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フィル・ボドナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フィル・ボドナー
Phil Bodner
出生名 Philip L. Bodner
生誕 (1917-06-13) 1917年6月13日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 コネチカット州ウォーターバリー
死没 (2008-02-24) 2008年2月24日(90歳没)
ジャンル ジャズ
職業 ミュージシャン
担当楽器 クラリネット
レーベル ダンヒル

フィル・ボドナーPhil Bodner1917年6月13日 - 2008年2月24日)は、アメリカジャズクラリネット奏者、スタジオ・ミュージシャンで、フルート、オーボエ、サックス、イングリッシュホルンなども演奏した。

略歴

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コネチカット州ウォーターバリー出身のボドナーは、1940年代から1950年代にかけてニューヨークでスタジオ・ミュージシャンとして活動した。1958年にはベニー・グッドマンと、1958年にはマイルス・デイヴィスギル・エヴァンスとレコーディングを行った。1960年代にはオリヴァー・ネルソンJ・J・ジョンソンと共演し、ハーブ・アルパート・アンド・ティファナ・ブラスをモデルにしたグループ、ブラス・リングを結成。ブラス・リングは、1966年から1972年にかけて、9枚のアルバムをリリースした。1970年代にはオスカー・ピーターソンユセフ・ラティーフピーナッツ・ハッコーワイルド・ビル・デイヴィソンラルフ・サットンらと共演した。

ボドナーは、ヴァン・マッコイのディスコ・ヒット曲「ハッスル」で、代表的なピッコロ・パートを演奏した。1970年代には、ラルフ・サットンやジョニー・ヴァロとの共演、ミンガス・エピタフとの共演、ルイ・ベルソンによるデューク・エリントンの「Black, Brown and Beige」へのトリビュート・アレンジなど、さまざまな活動を行ってきた。1980年代には、マーティ・ナポレオンメル・ルイスジョージ・デュヴィヴィエとスウィング・スタイルで共演し、マキシン・サリヴァンバーバラ・キャロルとも共演している。ジャズマニア(レーベル)から1990年にアルバム『Jammin' at Phil's Place』をリリースした。ボドナーは2008年2月24日に90歳で亡くなった[1][2]

ディスコグラフィ

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リーダー・アルバム

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  • The Greatest Sax in the World (1966年、Kapp) ※契約上の問題で「Mr. Phil B」として宣伝された
  • Fine and Dandy (1981年、Stash)
  • Jammin' at Phil's Place (1994年、Jazzmania)
  • The Genius of Phil Bodner (2003年、Alanna)
  • Clarinet Virtuosity: Once More with Feeling! (2006年、Arbors)

ブラス・リング

  • Love Theme from the Flight of the Phoenix (1966年、Dunhill)
  • Lara's Theme (1966年、Dunhill)
  • Sunday Night at the Movies (1967年、Dunhill)
  • The Disadvantages of You (1967年、Dunhill)
  • The Now Sound of the Brass Ring (1967年、Dunhill)
  • Gazpacho (1968年、Dunhill)
  • Only Love (1968年、Dunhill)
  • The Evolution of the Brass Ring (1969年、Itco)
  • The Brass Ring Featuring Phil Bodner (1972年、Project 3)

参加アルバム

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脚注

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  1. ^ Saxophonist/Bandleader Phil Bodner Dies at 90 JazzTimes. accessdate July 15, 2018
  2. ^ Philip Bodner Obituary Legacy.com. accessdate July 15, 2018

外部リンク

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