ナチュラル (映画)
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ナチュラル | |
---|---|
The Natural | |
監督 | バリー・レヴィンソン |
脚本 |
ロジャー・タウン フィル・ダッセンベリー |
原作 |
バーナード・マラマッド 『ザ・ナチュラル』 |
製作 | マーク・ジョンソン |
製作総指揮 |
ロジャー・タウン フィリップ・M・ブリーン |
出演者 |
ロバート・レッドフォード ロバート・デュヴァル グレン・クローズ キム・ベイシンガー ウィルフォード・ブリムリー |
音楽 | ランディ・ニューマン |
撮影 | キャレブ・デシャネル |
編集 | ステュー・リンダー |
製作会社 |
トライスター ピクチャーズ Delphi II Productions |
配給 |
トライスター ピクチャーズ コロンビア ピクチャーズ |
公開 |
1984年5月11日 1984年8月25日 |
上映時間 |
137分 144分(ディレクターズ・カット) |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $28,000,000(見積値)[1] |
興行収入 | $47,951,979[2] |
『ナチュラル』(The Natural)は、1984年のアメリカ合衆国のスポーツ映画。監督はバリー・レヴィンソン、出演はロバート・レッドフォードとロバート・デュヴァルなど。原作はバーナード・マラマッドの1952年の小説『ザ・ナチュラル[注 1]』。「ナチュラル(natural)」は「天性の才能の持ち主」の意。
ストーリー
[編集]1920年代から1930年代のアメリカ合衆国を舞台に、天才野球選手と呼ばれながら不幸な事件に遭ったためにプロ入りできずにいた男ロイが、35歳にして「奇跡のルーキー」としてメジャーリーグで活躍することになる姿を描いた野球映画。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
テレビ朝日版 | ソフト版 | ||
ロイ・ホッブス | ロバート・レッドフォード | 野沢那智 | 井上和彦 |
マックス・マーシー (スポーツ記者) | ロバート・デュヴァル | 森川公也 | 小島敏彦 |
アイリス・ゲインズ (ロイの幼なじみ) | グレン・クローズ | 小沢寿美恵 | 杉村理加 |
メモ・パリス (ポップの姪) | キム・ベイシンガー | 小山茉美 | 湯屋敦子 |
ポップ・フィッシャー (ニューヨーク・ナイツの監督) | ウィルフォード・ブリムリー | 宮川洋一 | 宝亀克寿 |
ハリエット・バード | バーバラ・ハーシー | 高島雅羅 | 篠原恵美 |
判事 (ニューヨーク・ナイツのオーナー) | ロバート・プロスキー | 田中明夫 | 伊井篤史 |
レッド・ブロウ (ニューヨーク・ナイツのコーチ) | リチャード・ファーンズワース | 八奈見乗児 | 水内清光 |
ガス・サンズ | ダーレン・マクギャヴィン (クレジットなし) |
大塚周夫 | 斎藤志郎 |
ワーマー (有名プロ野球選手) | ジョー・ドン・ベイカー | 石田太郎 | 水野龍司 |
サム・シンプソン | ジョン・フィネガン | 田村錦人 | 伊井篤史 |
エド・ホッブス | アラン・ファッジ | 池田勝 | |
バンプ・ベイリー(外野手) | マイケル・マドセン | 屋良有作 | 小杉十郎太 |
ボビー・サボイ | ジョージ・ウィルコス | 坂本千夏 | |
アル・ファウラー (投手) | ケン・グラサノ | 大滝進矢 | |
ブーン | マイク・スター | 大塚明夫 | |
アル | ジェームズ・モール | 村越伊知郎 | |
アルの客 | ラルフ・タバキン | 藤本譲 | |
応援する少年 | デニス・グールド | 折笠愛 | |
係員 | ジョージ・シュアイティンガー | 峰恵研 | |
ニュース番組ナレーション | チャールズ・サージス | 上田敏也 | |
実況アナウンサー | ? | 西村知道 |
- ソフト版
- その他声の出演︰石井隆夫、中田和宏、松本大、星野充昭、後藤敦、花田光、古田信幸、西宏子、柳沢栄治、藤巻恵理子、岡和男、出口佳代、高森奈緒、土屋実紀
- 演出:春日一伸、翻訳:前田美由紀、制作:ACクリエイト
作品の評価
[編集]映画批評家によるレビュー
[編集]Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「感傷的すぎるところもあるが、『ナチュラル』はたまらなく魅力的な古典的名作であり、アメリカの国民的娯楽の真摯な証でもある。」であり、44件の評論のうち高評価は82%にあたる36件で、平均点は10点満点中7.10点となっている[3]。 Metacriticによれば、19件の評論のうち、高評価は10件、賛否混在は9件、低評価はなく、平均点は100点満点中61点となっている[4]。
受賞歴
[編集]- 第57回アカデミー賞ノミネート
- 助演女優賞:グレン・クローズ
- 撮影賞:キャレブ・デシャネル
- 美術賞:アンゲロ・グラハム、メル・ボーン、ジェームズ・M・ムラカミ、スピード・ホプキンス、ブルース・ワイントロープ
- 作曲賞:ランディ・ニューマン
- 第42回ゴールデングローブ賞ノミネート
- 助演女優賞:キム・ベイシンガー
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 日本語訳には以下の2つがある。
- 鈴木武樹 訳『ナチュラル 汚れた白球 -自然の大器』〈角川文庫〉1970年。ISBN 4042256023。
- 真野明裕 訳『奇跡のルーキー』〈ハヤカワ文庫〉1984年。ISBN 4150403546。
出典
[編集]- ^ “The Natural (1984)” (英語). IMDb. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “The Natural” (英語). Box Office Mojo. 2020年4月24日閲覧。
- ^ “The Natural (1984)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年1月18日閲覧。
- ^ “The Natural Reviews” (英語). Metacritic. 2020年4月24日閲覧。
関連項目
[編集]ブレット・ハート - カナダ出身のプロレスラー。マイクパフォーマンスで使う"The Best there is, The Best there Was, and The Best there ever will be"(現在、過去、未来においても俺が最高だ)という文言は本作のセリフから拝借したものである。