 |
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原作 |
フランソワ・トリュフォー 『定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー』 |
製作 | |
出演者 |
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音楽 | ジェレミア・ボーンフィールド |
撮影 |
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編集 | レイチェル・ライマン |
配給 |
Cohen Media Group ロングライド |
公開 |
2015年5月19日(カンヌ映画祭) 2015年12月2日 2016年12月10日 |
上映時間 | 80分[1] |
製作国 | |
言語 | |
興行収入 |
$302,459[2] 1900万円[3] |
『ヒッチコック/トリュフォー』(原題:Hitchcock/Truffaut)は、2015年のフランス・アメリカ合作のドキュメンタリー映画。監督はケント・ジョーンズ。フランソワ・トリュフォーがアルフレッド・ヒッチコックについて綴った書籍『定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー』(Hitchcock/Truffaut)を題材にしている[4]。
原作でトリュフォーは1962年にユニバーサル・スタジオのオフィスでヒッチコックに8日以上にもわたるインタビューを行っており、本作はその音声テープや写真と、ジェームズ・グレイ、マーティン・スコセッシ、ポール・シュレイダー、ウェス・アンダーソン、デヴィッド・フィンチャー、アルノー・デプレシャン、オリヴィエ・アサヤスといったヒッチコックを敬愛する10人の映画監督[5][6]へのインタビューで展開する。
2015年、カンヌ映画祭で初めて上映され、同年トロント国際映画祭のドキュメンタリー部門でも上映された[7][8]。
キャスト
[編集]- アルフレッド・ヒッチコック
- フランソワ・トリュフォー
- ウェス・アンダーソン
- オリヴィエ・アサヤス
- ピーター・ボグダノヴィッチ
- アルノー・デプレシャン
- デヴィッド・フィンチャー
- ジェームズ・グレイ
- 黒沢清
- リチャード・リンクレイター
- ポール・シュレイダー
- マーティン・スコセッシ
評価
[編集]本作は批評家から絶賛を受けた。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには110件のレビューがあり、批評家支持率は95%、平均点は10点満点で7.7点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「今作は、映画人の若い世代にも豊かな恩恵を与えながら、映画人にとって不可欠な視点が描かれており、伝説への愛情ある巧みな賛辞を送っている」とした[9]。また、Metacriticでは25件の批評に基づき加重平均値は79/100となっている[10]。
エンターテインメント・ウィークリー誌のクリス・ナシャワティは今作にA-を与え、「最高の部分は、両人物の芸術に関する会話を、かなりフェティシズム的な詳細まで聞く機会を得られたこと」と述べた[11]。ローリング・ストーン誌のピーター・トラヴァースは4点中3.5点を付け、「唯一の問題は本作が80分と短すぎること」と述べた[12]。 バラエティ誌のピーター・デブルージュは「気軽で分かりやすくも聡明な作品」と述べた[13]。ハリウッド・リポーター誌のトッド・マッカーシーは「映画製作者についての映画が歓迎されるところなら、どこでもこの映画は最高峰になるだろう」と述べた[14]。
第38回デンバー映画祭では、Maysles Brothers Award for Best Documentary Filmを受賞した[15]。
脚注
[編集]- ^ “Hitchcock/Truffaut (12A)”. British Board of Film Classification (16 February 2016). 17 February 2016閲覧。
- ^ “Hitchcock/Truffaut (2015)”. Box Office Mojo. 24 January 2016閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2018年3月下旬 映画業界決算特別号 p.64
- ^ Truffaut, François (1983). Hitchcock/Truffaut. Simon & Schuster
- ^ ““名だたる監督の証言でひも解くヒッチコック、カンヌでドキュメンタリー上映”. 映画ナタリー. (2015年5月21日) 2018年3月16日閲覧。
- ^ a b ““ヒッチコック/トリュフォー : 作品情報 - 映画.com”. 映画.com 2018年3月16日閲覧。
- ^ “Toronto Film Festival Adds 60+ Titles”. IndieWire. 11 August 2015閲覧。
- ^ Singer, Matt (10 September 2015). “'Hitchcock/Truffaut' Review: One of the Best Film Books of All Time Is Now a Movie”. Screen Crush 16 September 2015閲覧。
- ^ “Hitchcock/Truffaut (2015)”. Rotten Tomatoes. Flixster. 9 February 2017閲覧。
- ^ “Hitchcock/Truffaut reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 9 February 2017閲覧。
- ^ Nashawaty, Chris (1 December 2015). “'Hitchcock/Truffaut': EW review”. Entertainment Weekly. 9 February 2017閲覧。
- ^ Travers, Peter (3 December 2015). “Hitchcock/Truffaut”. Rolling Stone. 9 February 2017閲覧。
- ^ Debruge, Peter (29 May 2015). “Cannes Film Review: ‘Hitchcock/Truffaut’”. Variety. 9 February 2017閲覧。
- ^ McCarthy, Todd (20 May 2015). “'Hitchcock/Truffaut': Cannes Review”. The Hollywood Reporter. 9 February 2017閲覧。
- ^ Travers, Andrew (19 November 2015). “Aspen Times Weekly: Highlights from the 38th annual Denver Film Festival”. The Aspen Times. 10 February 2017閲覧。