ヒメフヨウ属
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ヒメフヨウ属 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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10分岐するタイリンヒメフヨウの雌しべの先端
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Malvaviscus Fabr. | ||||||||||||||||||||||||||||||
タイプ種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Malvaviscus arboreus Cav. | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Turk's cap mallow, wax mallow, sleepy mallow, sleeping hibiscus |
ヒメフヨウ属(ヒメフヨウぞく、Malvaviscus)はアオイ目アオイ科の下位分類に属する常緑低木。原産地は米国テキサス州~中南米の熱帯域で、熱帯・亜熱帯の各地へ導入・帰化。
概要
[編集]葉は互生し、心臓形~長心臓形で浅く3裂することもあり、葉縁に鋸歯がある。花は紡錘形で新しい枝につき、上または下向きに咲く。花色は赤、桃、白。英名は花が十分に開ききらず、蕾状のままに終わることに由来[1][2]。
類似するフヨウ属Hibiscusとの主な違いは以下の通り。
主な種
[編集]アオイ科の常緑低木で、POWOでは10種からなるとされる。このうち日本国内でみられる主な種を記す。和名は白井(1980)[1]に従う。
- M. arboreus ヒメフヨウ - 花が上を向き、葉先が尖る。
- M. arboreus var. drummondii マルバヒメフヨウ - 花が上を向き、葉は縦横ほぼ同長で円形に近く、葉先は尖らない。
- M. penduliflorus タイリンヒメフヨウ - 別名:ウナズキヒメフヨウ。花が下垂する。花弁はヒメフヨウより長い。 ※白井(1980)では学名Malvaviscus arboreus var. penduliflorus[1]
栽培・利用
[編集]挿し木でよく活着する。樹勢が旺盛で徒長しがちなため、花が終わった5月頃に強剪定を行う。剪定後は基部から枝が出て、ブッシュ状に仕立てることも可能[3]。
画像
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 白井祥平『沖縄園芸植物大図鑑』 4巻《熱帯花木》、沖縄教育出版、那覇市、1980年。
- 岸本高男 著「ヒメブッソウゲ」、比嘉良勝 編『原色版沖縄園芸百科』(第6版)新報出版、那覇市、1997年。 507–509頁
- Brickell, Christopher, ed. (1996), RHS A-Z encyclopedia of garden plants, London: Dorling Kindersley, p. 654–655, ISBN 0751303038
外部リンク
[編集]- Malvaviscus Fabr. Plants of the World Online, Royal Botanical Gardens, Kew