ピーター・ノヴィック
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人物情報 | |
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全名 | Peter Novick[1] |
生誕 |
1934年7月26日 アメリカ合衆国ジャージーシティ |
死没 |
2012年2月17日(77歳没) アメリカ合衆国シカゴ |
出身校 | コロンビア大学 |
学問 | |
研究機関 | シカゴ大学[1] |
ピーター・ノヴィック(英語: Peter Novick、1934年7月26日 - 2012年2月17日)は、アメリカ合衆国の歴史学者である。
1999年に『アメリカ社会におけるホロコースト』を上梓。ホロコーストの残虐さを否定しないながらも、20世紀後半その遺産が同国のユダヤ人のアイデンティティを過度に支配するようになっていった、政治目的で利用されたこともあり、第三次中東戦争や第四次中東戦争の際イスラエルの脆弱さへの懸念が高まった後は特にそうであった、等と述べ、議論を呼んだ[2][注 1]。
著作
[編集]- The Resistance versus Vichy. The Purge of Collaborators in Liberated France, New York 1968.
- That Noble Dream. The 'Objectivity Question' and the American Historical Profession, Cambridge 1988.
- The Holocaust in American Life, Boston: Houghton Mifflin, 1999. ISBN 0395840090
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 翌2000年にはノーマン・フィンケルスタイン『ホロコースト産業』が出版され、こちらも大きな論争を巻き起こした。
出典
[編集]- ^ a b c 吉田徹也 (2004年12月). “ホロコースト研究の現在 : ピーター・ノヴィックの集合的記憶とアンデンティティをめぐって”. 独語独文学研究年報第31号. 北海道大学ドイツ語学・文学研究会. p. 328-341. 2020年5月8日閲覧。
- ^ Dennis Hevesi (2012年3月13日). “Peter Novick, Wrote Controversial Book on Holocaust, Dies at 77” (英語). ニューヨーク・タイムズ. 2020年5月8日閲覧。