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フィリップス (対立教皇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フィリップス
第11代 ローマ対立教皇
教皇就任 768年7月31日
教皇離任 768年7月31日
先代 コンスタンティヌス2世
次代 ヨハネス8世
個人情報
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フィリップス(生没年不詳)は、ローマ教皇であるステファヌス3世対立教皇である(在位:768年7月31日)。

生涯

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ランゴバルド王国国王であるデジデリウスはローマ教皇庁の実効支配を狙っていた。そこで司祭ワルディペルトと結託し、修道士だったフィリップスをサン・ウィート修道院から誘拐し、768年7月31日にラテラノ大聖堂で聖別させて教皇として即位させた。

しかしローマ市民からは全く相手にされず、教皇のステファヌス4世も無視したという。このためデジデリウスはフィリップスの擁立を1日(1晩)であきらめ、陰で暗躍したワルディペルトも逃亡した。フィリップスはデジデリウスとワルディペルトに利用されただけとして、ステファヌス4世もローマ市民も罪に問うことは無かったという。

参考文献

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