ピオネールスキー
座標: 北緯54度57分06秒 東経20度14分00秒 / 北緯54.95167度 東経20.23333度
ピオネールスキー(ロシア語: Пионе́рский、ラテン文字表記の例: Pionersky)は、ロシア西部飛び地のカリーニングラード州にあるバルト海の海辺の都市。1945年以前は東プロイセンに属し、ドイツ語でノイクーレン(Neukuhren, リトアニア語: Naujieji Kuršiai, ポーランド語: Kursze)といった。
バルト海に突き出したサンビア半島の北岸にあり、西にはスヴェトロゴルスク(ラウシェン)、東にはゼレノグラーツク(クランツ)といったリゾートの町がある。州都カリーニングラードからは北へ35km。
人口は2004年で11,800人ほど。2002年国勢調査で11,816人。
歴史
[編集]ノイクーレンの村は1254年の記録に初出しているが、19世紀になり漁村からリゾート地へと変貌をとげた。しかしサンビア半島(ザムラント半島)の北海岸には、ラウシェン(スヴェトロゴルスク)やクランツ(ゼレノグラーツク)といった大きなリゾート地があり、その間にあるノイクーレンは影が薄かった。
第二次世界大戦後、東プロイセン北部はソ連に併合され、1946年にノイクーレンは、ソ連の少年団ピオネールにちなんでピオネールスキーと改名され、市に昇格した。
産業と交通
[編集]ピオネールスキーは海浜・スパリゾートである一方、ロシアの漁船団にとり重要な漁港である。
カリーニングラードの北駅からはエレクトリーチカ(近郊電車、3000V DC)が出ており、ゼレノグラーツクを経てピオネールスキーへ着き、さらにスヴェトロゴルスクへと伸びている。