ピウパイト
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ピウパイト | |
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分類 | 硫酸塩鉱物 |
シュツルンツ分類 | 7.BC.40 |
化学式 | K2Cu2O(SO4)2 |
結晶系 | 正方晶 |
対称 |
正方晶 ヘルマン・モーガン記号: (4) 空間群: I 4 |
単位格子 | a = 13.6 A, c = 4.95 A; Z=4 |
晶癖 | [001]に沿った針状結晶, 正方形断面, 通常は空洞; コケ様集合体 |
へき開 | 完全, 長軸方向に平行 |
粘靱性 | 脆い |
モース硬度 | 2.5 |
光沢 | ガラス質から脂質 |
色 | エメラルドグリーン、深緑色、黒色 |
条痕 | 黄緑色 |
透明度 | 透明から半透明 |
比重 | 3.0 - 3.1 |
光学性 | 1軸 (+) |
屈折率 | nω = 1.583 nε = 1.695 |
複屈折 | δ = 0.112 |
多色性 | 明確; O = 淡緑色, 黄緑色; E = 深緑色, 淡緑色 |
溶解度 | 残渣を残して水に可溶 |
文献 | [1][2][3] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
ピウパイト(Piypite)は、組成式K2Cu2O(SO4)2の、カリウムと銅を含む珍しい硫酸塩鉱物である。結晶系は正方晶であり、針状結晶または塊として産出する。個々の結晶の断面は正方形で、しばしば空洞である。色はエメラルドグリーンから黒色で、ガラス状~脂肪光沢を持つ[2][3]。
1982年にロシアのトルバチク山で初めて記載されたが、イタリアのヴェスヴィオやドイツバート・エムスのスラグ鉱床でも報告されている[2][1]。噴気孔の環境では、火山昇華物として産出する。カムチャッカの模式地で関連する鉱物には、岩塩、カリ岩塩、ラングバイナイト、黒銅鉱、赤鉄鉱、トルバチアイト、ドレロファン石、ウルソバイト、硫酸カリ鉱、ポノマレバイト、塩化鉛鉱、水藍石、ユークロール石、アベリエバイト、フェドトフ石、アラース石、アルモクリュチェフスク石、ナボコアイト、ラメル石等がある。ヴェスヴィオでは、パラアタカマ石とともに産出する[2]。