アリ・ウォン
2012年 | |
生誕 |
アレクサンドラ・ドーン・ウォン[1] 1982年4月19日(42歳) カリフォルニア州サン・フランシスコ, アメリカ合衆国 |
出身校 | カリフォルニア大学ロサンゼルス校 |
職業 |
|
活動期間 | 2005 - 現在 |
配偶者 |
ジャスティン・ハクタ(結婚 2014年) |
子供 | 2 |
親戚 | ケン・ハクタ (義理の父) |
公式サイト | https://www.aliwong.com/ |
アレクサンドラ・ドーン ・"アリ"・ウォン(Alexandra Dawn "Ali" Wong、1982年4月19日生まれ) [2] [3]は、アメリカのコメディアン、女優、作家である [4] [5]。Netflixのスタンドアップ・コメディ『アリ・ウォンのオメデタ人生?!』と『アリ・ウォンの人妻って大変!』で有名であり、どちらも批評家から絶賛されている。2019年に、映画『いつかはマイ・ベイビー』で主演を務めたことでも知られており、共演者のランドール・パークと共同で製作・脚本を担当した。2020年現在、ABCテレビ番組「アメリカン・ハウスワイフ」のメインキャストを務めている。出演作は、「Are You There, Chelsea?」「Inside Amy Schumer,」「Black Box」などである。脚本家として、テレビ番組「フアン家のアメリカ開拓記」のシーズン1〜3を担当している。声優として、アニメシリーズ「トゥカ&バーティー 」では、主人公"バーティー"の声を、「ビッグマウス」では転校生の "アリ "の声を担当している。
タイムズ誌の2020年世界で最も影響力のある100人に選ばれた。 [6]
来歴
[編集]カリフォルニア州サンフランシスコのパシフィックハイツ地区で、4人の子供の末っ子として生まれる [2] [7]。父、アドルフス・ウォン(Adolphus Wong)[8]は中国系アメリカ人の麻酔科医で、カイザー・パーマネンテに30年間勤務していた。母、タム・ "タミー "・ウォンは1960年に南ベトナムのフエからアメリカに移住し、ソーシャルワーカーとして働いていた [9] [10]。
2000年、サンフランシスコ大学付属高校を卒業[11] 。在学中は、生徒会長を務めた [12]。カリフォルニア大学ロサンゼルス校に入学し、アジア系アメリカ人研究を専攻。アジア系アメリカ人によるアメリカ最大かつ最古の大学演劇サークルLCCシアターカンパニー[13]のメンバーとして、舞台に立つようになる[14][15]。
カリフォルニア大学バークレー校の卒業生によるサマーファミリーキャンプ「TheLair of the Golden Bear」で働き、第3学年の夏にはベトナムのハノイに滞在した。 [2]
2005年、アジア系アメリカ人研究の学士号を取得し、ラテン・オナーズを受賞。 [16] [17]大学卒業後、フルブライト奨学生としてベトナムに留学した。 [18]
キャリア
[編集]2011〜 2013年:初期のキャリア
[編集]大学卒業後、23歳の時に、ブレインウォッシュカフェでスタンダップコメディに挑戦。その後、コメディアンとしての道を追求するためにニューヨークに移り住み、一晩に最大で9回パフォーマンスをするようになった [19]。
2011年、バラエティ誌の「注目すべき10人のコメディアン」に選出された [4]。その後「ザ・トゥナイト・ショー」、ジョン・オリバーの「ニューヨーク・スタンドアップ・ショー」、デイブ・アッテルの「コメディ・アンダーグラウンド・ショー」に出演した。また、 NBCコメディシリーズ『Are You There、Chelsea?』にシリーズレギュラーとしてキャスティングされ『Chelsea Lately』にも出演した [20]。
2013年、VH1の「Best Week Ever」、MTV 「Hey Girl」に出演した。オリバー・ストーン監督の『野蛮なやつら/SAVAGES』ではベニチオ・デル・トロ、サルマ・ハエックと共演。映画『Dealin' with Idiots』にも出演した [3]。
2014年–現在:『フアン家のアメリカ開拓記』とNetflix
[編集]2014年、ABCの医療ドラマシリーズ『Black Box』でケリー・ライリーとヴァネッサ・レッドグレイブと共演した [21] [22]。また、『Inside Amy Schumer』のいくつかのエピソードにゲスト出演している。
2014年以降、『フアン家のアメリカ開拓記』のメインキャストであるランドール・パークの推薦により、シリーズの脚本を務めることとなった [23] [16]。
2016年の母の日に [24]、 Netflixはスタンダップ・コメディスペシャル『アリ・ウォンのオメデタ人生?!』を公開した。本作は2015年9月、第1子妊娠7か月の時に[25] シアトルのネプチューン・シアターで撮影された[7] [19] [26]。 ニューヨーク・マガジン誌は「このスペシャルがNetflixに登場したのは、好みの違うファン層を融合させて、スターを生み出す試みである」と評している [27] 。2016年9月11日、ニューヨーク・コレクションのオープニングセレモニーショーでスピーチし、ランウェイを歩いた [28]。 2016年10月、ABCテレビ番組「アメリカン・ハウスワイフ」のメインキャストを始めた。2018年5月13日、2番目のNetflixスペシャルである『アリ・ウォンの人妻って大変!』が公開された。 本作は2017年9月下旬、第2子妊娠7か月の時に、トロントのウィンターガーデン・シアターで撮影された [29] [30]。
2019年、Netflixオリジナル映画『いつかはマイ・ベイビー』(監督:ナーナッチカ・カーン、脚本:ウォン、パーク、マイケル・ゴラムコ)でランドール・パークと共演した。Netflixオリジナルアニメ番組『トゥカ&バーティー』では、主人公バーティーの声優として出演した。 2019年10月15日、『Dear Girls:Intimate Tales、Untold Secrets and Advice for Living Your BestLife』を出版した [31] [32]。これは、娘2人が大人になったときに贈る人生指南書を兼ねている [33]。
私生活
[編集]韓国系アメリカ人の発明家でテレビタレントであるケン・ハクタの長男ジャスティン・ハクタと結婚しており、共にロサンゼルスに住んでいる [34] [17]。2人は2010年、共通の友人の結婚式で出会った。ジャスティン・ハクタはハーバード・ビジネススクールでMBAを取得しており[35] 、ヘルスケアスタートアップのGoodRx社で製品担当副社長を務めていた。2014年に結婚し[要出典]、娘が2人いる。長女のマリを妊娠する前に双子を流産したことについて、スタンダップコメディやメディアでオープンに語っている。冗談を言うことが、流産した現実に対処する助けになったと語っている [18]。ハクタとは2022年に離婚。
映画作品
[編集]女優として出演
[編集]公開年 | タイトル | 役 | 備考 |
---|---|---|---|
2011 | Breaking In | Ana Ng | 全3話 |
2012 | Are You There, Chelsea? | Olivia | 全12話 |
2012 | 野蛮なやつら/SAVAGES | Claire | |
2013 | Dealin' with Idiots | Katieie | |
2014 | Black Box | Dr. Lina Lark | 全13話 |
2014–2015 | Inside Amy Schumer | Various characters | 全3話 |
2015 | BoJack Horseman | Maddy (voice) | エピソード: "Escape from L.A." |
2016 | Animals. | Dana (voice) | エピソード: "Rats" |
2016 | アングリーバード | Betty Bird (voice) | |
2016–present | American Housewife | Doris | シリーズレギュラー |
2017 | フアン家のアメリカ開拓記 | Margot | エピソード: "The Flush" |
2017 | レゴニンジャ・ザ・ムービー | General Olivia (Voice) | |
2017 | ファーザー・フィギュア | Ali | |
2018 | シュガーラッシュ:オンライン | Felony (voice) | |
2018 | OK K.O.!めざせヒーロー | Twisty (voice) | エピソード: "Soda Genie" |
2018 | Ask the Storybots | The Brain | エピソード: "How Do Ears Hear?" |
2019–present | トゥカ & バーティー | Bertie (voice) | 全10話 |
2019 | いつかはマイ・ベイビー | Sasha Tran | 脚本・プロデューサーを兼任[36] |
2019-present | ビッグマウス | Ali | 全3話 |
2020 | ハーレイ・クインの華麗なる覚醒_BIRDS_OF_PREY | Ellen Yee | |
2020 | 2分の1の魔法 | Gore (voice) | |
2020 | Love, ヴィクター | Ms. Thomas | Recurring role |
2020 | Phineas and Ferb the Movie: Candace Against the Universe | Super Super Big Doctor (voice) | |
2022 | ヒューマン・リソース・モンスターズ | Becca (voice) | [37] |
2022 | ペーパーガールズ | エリン(大人) | [38] |
アリ・ウォンとして出演
[編集]Year | Title | Notes |
---|---|---|
2012 | Chelsea Lately | 全9話 |
2013 | Hey Girl | 全5話 |
2013 | Best Week Ever | 全16話 |
2016 | アリ・ウォンのオメデタ人生?! | Netflixコメディースペシャル |
2017 | ザ・ヒーロー | 映画 |
2017 | Bill Nye Saves The World | S2E4 - Netflix |
2018 | Ugly Delicious | S1E8 - Netflix |
2018 | アリ・ウォンの人妻って大変! | Netflixコメディースペシャル |
May 28, 2019 | The Ellen Show | "Ali Wong Experienced Pure Joy Kissing Daniel Dae Kim" 及び "Ali Wong and Twitch Play 'Taste Buds'" |
Oct. 23, 2019 | ザ・デイリーショー | "Lessons for Her Daughters in Dear Girls and Life as a Female Comic " |
Oct. 24, 2019 | The Ellen Show | "Ali Wong Once Bombed in Front of Eddie Murphy" and "Ali Wong on Whether She Wants Her Daughters to Be Comedians" |
2022 | アリ・ウォンの魔性の女になりたくて | Netflixコメディースペシャル |
参照
[編集]- (2016) – Interview with Wong on Fresh Air with Terry Gross
- (2019) – Excerpts from her book Dear Girls
参考文献
[編集]- ^ https://www.baltimoresun.com/pac-comedian-ali-wong-20190326-story.html
- ^ a b c Wong (Winter 2004). “Discoveries Terrible and Magnificent”. Asian American Studies 116. UCLA. May 8, 2016閲覧。
- ^ a b "Black Box: Ali Wong. Lina Lark on ABC's "Black Box"" (Press release). 18 May 2013. 2014年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月29日閲覧。
- ^ a b Shady (July 26, 2011). “Ali Wong: Spitfire standup embraces dark”. Variety. January 29, 2014閲覧。
- ^ Molyneaux (October 3, 2013). “Ali Wong: L.A.'s Raunchiest Vietnamese-Chinese-American Standup Comic”. LA Weekly. January 29, 2014閲覧。
- ^ “Ali Wong: The 100 Most Influential People of 2020”. Time. 2020年9月23日閲覧。
- ^ a b Maron (May 5, 2016). “Episode 704 - Ali Wong”. WTF with Marc Maron Podcast. May 9, 2016閲覧。
- ^ “Adolphus Wong Obituary”. SF Chronicle
- ^ Wong. “Baby Cobra”. Netflix. 2016年5月9日閲覧。
- ^ Saner, Emine (2019年10月17日). “'God, I was disgusting!' – Ali Wong on why women's bodies are the last taboo” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077 2020年2月16日閲覧。
- ^ “San Francisco University High School Podcasts: IV. Ali Wong (1:02.45) Adorably Inappropriate”. San Francisco University High School. May 9, 2016閲覧。
- ^ Tseng (June 8, 2015). “Get to Know Stand-Up Comedienne & 'Fresh Off the Boat' Writer Ali Wong”. Audrey. May 24, 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。May 9, 2016閲覧。
- ^ “LCC Theatre Company at UCLA”. lcctheatre.com. 2018年10月15日閲覧。
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- ^ “Ali Wong: Q&A”. LCC Theatre Company at UCLA. May 8, 2016閲覧。
- ^ a b Levy, Ariel (September 26, 2016). “Ali Wong's Radical Raunch”. The New Yorker (OCTOBER 3, 2016 ISSUE) February 16, 2020閲覧。
- ^ a b Nepales, Ruben V. (June 13, 2019). “Randall Park and Ali Wong talk about their rom-com's Asian–and Filipino–pedigree”. Philippine Daily Inquirer (Inquirer.net) February 16, 2020閲覧。
- ^ a b Miller (April 25, 2019). “How Ali Wong Became Comedy's Queen Mom” (英語). Vanity Fair. 2020年2月16日閲覧。
- ^ a b Nguyen (November 25, 2015). “Off Color: Ali Wong on Nepotism, Network TV, and Becoming a New Mom”. NBC News. May 9, 2016閲覧。
- ^ Andreeva (August 25, 2008). “Ali Wong Joins New NBC Comedy 'Are You There Vodka' As Regular”. Deadline Hollywood. January 29, 2014閲覧。
- ^ Andreeva (October 4, 2013). “ABC Series 'The Black Box' Adds Trio”. Deadline Hollywood. January 29, 2014閲覧。
- ^ Kondolojy (January 17, 2014). “ABC Announces Premiere Dates for 'Black Box' & 'Dancing With the Stars' + 'Mind Games' Replaces 'Killer Women'”. TV by the Numbers. January 19, 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。January 29, 2014閲覧。
- ^ Collins (8 April 2015). “'Fresh Off the Boat' writer Eddie Huang slams ABC comedy hit”. Los Angeles Times. May 9, 2016閲覧。
- ^ Fox (May 9, 2016). “Appreciating Ali Wong's Powerful Pregnancy Joke in Baby Cobra”. Vulture. May 10, 2016閲覧。
- ^ Kovan (May 6, 2016). “Ali Wong Did a One-Hour Comedy Special While Seven Months Pregnant, DGAF”. ELLE. May 10, 2016閲覧。
- ^ White (April 29, 2016). “Ali Wong's Got Bite in This First Look at Her Netflix Comedy Special, Baby Cobra”. Paste. May 9, 2016閲覧。
- ^ Choi, Mary (May 30, 2016). “Talking Pregnancy and Prostate Stimulation With Ali Wong”. New York Magazine
- ^ “Opening Ceremony's Funny, Political Show Redeemed Fashion Week”. The Cut. October 16, 2016閲覧。
- ^ “Ali Wong: Hard Knock Wife | Netflix Official Site”. www.netflix.com. 2018年5月13日閲覧。
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- ^ “Correction: Book Review-Dear Girls story”. AP NEWS (October 23, 2019). 2020年5月5日閲覧。
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=ITM6ZHPQlmU
- ^ Wong, Ali (2019). Dear Girls: Intimate Tales, Untold Secrets, and Advice for Living Your Best Life. ISBN 978-0525508830
- ^ Wong (9 December 2014). “On the Scene December 9 Holidaze: Happy Occasions”. 丁丁網路電視 Dingding.tv. 16 August 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。May 8, 2016閲覧。
- ^ “Justin Hakuta Professional Career” (英語). Earn The Necklace. (2017年8月4日) 2018年8月21日閲覧。
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- ^ “Becca From Human Resources Is Voiced By A Fan-Favorite Comedian”. Bustle (2022年3月24日). 2022年9月10日閲覧。
- ^ “ドラマ『ペーパーガールズ』感想(ネタバレ)”. シネマンドレイク (2022年8月12日). 2022年9月10日閲覧。