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グレン・クローズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グレン・クローズ
Glenn Close
Glenn Close
グレン・クローズ
生年月日 (1947-03-19) 1947年3月19日(77歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国コネチカット州グリニッジ
職業 女優歌手プロデューサー
ジャンル 映画舞台テレビドラマ
活動期間 1974年 – 現在
配偶者 キャボット・ウェード (1969年 – 1971年)
ジェームズ・マラス (1984年 – 1987年)
デヴィッド・ショー (2006年 – 2015年)
主な作品
映画
ガープの世界』/『再会の時
ナチュラル』/『マキシー 素敵な幽霊
白と黒のナイフ』/『危険な情事
危険な関係』/『運命の逆転
ハムレット』/『アーミー・エンジェル
マーズ・アタック!』/『101
エアフォース・ワン』/『ターザン
THE LION IN WINTER 冬のライオン
ステップフォード・ワイフ
美しい人』/『アルバート氏の人生
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
天才作家の妻 40年目の真実
ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌
テレビドラマ
ダメージ
舞台
サンセット大通り
受賞
東京国際映画祭
女優賞
2011年アルバート氏の人生
ロサンゼルス映画批評家協会賞
助演女優賞
1982年ガープの世界
放送映画批評家協会賞
主演女優賞
2018年天才作家の妻 40年目の真実
AFI賞
アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100(悪役部門第7位)
2003年危険な情事
エミー賞
主演女優賞(ドラマシリーズ部門)
2008年ダメージ
2009年『ダメージ』
女優賞(ミニシリーズ/テレビ映画部門)
1995年『Serving in Silence: The Margarethe Cammermeyer Story』
ゴールデングローブ賞
主演女優賞(ドラマ部門)
2018年『天才作家の妻 40年目の真実』
主演女優賞(ドラマシリーズ部門)
2007年『ダメージ』
女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)
2005年THE LION IN WINTER 冬のライオン
全米映画俳優組合賞
主演女優賞
2018年『天才作家の妻 40年目の真実』
女優賞(テレビ映画・ミニシリーズ)
2004年『THE LION IN WINTER 冬のライオン』
トニー賞
演劇主演女優賞
1984年『The Real Thing』
1992年死と処女
ミュージカル主演女優賞
1995年サンセット大通り
その他の賞
ハリウッド名声の歩道
映画産業への貢献、映画、演劇界における功績に対して
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グレン・クローズ(Glenn Close, 1947年3月19日 - )は、アメリカ合衆国コネティカット州出身の女優である。アカデミー賞には8回ノミネートされ[1]、これまでエミー賞トニー賞をそれぞれ3回受賞している演技派女優として知られる。

略歴

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医師であった父ウィリアム・クローズ(William Close)の仕事の関係で、スイスアフリカで育った。ウィリアム・アンド・メアリー大学で演劇を学び、数々の舞台に立つ。1974年から舞台女優としてキャリアをスタートさせる。1982年に映画デビュー作『ガープの世界』でアカデミー助演女優賞にノミネート。その後、『危険な情事』(1987年)で演じたストーカーなどの悪女役の印象が強いが、これまでトニー賞を3回受賞し、アカデミー賞には8回ノミネートされている。1997年にはウォルト・ディズニー製作の『101』でアクの強い悪女クルエラ・デ・ビルで、それまで演じたストーカーなどの悪女とは違ったユーモラスな演技を披露した。女優としての顔の他、ドキュメンタリー作品にもナレーターとして出演しており、声優としても『ターザン』では主人公を育てるメスゴリラのカーラの声で出演し、劇中歌で歌声も披露した。

ブロードウェイにおいては1984年に初のトニー賞を獲得して以来、舞台女優としてのキャリアも着々と築き上げて、1995年には『サンセット大通り』のミュージカル版においてノーマ・デズモンドを演じ3度目のトニー賞のミュージカル主演女優賞を獲得している。舞台ではオフ・ブロードウェイにも多数出演。テレビ界へも進出しており、現在よく知られているのは『ダメージ』の女弁護士、パティ・ヒューズ役である。その他人気テレビアニメ『ザ・シンプソンズ』では、メインキャラクターで一家の大黒柱、ホーマー・シンプソンの生き別れた母親役の声で数回ゲスト出演している。これまで数回来日したことがあるが2008年3月にテレビドラマ『ダメージ』のプロモーションのため、17年ぶりに再来日。NHK放送センターにて来日記者会見を開いた。

2012年、主演、共同脚本、プロデューサーを務めた『アルバート氏の人生』でもアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた[2]

私生活

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1969年にシンガーソングライターのカボット・ウェイドと結婚したが、1971年に離婚。

1984年にビジネスマンのジェームズ・マーラスと再婚したが、1987年に離婚。

2006年にバイオテクノロジー関連の企業社長と再婚したが[3]、2015年に離婚[4]

3人の夫との間には子供は儲けていないが、恋人だったプロデューサーとの間に一女をもうけている[4]

また、女優のメリル・ストリープとは公私ともに仲が良いらしく、彼女との共演作品もいくつかある。

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1979 アドベンチャー・トレイン/大草原を突っ走れ!夢と希望のアメリカ横断
Orphan Train
ジェシカ テレビ映画
1982 ガープの世界
The World According to Garp
ジェニー・フィールズ
1983 再会の時
The Big Chill
サラ・クーパー
1984 アメリア
Something About Amelia
ゲイル・ベネット テレビ映画
ナチュラル
The Natural
アイリス
1985 白と黒のナイフ
Jagged Edge
テディ・バーンズ
マキシー 素敵な幽霊
Maxie
ジャン/マキシー
1987 危険な情事
Fatal Attraction
アレックス・フォレスト
1988 危険な関係
Dangerous Liaisons
メルトゥイユ侯爵夫人
1989 この愛の行方
Immediate Family
リンダ・スペクター
1990 運命の逆転
Reversal of Fortune
サニー
ハムレット
Hamlet
ガートルード
1991 潮風のサラ
Sarah, Plain and Tall
サラ・ウィートン テレビ映画
兼製作総指揮
ミーティング・ヴィーナス
Meeting Venus
カリン・アンダーソン
フック
Hook
Gutless カメオ出演
1993 愛と精霊の家
The House of the Spirits
フェルラ・トルエバ
続・潮風のサラ
Skylark
サラ・ウィッティング テレビ映画
兼製作総指揮
1994 ザ・ペーパー
The Paper
アリシア・クラーク
1995 アーミー・エンジェル
Serving in Silence: The Margarethe Cammermeyer Story
マーガレット・グレタ・カマメーメイヤー テレビ映画
兼製作総指揮
1996 ジキル&ハイド
Mary Reilly
ファラデイ夫人
101
101 Dalmatians
クルエラ・デ・ヴィル
マーズ・アタック!
Mars Attacks!
マーシャ・デイル
1997 エアフォース・ワン
Air Force One
キャサリン・ベネット副大統領
1999 クッキー・フォーチュン
Cookie's Fortune
カミール・ディクソン
ターザン
Tarzan
カーラ 声の出演
潮風のサラ3 冬の終わり
Sarah, Plain and Tall: Winter's End
サラ・ウィッティング テレビ映画
兼製作総指揮
2000 彼女を見ればわかること
Things You Can Tell Just by Looking at Her
エレイン
102
102 Dalmatians
クルエラ・デ・ヴィル
2003 ヒヤシンス・ブルーの少女
Brush with Fate
コーネリア テレビ映画
ル・ディヴォース/パリに恋して
Le Divorce
オリヴィア・ペース
THE LION IN WINTER 冬のライオン
The Lion in Winter
アリエノール・ダキテーヌ テレビ映画
2004 強制尋問
Strip Search
カレン・ムーア テレビ映画
ステップフォード・ワイフ
The Stepford Wives
クレア・ウェリントン
2005 美しい人
Nine Lives
マギー
ターザン2
Tarzan II
カーラ ビデオ映画
声の出演
2006 リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?
Hoodwinked
パケットおばあさん 声の出演
2007 いつか眠りにつく前に
Evening
ウィッテンボーン夫人
2011 アルバート氏の人生
Albert Nobbs
アルバート・ノッブス 兼製作・脚本・主題歌
2012 マリリン・モンロー 瞳の中の秘密
Love, Marilyn
本人
2014 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
Guardians of the Galaxy
ノヴァ・プライム
5時から7時の恋人カンケイ
5 to 7
アーリーン・ブルーム
LOW DOWN ロウダウン
Low Down
グラム
2016 ウォークラフト
Warcraft
アローディ クレジット無し
ディストピア パンドラの少女
The Girl with All the Gifts
キャロライン・コールドウェル博士
2017 セブン・シスターズ
What Happened to Monday
ニコレット・ケイマン
ワンダフル!ウエディング 〜結婚できる人できない人〜
The Wilde Wedding
イブ・ワイルド 兼製作総指揮
アガサ・クリスティー ねじれた家
Crooked House
イーディス・デ・ハヴィランド
2018 天才作家の妻 40年目の真実
The Wife
ジョーン・キャッスルマン
2020 ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌
Hillbilly Elegy
マモーウ Netflixで配信
フォー・グッド・デイズ
Four Good Days
デブ
2024 バック・イン・アクション
Back in Action
TBA ポストプロダクション

テレビシリーズ

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1995-2014 ザ・シンプソンズ
The Simpsons
モナ・シンプソン / マザー・シンプソン 計5話声の出演
2004 ザ・ホワイトハウス
The West Wing
エヴリン・ベイカー・ラング最高裁長官 第5シーズン第17話「最高裁長官英語版
2005 ザ・シールド ルール無用の警察バッジ
The Shield
モニカ・ローリング 計13話出演
2007-2012 ダメージ
Damages
パティ・ヒューズ 計59話出演
2022 テヘランTehran マルジャン・モンタゼミ

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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