フィフティ・シェイズ・フリード (映画)
フィフティ・シェイズ・フリード | |
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Fifty Shades Freed | |
監督 | ジェームズ・フォーリー |
脚本 | ナイオール・レナード |
原作 | E・L・ジェイムズ『フィフティ・シェイズ・フリード』(早川書房) |
製作 |
マイケル・デ・ルカ デイナ・ブルネッティ マーカス・ヴィシディ E・L・ジェイムズ |
出演者 |
ダコタ・ジョンソン ジェイミー・ドーナン |
音楽 | ダニー・エルフマン |
撮影 | ジョン・シュワルツマン |
編集 | リチャード・フランシス=ブルース |
製作会社 |
ユニバーサル・ピクチャーズ マイケル・デ・ルカ・プロダクションズ パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ トリガー・ストリート・プロダクション |
配給 |
ユニバーサル・ピクチャーズ 東宝東和 |
公開 |
2018年2月9日 2018年10月5日 |
上映時間 | 105分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $55,000,000[2] |
興行収入 |
$321,568,595[2] 3100万円[3] |
前作 | フィフティ・シェイズ・ダーカー |
『フィフティ・シェイズ・フリード』(Fifty Shades Freed)は2018年のアメリカ合衆国の恋愛映画。『フィフティ・シェイズ』3部作の最終作となる作品である。監督はジェームズ・フォーリー、主演はダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンが務めた。本作はE・L・ジェイムズが2012年に発表した同名小説を原作としている。
なお、前作、前々作は日本国内でR18+指定を受けたが、本作はR15+指定となっている[4]。
ストーリー
アナスタシア(愛称アナ)とクリスチャンはヨーロッパでの新婚旅行中に彼の本社に侵入され彼の個人データが盗まれた上、放火される事件が起きた為、家に帰ることを余儀なくされます。
クリスチャンはアナに新しい家を提供したり、アナが職場で旧姓のスティールを使用し続けていることを不快に思っており、しばしの口論の末に彼の願いを聞き届けることにしました。夫のクリスチャンが過保護に過ぎると感じることもあったが、アナは幸せな日々を過ごしていた。そんな2人の幸せを監視しながら憎悪を煮えたぎらせる男がいた。ジャック・ハイドである。ハイドは部下だったアナスタシアにセクハラをしたために、クリスチャンの逆鱗に触れてSIPを解雇された。それは自業自得であるにも拘わらず、ハイドはクリスチャンに復讐すべく行動していたのである。
キャスト
※括弧内は日本語吹替[5]
- アナスタシア・"アナ"・グレイ - ダコタ・ジョンソン(白石涼子)
- クリスチャン・グレイ - ジェイミー・ドーナン(津田健次郎)
- ジャック・ハイド - エリック・ジョンソン(土田大): アナの元上司。
- キャサリン・"ケイト"・キャヴァナー - エロイーズ・マンフォード(衣鳩志野): アナスタシアの親友。
- ミア・グレイ - リタ・オラ(村中知): クリスチャンの義理の妹。
- エリオット・グレイ - ルーク・グライムス(北田理道): クリスチャンの義理の兄。
- ホセ・ロドリゲス - ヴィクター・ラサック(高橋研二): アナの友人。
- ジェイソン・テイラー - マックス・マーティーニ(木村雅史): クリスチャンのボディガード。
- エレーナ・リンカーン - キム・ベイシンガー: クリスチャンの元恋人で、かつてのビジネスパートナー。(予告編のみ)[6]
- Dr.グレース・トレヴェリアン・グレイ - マーシャ・ゲイ・ハーデン(寺内よりえ): クリスチャンの養母。
- レイ・スティール - カラム・キース・レニー : アナの父親。
- ジーア・マテオ - アリエル・ケベル: グレイ夫妻の新居の設計を任された建築家。
- ルーク・ソーヤー - ブラント・ドーハティ: アナのボディガード。
- ボイス・フォックス - タイラー・ホークリン
- ゲイル・ジョーンズ - フェイ・マスターソン
製作
2012年3月、ユニバーサル・ピクチャーズとフォーカス・フィーチャーズがE・L・ジェイムズの『フィフティ・シェイズ』3部作の映画化権を獲得したという報道があった[7]。2015年2月6日、第1作のプレミア会場で、監督のサム・テイラー=ジョンソンが残る2作も映画化されると明言した[8]。その直後、テイラー=ジョンソンが企画から降板させられた[9]。11月2日、第2作と第3作の監督にジェームズ・フォーリーが起用され、ダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンが続投することになったと報じられた[10]。2016年2月8日、アリエル・ケベルが本作に出演するとの報道があった[11]。12日、ジャック・ハイドをエリック・ジョンソンが演じると発表された[12]。20日、ブラント・ドーハティの出演が決まった[13]。
撮影
2015年11月、ユニバーサル・ピクチャーズは第2作と第3作を一遍に撮影する計画を立てているとの報道があった[14]。本作の主要撮影は2016年2月9日に始まり、同年7月12日に終了した。本作のロケはパリやバンクーバーで行われた。その際、ワーキング・タイトルとして「Further Adventures of Max and Banks 2 & 3」が使用されていた[15][16]。
公開
2017年9月10日、本作のティーザー・トレイラーが公開された[17]。11月6日には、本作のファイナル・トレイラーが公開された[18]。
興行収入
本作は『ピーターラビット』及び『15時17分、パリ行き』と同じ週に公開され、公開初週末に3700万ドルから4000万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが[19]、この予測は的中した。2018年2月9日、本作は全米3768館で封切られ、公開初週末に3856万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[20]。なお、この数字は前作の公開初週末興行収入(4660万ドル)を大きく下回るものであった[21]。
評価
本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには138件のレビューがあり、批評家支持率は12%、平均点は10点満点で3.1点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『フィフティ・シェイズ・フリード』はフィフティ・シェイズ三部作に不格好な終幕をもたらした。三部作はモヤモヤしたまま三人婚へと至った。」となっている[22]。また、Metacriticには43件のレビューがあり、加重平均値は31/100となっている[23]。なお、本作のCinemaScoreはB+となっている[24]。
出典
- ^ “FIFTY SHADES FREED”. 2018年2月16日閲覧。
- ^ a b “Fifty Shades Freed”. 2018年2月28日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2019年3月下旬特別号 p.54
- ^ “審査作品リスト”. 2018年2月16日閲覧。
- ^ “フィフティ・シェイズ・フリード [4K ULTRA HD + Blu-rayセット]”. 2018年12月31日閲覧。
- ^ “Fifty Shades Freed Review: 3 Ups & 7 Downs – Page 6]”. 2024年1月23日閲覧。
- ^ “Universal Pictures And Focus Features Win 'Fifty Shades Of Grey'”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “'Fifty Shades Of Grey' Sequels Confirmed; Fans React To 'Fifty Shades Darker' And 'Fifty Shades Freed' Movie Announcement”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “Sam Taylor-Johnson on 50 Shades of Grey sequel: 'It's not my decision'”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “‘Fifty Shades of Grey’ Sequels to Shoot Back to Back, James Foley to Direct Both (Exclusive)”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “'Fifty Shades Freed' Adds 'Ballers' Actress Arielle Kebbel (Exclusive)”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “‘Fifty Shades Darker’ Adds ‘The Knick’s’ Eric Johnson as Christian Grey’s Rival (EXCLUSIVE)”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “Brant Daugherty Signs On For ‘Fifty Shades Freed’ Sawyer Role”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “‘Fifty Shades of Grey’ Sequels to Shoot Back-to-Back”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “'Fifty Shades Darker' to Shoot in Paris as Filming Rebounds After Attacks”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “‘Fifty Shades Darker’ Movie 2016 Production Schedule, Location And Possible Smaller Budget Revealed”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “‘Fifty Shades Freed’ Trailer: Things Get Darker, Sexier & Soapier In Third Installment Of Franchise”. 2017年9月26日閲覧。
- ^ “Fifty Shades Freed new and final TRAILER is coming: Watch it here first”. 2018年1月24日閲覧。
- ^ “‘Fifty Shades Freed’ Looks To Lead Pre-Valentine’s Day Weekend With Around $40M – B.O. Forecast”. 2018年1月24日閲覧。
- ^ “February 9-11, 2018”. 2018年2月16日閲覧。
- ^ “February 10-12, 2017”. 2018年2月16日閲覧。
- ^ “Fifty Shades Freed”. 2018年3月1日閲覧。
- ^ “Fifty Shades Freed (2018)”. 2018年3月1日閲覧。
- ^ “‘Fifty Shades Freed’ Builds E.L. James Trilogy To $1 Billion Climax; ‘Peter Rabbit’ Bounces To $25M Opening – Sunday AM”. 2018年3月1日閲覧。