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フィフティ・シェイズ・フリード (映画)

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フィフティ・シェイズ・フリード
Fifty Shades Freed
監督 ジェームズ・フォーリー
脚本 ナイオール・レナード
原作 E・L・ジェイムズフィフティ・シェイズ・フリード』(早川書房
製作 マイケル・デ・ルカ
デイナ・ブルネッティ
マーカス・ヴィシディ
E・L・ジェイムズ
出演者 ダコタ・ジョンソン
ジェイミー・ドーナン
音楽 ダニー・エルフマン
撮影 ジョン・シュワルツマン
編集 リチャード・フランシス=ブルース
製作会社 ユニバーサル・ピクチャーズ
マイケル・デ・ルカ・プロダクションズ
パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ
トリガー・ストリート・プロダクション
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
日本の旗 東宝東和
公開 アメリカ合衆国の旗 2018年2月9日
日本の旗 2018年10月5日
上映時間 105分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $55,000,000[2]
興行収入 世界の旗 $321,568,595[2]
日本の旗 3100万円[3]
前作 フィフティ・シェイズ・ダーカー
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フィフティ・シェイズ・フリード』(Fifty Shades Freed)は2018年アメリカ合衆国恋愛映画。『フィフティ・シェイズ』3部作の最終作となる作品である。監督はジェームズ・フォーリー、主演はダコタ・ジョンソンジェイミー・ドーナンが務めた。本作はE・L・ジェイムズ2012年に発表した同名小説を原作としている。

なお、前作、前々作は日本国内でR18+指定を受けたが、本作はR15+指定となっている[4]

ストーリー

アナスタシア(愛称アナ)とクリスチャンはヨーロッパでの新婚旅行中に彼の本社に侵入され彼の個人データが盗まれた上、放火される事件が起きた為、家に帰ることを余儀なくされます。

クリスチャンはアナに新しい家を提供したり、アナが職場で旧姓のスティールを使用し続けていることを不快に思っており、しばしの口論の末に彼の願いを聞き届けることにしました。夫のクリスチャンが過保護に過ぎると感じることもあったが、アナは幸せな日々を過ごしていた。そんな2人の幸せを監視しながら憎悪を煮えたぎらせる男がいた。ジャック・ハイドである。ハイドは部下だったアナスタシアにセクハラをしたために、クリスチャンの逆鱗に触れてSIPを解雇された。それは自業自得であるにも拘わらず、ハイドはクリスチャンに復讐すべく行動していたのである。

キャスト

※括弧内は日本語吹替[5]

製作

2012年3月、ユニバーサル・ピクチャーズフォーカス・フィーチャーズがE・L・ジェイムズの『フィフティ・シェイズ』3部作の映画化権を獲得したという報道があった[7]2015年2月6日、第1作のプレミア会場で、監督のサム・テイラー=ジョンソンが残る2作も映画化されると明言した[8]。その直後、テイラー=ジョンソンが企画から降板させられた[9]。11月2日、第2作と第3作の監督にジェームズ・フォーリーが起用され、ダコタ・ジョンソンとジェイミー・ドーナンが続投することになったと報じられた[10]2016年2月8日、アリエル・ケベルが本作に出演するとの報道があった[11]。12日、ジャック・ハイドをエリック・ジョンソンが演じると発表された[12]。20日、ブラント・ドーハティの出演が決まった[13]

撮影

2015年11月、ユニバーサル・ピクチャーズは第2作と第3作を一遍に撮影する計画を立てているとの報道があった[14]。本作の主要撮影は2016年2月9日に始まり、同年7月12日に終了した。本作のロケはパリバンクーバーで行われた。その際、ワーキング・タイトルとして「Further Adventures of Max and Banks 2 & 3」が使用されていた[15][16]

公開

2017年9月10日、本作のティーザー・トレイラーが公開された[17]。11月6日には、本作のファイナル・トレイラーが公開された[18]

興行収入

本作は『ピーターラビット』及び『15時17分、パリ行き』と同じ週に公開され、公開初週末に3700万ドルから4000万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが[19]、この予測は的中した。2018年2月9日、本作は全米3768館で封切られ、公開初週末に3856万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[20]。なお、この数字は前作の公開初週末興行収入(4660万ドル)を大きく下回るものであった[21]

評価

本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには138件のレビューがあり、批評家支持率は12%、平均点は10点満点で3.1点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『フィフティ・シェイズ・フリード』はフィフティ・シェイズ三部作に不格好な終幕をもたらした。三部作はモヤモヤしたまま三人婚へと至った。」となっている[22]。また、Metacriticには43件のレビューがあり、加重平均値は31/100となっている[23]。なお、本作のCinemaScoreはB+となっている[24]

出典

  1. ^ FIFTY SHADES FREED”. 2018年2月16日閲覧。
  2. ^ a b Fifty Shades Freed”. 2018年2月28日閲覧。
  3. ^ 『キネマ旬報』2019年3月下旬特別号 p.54
  4. ^ 審査作品リスト”. 2018年2月16日閲覧。
  5. ^ フィフティ・シェイズ・フリード [4K ULTRA HD + Blu-rayセット]”. 2018年12月31日閲覧。
  6. ^ Fifty Shades Freed Review: 3 Ups & 7 Downs – Page 6]”. 2024年1月23日閲覧。
  7. ^ Universal Pictures And Focus Features Win 'Fifty Shades Of Grey'”. 2017年9月26日閲覧。
  8. ^ 'Fifty Shades Of Grey' Sequels Confirmed; Fans React To 'Fifty Shades Darker' And 'Fifty Shades Freed' Movie Announcement”. 2017年9月26日閲覧。
  9. ^ Sam Taylor-Johnson on 50 Shades of Grey sequel: 'It's not my decision'”. 2017年9月26日閲覧。
  10. ^ ‘Fifty Shades of Grey’ Sequels to Shoot Back to Back, James Foley to Direct Both (Exclusive)”. 2017年9月26日閲覧。
  11. ^ 'Fifty Shades Freed' Adds 'Ballers' Actress Arielle Kebbel (Exclusive)”. 2017年9月26日閲覧。
  12. ^ ‘Fifty Shades Darker’ Adds ‘The Knick’s’ Eric Johnson as Christian Grey’s Rival (EXCLUSIVE)”. 2017年9月26日閲覧。
  13. ^ Brant Daugherty Signs On For ‘Fifty Shades Freed’ Sawyer Role”. 2017年9月26日閲覧。
  14. ^ ‘Fifty Shades of Grey’ Sequels to Shoot Back-to-Back”. 2017年9月26日閲覧。
  15. ^ 'Fifty Shades Darker' to Shoot in Paris as Filming Rebounds After Attacks”. 2017年9月26日閲覧。
  16. ^ ‘Fifty Shades Darker’ Movie 2016 Production Schedule, Location And Possible Smaller Budget Revealed”. 2017年9月26日閲覧。
  17. ^ ‘Fifty Shades Freed’ Trailer: Things Get Darker, Sexier & Soapier In Third Installment Of Franchise”. 2017年9月26日閲覧。
  18. ^ Fifty Shades Freed new and final TRAILER is coming: Watch it here first”. 2018年1月24日閲覧。
  19. ^ ‘Fifty Shades Freed’ Looks To Lead Pre-Valentine’s Day Weekend With Around $40M – B.O. Forecast”. 2018年1月24日閲覧。
  20. ^ February 9-11, 2018”. 2018年2月16日閲覧。
  21. ^ February 10-12, 2017”. 2018年2月16日閲覧。
  22. ^ Fifty Shades Freed”. 2018年3月1日閲覧。
  23. ^ Fifty Shades Freed (2018)”. 2018年3月1日閲覧。
  24. ^ ‘Fifty Shades Freed’ Builds E.L. James Trilogy To $1 Billion Climax; ‘Peter Rabbit’ Bounces To $25M Opening – Sunday AM”. 2018年3月1日閲覧。

外部リンク