ファルネシルジホスファターゼ
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ファルネシルジホスファターゼ(Farnesyl diphosphatase、EC 3.1.7.6)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- (2E,6E)-ファルネシル二リン酸 + 水(2E,6E)-ファルネソール + 二リン酸
従って、この酵素の基質は(2E,6E)-ファルネシル二リン酸と水の2つ、生成物は(2E,6E)-ファルネソールと二リン酸の2つである。
この酵素は加水分解酵素、特に二リン酸モノエステル加水分解酵素に分類される。系統名は、(2E,6E)-ファルネシル二リン酸 ジホスホヒドロラーゼ((2E,6E)-farnesyl-diphosphate diphosphohydrolase)である[1][2]。他に、FPP phosphataseとも呼ばれる。この酵素は、非環式セスキテルペンの生合成に関与している。
出典
[編集]- ^ Song, L. (2006). “A soluble form of phosphatase in Saccharomyces cerevisiae capable of converting farnesyl diphosphate into E,E-farnesol”. Appl. Biochem. Biotechnol. 128: 149-158. doi:10.1385/abab:128:2:149. PMID 16484724.
- ^ Tsai, S.-C. and Gaylor, J.L. (1966). “Testicular sterols. V. Preparation and partial purification of a microsomal prenol pyrophosphate pyrophosphohydrolase”. J. Biol. Chem. 241: 4043-4050. PMID 4288361.
外部リンク
[編集]- Farnesyl diphosphatase - MeSH・アメリカ国立医学図書館・生命科学用語シソーラス 21:29, 10 May 2014