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キム・ベイシンガー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キム・ベイシンガー
Kim Basinger
Kim Basinger
キム・ベイシンガー(1989年)
本名 Kimila Ann Basinger
生年月日 (1953-12-08) 1953年12月8日(71歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ジョージア州
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ
配偶者 Ron Snyder(1980年 - 1988年)
アレック・ボールドウィン(1993年 - 2002年)
主な作品
ネバーセイ・ネバーアゲイン
ナチュラル
ナインハーフ
バットマン
L.A.コンフィデンシャル
『ドア・イン・ザ・フロア』
セルラー
フィフティ・シェイズ・ダーカー
受賞
アカデミー賞
助演女優賞
1997年L.A.コンフィデンシャル
ゴールデングローブ賞
助演女優賞
1997年『L.A.コンフィデンシャル』
ゴールデンラズベリー賞
最低助演女優賞
2017年フィフティ・シェイズ・ダーカー
全米映画俳優組合賞
助演女優賞
1997年『L.A.コンフィデンシャル』
その他の賞
ハリウッド名声の歩道
1992年 映画産業への貢献、映画・演劇業界への業績に対して
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キム・ベイシンガー(Kimila Ann "Kim" Basinger, 1953年12月8日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州出身の女優1997年公開の『L.A.コンフィデンシャル』でアカデミー助演女優賞を受賞した。

経歴

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父親はジャズバンドに所属し[1]、母親はモデル・女優だった[2]ドイツスウェーデンチェロキー族の血統である[3]。5人兄弟の3番目[2]。子供の頃はバレエを習っていた。16歳の時にミスコンに出場し、ジョージア州の代表に選ばれ[4]ニューヨークに行く。その時モデル・エージェンシーに見出され[2]、20歳の時にはトップモデルとなっていた。その後ネイバーフッド・プレイハウスで演技を学び、ハリウッドに移って俳優としての道を模索しはじめた。

1970年代中頃から『チャーリーズ・エンジェル』等のテレビ番組に端役で出演するようになり、1983年、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のボンドガールに抜擢される。

1985年、『ナインハーフ』で大胆な演技が話題を呼び、スターの仲間入りを果たした。1989年には、『バットマン』のヒロイン役に抜擢される。

1997年、往年の女優ヴェロニカ・レイクを彷彿とさせる役柄で『L.A.コンフィデンシャル』でゴールデングローブ賞 助演女優賞アカデミー助演女優賞を受賞。

私生活

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1980年、メイクアップ・アーティストの男性と結婚したが、1988年には離婚した。1993年、『あなたに恋のリフレイン』で共演したアレック・ボールドウィンと結婚した(両者は、翌年の『ゲッタウェイ』でも共演、更にアニメ『ザ・シンプソンズ』でも本人役で共演している)。二人の間には娘のアイルランド・ボールドウィン英語版がいるが、2002年に離婚している。

経済面では、1989年、家族に勧められてジョージア州に1691エーカーの土地をUS$20 millionで購入し、映画スタジオ等を作って観光地にしようとするが、失敗する[5][6]1992年、『ボクシング・ヘレナ』への出演を止めたことで訴えられ、裁判の結果、890万ドルの損害賠償金を求められて破産した。その後、判決に不服を申し立て、380万ドルで和解した[7][5]

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1977 女刑事J・Jケーン
Dog and Cat
J・Z・ケーン テレビ映画
1978 エア・サスペリア/401便の幽霊
The Ghost of Flight 401
プリシー・フレイジャー テレビ映画
ピンナップ・ガール/裸の天使
Katie: Portrait of a Centerfold
ケイティ・マッケヴェラ テレビ映画
1981 キルジョイ(解剖室殺人事件)
Killjoy(Who Murdered Joy Morgan)
ローリー・メドフォード テレビ映画
Hard Country Jodie Lynn Palmer 映画初出演。
1982 大金塊
Mother Lode
アンドレア・スポールディング
1983 ネバーセイ・ネバーアゲイン
Never Say Never Again
ドミノ・ペタチ
グッバイ、デイビッド
The Man Who Loved Women
ルイーズ・カー
1984 ナチュラル
The Natural
メモ・パリス
1985 フール・フォア・ラブ
Fool for Love
メイ
1986 ナインハーフ
Nine 1/2 Weeks
エリザベス・マッグロー
ノー・マーシィ/非情の愛
No Mercy
ミシェル・デュヴァル
1987 ブラインド・デート
Blind Date
ナディア・ゲイツ
消えたセクシー・ショット
Nadine
ナディーン・ハイタワー
1988 花嫁はエイリアン
My Stepmother Is an Alien
セレステ・マーティン
1989 バットマン
Batman
ヴィッキー・ヴェイル
1991 あなたに恋のリフレイン
The Marrying Man(Too hot to handle)
ヴィッキー・アンダーソン
1992 クール・ワールド
Cool World
ホリー・ウッド
愛という名の疑惑
Final Analysis
ヘザー・エヴァンス
1993 ブロンディー/女銀行強盗
The Real McCoy
カレン・マッコイ
ウェインズ・ワールド2
Wayne's World 2
ハニー・ホーニー
1994 ゲッタウェイ
The Getaway
キャロル・マッコイ
プレタポルテ
Prêt-à-Porter(Ready to wear)
キティ・ポッター
1997 L.A.コンフィデンシャル
L.A. Confidential
リン・ブラッケン アカデミー助演女優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 助演女優賞 受賞
2000 永遠のアフリカ
I Dreamed of Africa
クーキー・ゴールマン
ブレス・ザ・チャイルド
Bless the Child
マギー・オコーナー
2002 8 Mile
8 Mile
ステファニー・スミス
ニューヨーク 最後の日々
People I Know
ヴィクトリア・グレイ
2003 リタ・ヘイワースの軌跡 - ナレーション
2004 ドア・イン・ザ・フロア
The Door in the Floor
マリオン・コール
トラブル IN ベガス
Elvis Has Left the Building
ハーモニー・ジョーンズ
セルラー
Cellular
ジェシカ・マーティン
2006 ザ・センチネル/陰謀の星条旗
The Sentinel
サラ・バレンタイン
マーメイドの祈り
The Mermaid Chair
ジェシー・サリヴァン テレビ映画
ザ・ゲーム
Even Money
キャロリン・カーヴァ―
2008 インフォーマーズ セックスと偽りの日々
The Informers
ローラ・スローン
あの日、欲望の大地で
The Burning Plain
ジーナ
アライブ
While She Was Out
デラ・メイヤーズ
2010 きみがくれた未来
Charlie St. Cloud
クレア・セント・クラウド
2012 Black November Kristy
2013 リベンジ・マッチ
Grudge Match
サリー・ローズ
The Precious One Mrs. Whitworth 南アフリカ映画
Mystery of the Hope Diamond - ナレーション
サード・パーソン
Third Person
エレイン・レアリー
2014 I am here(The 11th hour) Maria ドイツ映画
One Square Mile(4 minute mile) Claire Jacobs
2016 ナイスガイズ!
The Nice Guys
ジュディス・カットナー
2017 フィフティ・シェイズ・ダーカー
Fifty Shades Darker
エレーナ・リンカーン
2018 フィフティ・シェイズ・フリード
Fifty Shades Freed

テレビ

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放映年 邦題
原題
役名 備考
1976 ジェミニマン
Gemini Man
シェイラ ミニシリーズ
チャーリーズ・エンジェル
Charlie's Angels
リンダ・オリヴァー 第1シーズン第4話「Angels in Chains
1977 署長マクミラン
McMillan & Wife
ジャネット・カーニー 第6シーズン第2話「Dark Sunrise
600万ドルの男
The Six Million Dollar Man
ロレイン・ステンガー 第4シーズン第12話「The Ultimate Imposter
女刑事JJケーン
Dog and Cat
J・Z・ケーン 7エピソード
1978 ベガス
Vega$
アリソン・ジョーデン 第1シーズン第6話「Lady Ice
1979 地上(ここ)より永遠に
From Here to Eternity
ロレイン・ロジャース ミニシリーズ
1980 地上(ここ)より永遠に
From Here to Eternity
11エピソード
1998 ザ・シンプソンズ
The Simpsons
本人役 声の出演
第10シーズン第5話「スターどっきり(秘)生活」
2017 刑事★コムラッド 〜同志に別れを〜
Comrade Detective
サリー・スミス 声の出演(英語吹き替え)

脚注

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  1. ^ Kim Basinger biography. Film Reference.com.
  2. ^ a b c Parish, James Robert (24 August 2007). The Hollywood Book of Extravagance: The Totally Infamous, Mostly Disastrous, and Always Compelling Excesses of America's Film and TV Idols. John Wiley & Sons. p. 66. ISBN 978-0-470-05205-1. https://books.google.co.jp/books?id=CJS5RL7eqdsC&pg=PA66&redir_esc=y&hl=ja 11 August 2012閲覧。 
  3. ^ Baltake, Joe (1983年12月22日). “Kim Basinger - Information on the Academy Award Winning Actress and former fashion model.”. Philadelphia Daily News. http://nl.newsbank.com/nl-search/we/Archives?p_product=DN&s_site=philly&p_multi=PI 2007年12月10日閲覧。 
  4. ^ Denisoff, R. Serge; Romanowski, William D. (1991). Risky Business: Rock in Film. Transaction Publishers. p. 547. ISBN 978-0-88738-843-9. https://books.google.co.jp/books?id=kT0fKUCTUC4C&pg=PA547&redir_esc=y&hl=ja 11 August 2012閲覧。 
  5. ^ a b For Kim Basinger, the "fire ball" is out – and Veronica Lake is in
  6. ^ New York Magazine. New York Media, LLC. (23 September 1996). p. 24. ISSN 0028-7369. https://books.google.co.jp/books?id=TuECAAAAMBAJ&pg=PA24&redir_esc=y&hl=ja 11 August 2012閲覧。 
  7. ^ O'Steen, Kathleen (1993年5月26日). “Basinger files Chapter 11”. Variety. http://www.variety.com/article/VR107245.html?categoryid=18&cs=1&query=basinger+bankruptcy 

外部リンク

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