ファースト・サークル
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『ファースト・サークル』 | ||||
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パット・メセニー・グループ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1984年2月15-19日 | |||
ジャンル | ジャズ、フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | ECMレコード (ECM 1274) | |||
プロデュース | パット・メセニー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
パット・メセニー・グループ アルバム 年表 | ||||
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『ファースト・サークル』(First Circle)は、1984年に発表された、パット・メセニー・グループのアルバムおよびそのタイトルトラック("The First Circle")。1985年にグラミー賞ベスト・ジャズ・フュージョン・パフォーマンス賞を受賞。
メセニーがデビュー以来在籍していたECMレコードで残した最後の作品。サウンドトラック『コードネームはファルコン』(1985年、EMI)を通して、ゲフィン・レコードに移る。パット・メセニーのソロによる直前作『リジョイシング』まで、彼の全作品のプロデュースを務めてきたECMのオーナー、マンフレッド・アイヒャーはすでに本作に関与しておらず、代わってメセニー自身がプロデューサーを務めている。このレーベル移籍後、メセニーは自らの楽曲・アルバム制作における自由を得るために制作会社「メセニー・プロダクション」を立ち上げ、以後の自身がリーダーを務める全ての作品にプロデューサーとして名を連ねている。
上記のようなプロデューサーの変動の影響もあり、今作はジャズ・フュージョンのみならずポップ・シーンを意識したつくりにもなっており、2曲目「ヨランダ、ユー・ラーン」にはミュージック・ビデオも制作され、MTVなどで実際に放映された。また、今作から1993年のアルバム『ザ・ロード・トゥ・ユー』まで断続的にグループに参加することになるペドロ・アスナールが最初に参加したのもこの作品で、以後1989年のアルバム『レター・フロム・ホーム』までブラジル音楽の影響を受けた作品を展開することになる。
トラック・リスト
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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1. | 「フォワード・マーチ - "Forward March"」 | メセニー | ||
2. | 「ヨランダ、ユー・ラーン - "Yolanda, You Learn"」 | メイズ (その他のマテリアル:メセニー) | ||
3. | 「ザ・ファースト・サークル - "The First Circle"」 | メセニー、メイズ | ||
4. | 「イフ・アイ・クッド - "If I Could"」 | メセニー: ウェス・モンゴメリーの想い出によせて | ||
5. | 「テル・イット・オール - "Tell It All"」 | メセニー、メイズ: ベース・アイディアはメセニー、ワーティコ | ||
6. | 「エンド・オブ・ザ・ゲーム - "End of the Game"」 | メセニー、メイズ | ||
7. | 「もっとむこうに - "Más Allá (Beyond)"」 | アスナール (スペイン語) | メセニー | |
8. | 「賛美 - "Praise"」 | メセニー、メイズ | ||
合計時間: |
参加ミュージシャン
[編集]- パット・メセニー (Pat Metheny) - ギター、シタール、12弦ギター、ギター・シンセ、クラシック・ギター、シンセサイザー、シンクラヴィア
- ライル・メイズ (Lyle Mays) - ピアノ、オルガン、シンクラヴィア、キーボード、トランペット、シンセサイザー、ベル、オーバーハイム、アゴゴ
- スティーヴ・ロドビー (Steve Rodby) - ベース・ギター
- ポール・ワーティコ (Paul Wertico) - ドラムス
- ペドロ・アスナール (Pedro Aznar) - ギター、アコースティック・ギター、パーカッション、グロッケンシュピール、ボーカル、ホイッスル、ベル
チャート
[編集]アルバム - ビルボード
年 | チャート | 順位 |
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1984 | ビルボード・トップ100 | 102位 |
1984 | トップ・ジャズ・アルバム | 2位 |
賞
[編集]年 | 受賞者 | カテゴリー |
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1985 | パット・メセニー・グループ | グラミー賞ベスト・ジャズ・フュージョン・パフォーマンス |
外部リンク
[編集]- ECM 1278 ECM