フォルティチュード・ボローニャ
ウニポルサイ・ボローニャ | |
原語表記 | UnipolSai Baseball Bologna |
---|---|
創設年度 | 1953年 |
所属リーグ | |
加盟団体 | イタリア野球ソフトボール連盟 |
リーグ | イタリアンベースボールリーグ |
歴代チーム名 | |
| |
本拠地 | |
ホームタウン | エミリア=ロマーニャ州ボローニャ県ボローニャ (1953年 - ) |
本拠地 | スタジオ・ジャンニ・ファルチ (1953年 - ) |
永久欠番 | |
7・8・11・13・20・33 | |
獲得タイトル | |
リーグ優勝 | (10回)|
1969年・1972年・1974年・1978年・1984年・2003年・2005年・2009年・2014年・2016年 | |
コッパ・イタリア | (9回)|
1973年・1982年・1997年・2003年・2005年・2008年・2010年・2012年・2015年 | |
スーパー・コッパ・イタリア | (1回)|
2004年 | |
球団組織 | |
会長 | ダニエレ・フリニャーニ |
監督 | ステファノ・ミッチェリーニ |
ウニポルサイ・ボローニャ(UnipolSai Bologna)は、イタリアのプロ野球チーム。イタリアンベースボールリーグ(IBL)に所属。エミリアロマーニャ州ボローニャにあるスタディオ・ジャンニ・ファルチを本拠地とする。
2011年にイタリアの保険会社・ウニポル(Unipol)が命名権を買収し、「ウニポル・ボローニャ」へ改名。その後、2014年に設立されたウニポル傘下のウニポルサイ(UnipolSai)に命名権が移行したため、2014年から「ウニポルサイ・ボローニャ」として活動している。
概要
[編集]1953年に創設され、1954年からセリエCに加盟。1958年にセリエBへ昇格し、1963年からセリエAへ昇格した。
1969年にリーグ初優勝を果たした。
1972年に3年振り2度目のリーグ優勝を果たした。
1973年にコッパ・イタリアで優勝を果たし、ヨーロピアン・カップ・チャンピオンでも優勝を達成。
1974年に2年振り3度目のリーグ優勝を果たした。
1978年に4年振り4度目のリーグ優勝を果たした。
1982年にコッパ・イタリアで10年振り2度目の優勝を果たした。
1984年に6年振り5度目のリーグ優勝を果たした。
1985年にヨーロピアン・カップ・チャンピオンに12年振り2度目の優勝を果たした。
1997年にコッパ・イタリアで15年振り3度目の優勝を果たした。
2003年に19年振り6度目のリーグ優勝を果たした。コッパ・イタリアでも、6年振り4度目の優勝を果たした。
2004年にスーパー・コッパ・イタリアで優勝を果たした。
2005年に2年振り7度目のリーグ優勝を果たした。コッパ・イタリアでも2年振り5度目の優勝を果たした。
2008年にコッパ・イタリアで3年振り6度目の優勝を果たした。
2009年は4年振り8度目のリーグ優勝を果たした。
2010年から旧セリエAを改編したイタリアンベースボールリーグ(IBL)に参加。コッパ・イタリアで2年振り7度目の優勝を果たした。また、ヨーロッパ・カップ・チャンピオンで25年振り3度目の優勝を果たした。
2012年はコッパ・イタリアで2年振り8度目の優勝を果たした。また、ヨーロッパ・カップ・チャンピオンで2年振り4度目の優勝を果たした。
2013年はヨーロッパ・カップ・チャンピオンで2年連続5度目の優勝を果たした。オフの11月には、中国が事情により参加を辞退した影響でアジアシリーズ2013に、ヨーロピアン・カップ・チャンピオンで優勝したボローニャが招待国として出場することになった。そのため、日本と台湾でプレー経験のあるジャンカルロ・アルバラードと契約した。だが三星ライオンズ、統一セブンイレブン・ライオンズに連敗し予選リーグで敗退した。
2014年には5年振り9度目のリーグ優勝を果たした。
2015年はレギュラーシーズンを1位で通過し、二次リーグも1位で突破。しかしイタリアン・ベースボール・シリーズでリミニ・ベースボールを相手に0勝4敗で敗退。決勝のカードを獲得したコッパ・イタリアではネットゥーノ・ベースボールに2勝1敗で勝利し、3年ぶりにコッパ・イタリアのタイトルを獲得した。
2016年もレギュラーシーズンを1位で通過し、プレーオフへ進出した。前年と同じく決勝でリミニ・ベースボールと対戦。4勝2敗で勝ち越し、2年ぶりの優勝を果たした。
所属選手
[編集]- Fortitudo Baseball Bologna(ロスター)(英語版)または公式ホームページを参照
過去に所属していた主な選手
[編集]- フアン・パブロ・アングリサーノ (2008年 - 2011年)
- ビクトル・モレノ (2009年 - 2011年)
- G.G.佐藤 (2012年)
- ジャンカルロ・アルバラード (2013年)
タイトル
[編集]- カンピオナーチ・イタリアーニ (18回)
- 1969年, 1972年, 1974年, 1978年, 1984年, 2003年, 2005年, 2009年, 2014年, 2016年
- コッパ・イタリア (9回)
- 1973年, 1982年, 1997年, 2003年, 2005年, 2008年, 2010年, 2012年, 2015年
- スーパーコッパ・イタリアーナ (1回)
- 2004年
- ヨーロピアン・カップ・チャンピオン (4回)
- 1973年, 1985年, 2010年, 2012年
年度別成績
[編集]年度 | 地区 | レギュラーシーズン | ポストシーズン | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
順位 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 勝率 | |||
セリエA | |||||||
1963年 | - | 4位 | 18 | 12 | 6 | .667 | |
1964年 | - | 2位 | 18 | 14 | 4 | .774 | |
1965年 | - | 4位 | 31 | 20 | 11 | .645 | |
1966年 | - | 4位 | 34 | 20 | 14 | .588 | |
1967年 | - | 4位 | 32 | 16 | 16 | .500 | |
1968年 | - | 4位 | 27 | 15 | 12 | .556 | |
1969年 | - | 優勝 | 27 | 21 | 6 | .778 | リーグ優勝 |
1970年 | - | 2位 | 44 | 34 | 10 | .773 | |
1971年 | - | 3位 | 44 | 32 | 12 | .727 | |
1972年 | - | 優勝 | 44 | 38 | 6 | .864 | リーグ優勝 |
1973年 | - | 2位 | 44 | 35 | 9 | .795 | ヨーロピアン・カップ優勝 コッパ・イタリア優勝 |
1974年 | - | 優勝 | 44 | 36 | 8 | .818 | |
1975年 | - | 3位 | 57 | 39 | 18 | .684 | |
1976年 | - | 3位 | 54 | 37 | 17 | .685 | |
1977年 | ジローネA | 2位 | 24 | 16 | 8 | .667 | プレーオフ敗退 |
1978年 | - | 優勝 | 36 | 31 | 5 | .861 | リーグ優勝 |
1979年 | - | 4位 | 36 | 25 | 11 | .694 | |
1980年 | - | 3位 | 36 | 24 | 12 | .694 | |
1981年 | ジローネA | 4位 | 28 | 18 | 10 | .643 | プレーオフ敗退 |
1982年 | ジローネB | 優勝 (リーグ6位) |
28 | 13 | 15 | .464 | コッパ・イタリア優勝 |
1983年 | ジローネB | 2位 | 18 | 14 | 4 | .778 | プレーオフ敗退 |
1984年 | 東 | 2位 | 21 | 15 | 6 | .714 | リーグ優勝 |
1985年 | - | 2位 | 66 | 50 | 16 | .758 | ヨーロピアン・カップ優勝 |
1986年 | ジローネ2 | 2位 | 48 | 37 | 11 | .771 | プレーオフ敗退 |
1987年 | ジローネ1 | 3位 | 42 | 30 | 12 | .714 | プレーオフ敗退 |
1988年 | 南 | 優勝 | 42 | 34 | 8 | .810 | プレーオフ敗退 |
1989年 | 南 | 3位 | 42 | 26 | 16 | .619 | プレーオフ敗退 |
1990年 | 南 | 3位 | 66 | 34 | 32 | .515 | プレーオフ敗退 |
1991年 | ジローネ1 | 6位 | 36 | 19 | 17 | .527 | |
1992年 | - | 2位 | 36 | 25 | 11 | .694 | プレーオフ敗退 |
1993年 | - | 5位 | 36 | 21 | 15 | .583 | プレーオフ敗退 |
1994年 | - | 4位 | 48 | 32 | 16 | .667 | プレーオフ敗退 |
1995年 | - | 7位 | 54 | 22 | 32 | .407 | |
1996年 | - | 9位 | 54 | 17 | 37 | .315 | |
1997年 | セリエA2 | コッパ・イタリア優勝 | |||||
1998年 | - | 8位 | 48 | 17 | 31 | .354 | |
1999年 | - | 5位 | 42 | 23 | 19 | .548 | |
2000年 | - | 5位 | 48 | 26 | 22 | .542 | |
2001年 | - | 2位 | 54 | 39 | 15 | .722 | プレーオフ敗退 |
2002年 | - | 優勝 | 54 | 39 | 15 | .722 | プレーオフ敗退 |
2003年 | - | 優勝 | 54 | 42 | 12 | .778 | リーグ優勝 コッパ・イタリア優勝 |
2004年 | - | 2位 | 54 | 43 | 11 | .796 | イタリアン・ベースボール・シリーズ敗退 スーパーコッパ・イタリアーナ優勝 |
2005年 | - | 優勝 | 54 | 35 | 19 | .648 | リーグ優勝 コッパ・イタリア優勝 |
2006年 | - | 優勝 | 48 | 30 | 18 | .625 | プレーオフ敗退 |
2007年 | - | 2位 | 42 | 27 | 15 | .643 | プレーオフ敗退 |
2008年 | - | 優勝 | 42 | 34 | 8 | .810 | プレーオフ敗退 コッパ・イタリア優勝 |
2009年 | - | 優勝 | 42 | 34 | 8 | .810 | リーグ優勝 |
イタリアン・ベースボール・リーグ | |||||||
2010年 | - | 4位 | 42 | 25 | 17 | .595 | イタリアン・ベースボール・シリーズ敗退 コッパ・イタリア優勝 ヨーロピアン・カップ優勝 |
2011年 | - | 2位 | 42 | 29 | 13 | .690 | プレーオフ敗退 |
2012年 | - | 優勝 | 42 | 31 | 11 | .738 | プレーオフ敗退 コッパ・イタリア優勝 ヨーロピアン・カップ優勝 |
2013年 | - | 優勝 | 36 | 28 | 8 | .777 | プレーオフ敗退 |
2014年 | ジローネA | 優勝 | 20 | 17 | 3 | .850 | リーグ優勝 |
後期リーグ | 優勝 | 18 | 13 | 5 | .722 | ||
2015年 | - | 優勝 | 28 | 23 | 5 | .821 | イタリアン・ベースボール・シリーズ敗退 コッパ・イタリア優勝 |
2016年 | - | 優勝 | 36 | 27 | 9 | .750 | リーグ優勝 |
永久欠番
[編集]# | 名前 | 守備位置 | 備考 |
---|---|---|---|
7 | ジョヴァンニ・ラーカー | 投手 | 1960年代後半から1970年代にかけてリーグタイトルの獲得に貢献。通算241試合(1423回)で111勝56敗、1047奪三振。 |
8 | ウンベルト・カルゾラーリ | 投手・外野手 | 1年目の1960年からボローニャで活躍。通算268試合に登板し、152勝59敗4セーブ、防御率2.16。 打者としても打率.292、32本塁打、305打点、69盗塁を記録した。2014年イタリア野球殿堂入り[1]。 |
11 | アルフレド・メーリ | 外野手 | 1965年にボローニャでデビュー。通算431試合に出場し、打率.302、400得点、176盗塁を記録。 引退後は監督に就任し、1978年に優勝を達成。その後はブラインド・ベースボールの普及に尽力。2010年7月31日に死去し、同年イタリア野球殿堂入り[2]。 |
13 | ロベルト・フォンターナ | 投手・外野手 | 1990年にミラノでデビュー。数球団を渡り歩き、2003年にボローニャへ移籍。同年のリーグ優勝・コッパ・イタリア優勝に貢献した。 2005年にパルマへ移籍したが、2006年にボローニャに復帰。しかし同年5月19日に交通事故で死去。2015年に永久欠番となった[3]。 |
20 | アルベルト・リナルディ | 遊撃手 | 愛称はイタリア語で「猛牛」を意味する「トロ(Toro)」。1965年にシンシナティ・レッズと契約した。 1969年から数々のチームタイトル獲得に貢献。引退後はボローニャのコーチとして活躍。 |
33 | リカルド・マテウッチ | 投手・指名打者 | 2003年引退。打者としては1299試合に出場し、打率.334、65本塁打、817打点を記録。 投手としては186試合に登板し、24個の完封を含む50勝(30敗)、22セーブを挙げた。2011年に永久欠番となった[3]。 |
脚注
[編集]- ^ “Umberto Calzolari”. Baseball Reference. October 18, 2016閲覧。
- ^ “Alfredo Meli”. Baseball Reference. October 18, 2016閲覧。
- ^ a b “MAGLIE RITIRATE”. Fortitudo Baseball 1953. October 18, 2016閲覧。