ヒロコ・ムトー
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ヒロコ・ムトー (相澤(旧姓武藤)紘子) | |
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誕生 |
1945年5月23日(79歳) 日本・秋田県 |
職業 | 作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(仏文学) |
最終学歴 | 青山学院大学仏文科 |
ジャンル | 作家 |
主な受賞歴 |
古賀正男賞(「若さは涙のない苦しみ」作詞、1970年) 2009年度神奈川県ボランタリー活動奨励賞 |
親族 | マサコ・ムトー、トシコ・ムトー |
公式サイト | https://kokotaku.com |
ウィキポータル 文学 |
ヒロコ・ムトー(相澤紘子(旧姓武藤)、あいざわ(むとう)ひろこ、1945年5月23日 - )は、日本の著作家。秋田県生まれ。
来歴
[編集]1968年(昭和43年)、青山学院大学仏文科を卒業[1]。同年TBSテレビ制作部音楽番組「天使と野郎とも」のタイム・キーパーとして一年間勤務。翌年、いずみたく主宰の「オールスタッフ」プロダクションに作詞家として所属[2]。
1976年に渡米し、1979年に帰国する。1982年、帰国子女問題を啓発する『ミキ、アメリカに帰りたい』(講談社)を上梓し、作家活動に入る。1985年、女優の稲垣美穂子と出会い[3]、子供のための創作ミュージカルに共鳴してデビュー作『青いガラスとエメラルド』をきっかけにミュージカル作家の道を歩む。
2007年、子供のいじめ防止と克服を発信する朗読講演「心の宅急便」を立ち上げ、横浜の中学校からスタートし、国内外の講演活動[4][5][6][7]を開始。
著作
[編集]作詞
[編集]以下、提供歌手毎に記載。
- 「愛ある限り」作曲:江口浩司(キングレコード)
- 「青いしずく」作曲:木下忠司(CBS・ソニーレコード)
- 「愛の世界」作曲:小林郁夫(東芝音楽工業)
- 「脱出」作曲:森田公一(東芝音楽工業)
- 「白いラブレター」作曲:小林郁夫(東芝音楽工業)
- 「僕にまかせておくれ」作曲:東海林修(東芝音楽工業)
- 「自由なかもめ」作曲:江口浩司(キングレコード)
- 「月光のエロス」作曲:三月はじめ(キングレコード)
- 「青い森の二人」作曲:江口浩司(キングレコード)
「この涙をあなたに」作曲:江口浩司(キングレコード)
- 「雲よ風よ空よ」作曲:山下毅雄(キングレコード)
- 「秋よおまえなら」作曲:山下毅雄(キングレコード)
- 「白い風にのって」作曲:筒井広志(講談社) - 『冒険コロボックル』主題歌
- 「冒険コロボックル」作曲:筒井広志(講談社) - 『冒険コロボックル』挿入歌
訳詩
[編集]- 「私の孤独」(小坂一也歌唱、ポリドールレコード)
- 「ヒロシマ」
- 「愛のシャンソン」
- 「アドロ」
- アン・グレゴリー
- 「天使の詩」(作曲:P.クラーク、郷ひろみ歌唱、CBSソニーレコード)
ミュージカル
[編集]- 「青いガラスとエメラルド」作:ヒロコ・ムトー、演出:篠崎光正、音楽:深町純
- 「白姫伝説」作:ヒロコ・ムトー、演出:浦辺日左夫、音楽:井上鑑
- 「ゴールド物語」作:ヒロコ・ムトー、演出:木島恭、音楽:マリオネット
- 「猫の遺言状」作:ヒロコ・ムトー、演出:木島恭、音楽:マリオネット
- 「幸せ猫」作:ヒロコ・ムトー、演出:木島恭、音楽:マリオネット
単著
[編集]- 『恋の日記 - 裸足で駆ける少女』(絵:トシコ・ムトー)サンリオ出版<サンリオ・ギフト・ブックシリーズ>、1972年
- 『愛の日記 - ふりむいた少女』(絵:トシコ・ムトー)サンリオ出版<サンリオ・ギフト・ブックシリーズ>、1974年
- 『ミキ、アメリカに帰りたい』講談社、1982年
- 『妻たちの海外駐在』文藝春秋、1985年(<文春文庫>、1994年)
- 『不忘窯の人々 - 風と野草と焼き物と』蝸牛社、1988年
- 『幸福な猫の淋しい背中』文藝春秋、1990年
- 『あの娘の母はこの母の娘』文藝春秋、1994年
- 『猫の遺言状』文藝春秋、1998年
- 『野良猫ムーチョ - 心に吹く風』(イラスト:森田あずみ、翻訳:弟子丸典子)テレビ朝日事業局出版部、2001年
- 『LOVE CAT 愛を求めて』テレビ朝日、2003年
- 『あなたがいい』PHP研究所、2004年
- 『心の宅急便』中経出版、2009年 ISBN 978-4-8061-3454-1
- 『一度しかない人生だから - 六十代からできること』海竜社、2011年 ISBN 978-4-7593-1198-3
- 『天使になったシュクちゃん 世界一愛された犬の七年半』(イラスト:YASCA)文藝春秋、2015年
- 『人生いつでも花開く』 野絵瑠社、2019年
共著
[編集]- 『手のひらのしあわせ -豆紙人形から始まった、八十八歳のシンデレラ物語』(マサコ・ムトーと共著)PHP研究所、2002年
- 『雲日記』(マサコ・ムトーと共著)海竜社、2012年
訳書
[編集]- ベヒッチ・アック『高血圧のプラタナス』蝸牛社<かたつむり文庫>、1991年
- アデモラ・アデコラ『クムクボリクラ王子』蝸牛社<かたつむり文庫>、1996年
脚注
[編集]- ^ 赤岡東「エッセイスト、ミュージカル作家 ヒロコ・ムトーさん」産経新聞2004年11月29日
- ^ 青山学院大学ESS・OB会 会報 1999年4月1日発行 第4号 7頁 「OBファイル」
- ^ 青山学院大学ESS・OB会 会報 2006年9月1日発行 第11号 15頁 「OBの書いたミュージカルと本」
- ^ 子どもたちへの、いじめの克服と生きる勇気を与えるための朗読講演活動 - 横浜市(かながわボランタリー活動推進基金21)
- ^ コラム「ヒロコ・ムトーさん『心の宅急便』-『生きる勇気届けたい』」山形新聞2009年9月5日夕刊
- ^ 「届け、心の宅急便」神奈川新聞2010年3月19日朝刊
- ^ 北米報知(The North American Post)、2010年5月3日・2010年6月9日