ファーストキャビン
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒107-0061 東京都港区北青山2丁目7番9号 日昭ビル7F |
設立 |
2019年(平成31年)4月25日 (株式会社NAP)[1] |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 2011101087601 |
事業内容 | コンパクトホテルの運営及びフランチャイズ本部事業 |
代表者 | 代表取締役社長 小林千花 |
資本金 | 1億円 |
外部リンク | https://firstcabin-hd.jp/ |
特記事項:2021年1月1日に現社名へ商号変更。 |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-6 紀尾井町パークビル6階 |
設立 | 2006年(平成18年)7月7日[2] |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 1010001101241 |
事業内容 | ホテル |
代表者 | 破産管財人 上中綾子[3] |
資本金 | 11億9500万円[3] |
主要株主 | プランテックアソシエイツ[4][5] |
特記事項:2020年4月24日破産手続開始決定。2022年12月12日法人格消滅。 |
ファーストキャビンは、株式会社ファーストキャビンHD(ファーストキャビンエイチディー)がフランチャイズ展開しているカプセルホテルチェーン。
本稿では、2020年4月までの運営会社であったプランテックアソシエイツの子会社である株式会社ファーストキャビンについても記述する[6]。
概要
[編集]株式会社ファーストキャビン
[編集]2006年7月設立[7]。飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトホテルで、ビジネスホテルとカプセルホテルの間の低料金での宿泊施設を提供した[8]。既存建物を改装することで開業でき、インバウンド需要に伴うホテル不足に貢献するため、2020年までに50施設開業を目標に出店スピードを加速させようとした[8]。
2020年4月24日、子会社4社とともに東京地方裁判所へ自己破産を申請し[2][3][7]、同日付で破産手続開始決定を受けた[3]。直営店5店舗は破産手続開始決定と同時に閉業し、従業員約400人も同日付で解雇された[9]。
関連会社であった株式会社ファーストキャビン関西空港と株式会社ファーストキャビン・フーズも、2020年11月11日に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[10]。
旧:株式会社ファーストキャビンは2022年12月12日に法人格が消滅した[11]。
株式会社ファーストキャビンHD
[編集]フランチャイズ店は破産管財人の管理下に置かれ、破産管財人が実質的なフランチャイザーとなった。その後フランチャイズ店は順次営業を再開した[3][12]。
フランチャイズ契約と知的財産権(商標・意匠・特許)の取得には数社が名乗りを上げていたが[9]、各権利は2020年7月17日にファーストキャビンの破産管財人から新日本建物の子会社である株式会社NAPへ譲渡された[13][14]。今後はNAPがファーストキャビンのフランチャイザーとなり、フランチャイズ店舗はNAPのフランチャイジーとして営業を続ける[15]。
2021年1月1日付で、商号を株式会社NAPから株式会社ファーストキャビンHDへ変更した。同年5月10日にタスキと資本業務提携を締結し、タスキに対して第三者割当増資を実施した[1]。同年12月17日にはエアトリと資本業務提携を締結した[16]。
ファーストキャビンHDのフランチャイズ施設
[編集]施設名称はすべて「ファーストキャビン」で始まるため、省略して記載[17]。
- 東京都 - 愛宕山、赤坂、羽田ターミナル1、市ヶ谷
- 京都府 - 京都二条城
- 大阪府 - 御堂筋難波、関西空港、西梅田
- 福岡県 - 博多
- 長崎県 - 長崎
旧:ファーストキャビンの子会社
[編集]- 株式会社ファーストキャビン開発 - 2020年4月24日に東京地方裁判所から破産手続開始決定[3]。
- 株式会社ファーストキャビン京都三条 - 2020年4月24日に東京地方裁判所から破産手続開始決定[3]。
- 株式会社ファーストキャビン京都嵐⼭ - 2020年4月24日に東京地方裁判所から破産手続開始決定[3]。
- 株式会社ファーストキャビン柏の葉 - 2020年4月24日に東京地方裁判所から破産手続開始決定[3]。
- 株式会社ファーストキャビン関西空港 - 2020年11月11日に東京地方裁判所から破産手続開始決定[10]。
- 株式会社ファーストキャビン・フーズ - 2020年11月11日に東京地方裁判所から破産手続開始決定[10]。
旧:ファーストキャビンの合弁会社
[編集]旧:ファーストキャビン直営店並びにNAPへ譲渡されなかったフランチャイズ施設
[編集]太字は直営店[2]。
- 北海道 - ニセコ・ぽんの湯(現:トリフィート ホテル&ポッド ニセコ)
- 千葉県 - 柏の葉
- 東京都 - 京橋、築地
- 愛知県 - TKP名古屋駅
- 石川県 - 金沢百万石通(現:トリフィート ホテル&ポッド 金沢百万石通)
- 京都府 - 京都嵐山、京都河原町三条、
テレビ番組
[編集]- 日経スペシャル ガイアの夜明け お泊まりにいらっしゃい~ホテル業界に新風…独自発想で挑む~(2009年8月4日、テレビ東京)[18]。- 新しい宿泊スタイルを取材。
脚注
[編集]- ^ a b 株式会社ファーストキャビンHDとの資本業務提携に関するお知らせタスキ 2021年5月10日
- ^ a b c “(株)ファーストキャビンほか4社”. 東京商工リサーチ (2020年4月24日). 2020年4月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “株式会社ファーストキャビンなど5社”. 帝国データバンク (2020年4月27日). 2020年5月3日閲覧。
- ^ “(株)亜細亜管財(旧:(株)プランテックアソシエイツ)”. 東京商工リサーチ (2022年1月5日). 2022年1月7日閲覧。
- ^ “株式会社亜細亜管財”. 帝国データバンク (2022年1月5日). 2022年1月7日閲覧。
- ^ “カプセルホテルに似たホテルが、地方を再生させるかもしれない”. ITmediaビジネス. (2017年11月1日) 2020年4月24日閲覧。
- ^ a b “新型コロナウイルス関連倒産 宿泊施設を全国で展開、ファーストキャビンなど5社が自己破産を申請”. livedoor News. (2020年4月24日) 2020年4月24日閲覧。
- ^ a b ファーストキャビン愛宕山 11月2日開業 ファーストキャビン(2015年9月16日) (PDF)
- ^ a b “破産したファーストキャビン、誤算はコロナ以外にも”. 朝日新聞. (2020年5月2日) 2022年1月7日閲覧。
- ^ a b c “高級感あるカプセルホテルを運営していたファーストキャビンの関係会社が破産”. Yahoo!ニュース. (2020年11月18日) 2020年11月18日閲覧。
- ^ 株式会社ファーストキャビン国税庁法人番号公表サイト
- ^ 破産⼿続開始の申⽴てに関するお知らせ ファーストキャビン(2020年4月24日) (PDF)
- ^ 当社非連結子会社による事業譲受に関するお知らせ 新日本建物(2020年7月17日) (PDF)
- ^ “新日本建物<8893>、自己破産したファーストキャビンのカプセルホテル事業を取得”. M&A online. (2020年7月17日) 2020年7月27日閲覧。
- ^ “「今がどん底、商機ある」 倒産ホテルの再生に意欲”. 朝日新聞. (2020年10月15日) 2022年1月7日閲覧。
- ^ 飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトホテルの運営及びフランチャイズ本部として事業展開をするファーストキャビンHDと資本業務提携エアトリ 2021年12月17日
- ^ LOCATIONS ファーストキャビン
- ^ お泊まりにいらっしゃい~ホテル業界に新風…独自発想で挑む~ - テレビ東京 2009年8月4日