ファミコン野球盤
表示
ジャンル | 野球ゲーム |
---|---|
対応機種 | ファミリーコンピュータ |
発売元 | エポック社 |
人数 | 1人 - 2人(対戦プレイ) |
発売日 | 1989年12月15日 |
『ファミコン野球盤』(ファミコンやきゅうばん)は、エポック社が日本で1989年12月15日に発売したファミリーコンピュータ用野球ゲームソフト。
概要
[編集]1984年から1987年まで自社製ハード・スーパーカセットビジョンを展開していたエポック社が同ハードの撤退後、路線変更して任天堂のサードパーティーとなり発売したファミコンソフトの第1弾。エポック社が1958年に発売して以来ロングセラー商品となっている玩具・野球盤の名前を冠しているが、商標以外にゲームシステム等の共通点は存在しない。
ゲーム中、タイトル画面を始め随所に大魔神を模した鎧を着た指導者・野球魔神が登場している[1]。
ゲームシステム
[編集]メインのペナントモードでは12チームから任意の6チームを選んでリーグを編成し、30/60/130試合のペナントレースで優勝を目指す。選手は試合を重ねて行くごとに能力が成長し、また試合後に得られる収益で特訓を行ったり、様々なアイテムを購入して装備させることでパワーアップが可能である。ペナントレース優勝後、開始時に選択しなかった6チームの中からランダムで選ばれる1チームと日本シリーズを争い、4勝すればエンディングとなる。
オープン戦モードでは1試合限定で、初期費用の1000万円を使って事前にアイテムを購入する。
球団
[編集]カッコ内はモデルとなった日本野球機構(NPB)所属の実在チーム(名称は発売当時)。
- D:ダイナマイツ(中日ドラゴンズ)
- G:ギャングス(読売ジャイアンツ)
- C:カウズ(広島東洋カープ)
- W:レスラーズ(横浜大洋ホエールズ)
- S:セーラーズ(ヤクルトスワローズ)
- T:ツタンカーメンズ(阪神タイガース)
- L:ロブスターズ(西武ライオンズ)
- Bu:ブルドッグス(近鉄バファローズ)
- F:フランケンズ(日本ハムファイターズ)
- B:バニーズ(オリックス・ブレーブス)
- H:ホームズ(福岡ダイエーホークス)
- O:オスモーズ(ロッテオリオンズ)
球場
[編集]以下の3種類が選べる。
道具
[編集]打撃アイテム
[編集]- パワーバット - 打撃力がやや上がる。
- はがねのバット - 飛距離は伸びるが、スイングが遅くなる。
- かいりきバット - 打撃力が上がる。
- ひっさつバット - 1打席につき1回(最初のスイング時)のみ打撃力が上がる。
- のろいのバット - 飛距離が相当伸びるが、時々金縛りになりスイング不能に。
- ねっけつバット - 打撃力が非常に上がる。
- たつまきバット - 打撃力が最高になり、スイングが物凄く速くなる。
走塁アイテム
[編集]- いだてんスパイク - 走塁がやや速くなるが、転倒してしまう事がある。
- チーターのたび - 走塁が速くなるが、オーバーランしてしまう事がある。
- げきとつスパイク - 走塁が速くなり、クロスプレイ時に捕手を吹っ飛ばす事ができる。
- そらとぶスパイク - 宙を飛び、滑る様に走る事ができる。
守備アイテム
[編集]野手用
[編集]- ミスノクラブ - レベル8以下の選手でもファインプレーが出来る様になる。
- ゴールデングラブ - 守備範囲が広くなり、ファインプレーが出来る様になる。
- きょうけんグラブ - 送球が早くなる。
- こうぷれーグラブ - 守備範囲が広くなり、キー入力無しでファインプレーをする。
投手用
[編集]- ぎんざのグラブ - スピード、球の切れが若干アップする。
- スピードグラブ - スピード、コントロールがアップするが、球質が軽くなる。
- おもいでのグラブ - スローボールしか投げられなくなるが、球質が重くなる。
- まほうのグラブ - レベル8以上のチーム毎に決められた投手[2]が持つと6種類の魔球を投げられる。