フォンテAKITA
フォンテAKITA | |
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店舗概要 | |
所在地 |
〒010-8522 秋田県秋田市中通2-8-1 |
座標 | 北緯39度42分58.5秒 東経140度7分39.3秒 / 北緯39.716250度 東経140.127583度座標: 北緯39度42分58.5秒 東経140度7分39.3秒 / 北緯39.716250度 東経140.127583度 |
開業日 | 1980年11月22日 |
正式名称 | 秋田ショッピングセンター |
施設所有者 | 株式会社秋田ショッピングセンター |
施設管理者 | 株式会社秋田ショッピングセンター |
敷地面積 | 4,915 m² |
延床面積 | 34,634 m² |
商業施設面積 | 13,007 m² |
中核店舗 | イトーヨーカドー秋田店→ザ・ガーデン自由が丘→ザ・ガーデン自由が丘・西武→ナイス フォンテAKITA店 |
営業時間 | 09:30-20:00(一部店舗は異なる) |
前身 | 秋田ショッピングセンター |
外部リンク | https://www.fonte-akita.jp/ |
フォンテAKITA(フォンテアキタ)は、秋田県秋田市に所在するショッピングセンターである。
概要
[編集]イトーヨーカドー秋田店を核店舗に開業
[編集]久しく近代化が望まれていた秋田駅前地区における再開発事業の第一弾として建設された地下1階地上7階建ての「秋田ショッピングセンター」に、1980年(昭和55年)11月20日、イトーヨーカドー秋田店を核店舗にそのほか地元テナント80店が入居してオープンした[1]。
続いて、1984年(昭和59年)4月27日、隣接する旧仙台高裁秋田支部跡地に建設された地下2階地上12階建ての「秋田中央ビルディング」地下1階から地上3階部分にほんきん西武(現:西武秋田店)と地元テナントが開業する[2]。この2つの再開発ビルに先立って、74年5月になかよしビルに開業したジャスコ秋田店(現:秋田オーパ)と合わせて、大型店が集積することで秋田駅前は回遊性が高まり活況を呈した。
しかし、1992年(平成4年)をピークにイトーヨーカドー秋田店の売上は減少。2005年9月、運営会社のイトーヨーカ堂が秋田店の撤退を検討していることが明らかとなる。この時は翌年に入り、一度は営業の継続が決定されるが、2010年(平成22年)に入り、同社は再び撤退の方針を示し、10月11日を以て秋田店は閉店した。
フォンテAKITAにリニューアル
[編集]閉店後、建物はリニューアル工事に入り、12月1日、商業施設名を「フォンテAKITA」に改称して営業を再開し、翌11年4月1日には約60店舗がフルオープンした[3]。
- 食品フロア
中核となる食品フロアには、セブン&アイ・ホールディングス傘下の高級食品スーパー、シェルガーデンが東北初となる「ザ・ガーデン自由が丘」をオープンした。2013年(平成25年)からは、西武秋田店が運営を引き継ぎ、「ザ・ガーデン自由が丘・西武」として営業するが、19年10月にセブン&アイHDが発表したグループの事業構造改革で、西武秋田店は売り場面積を縮小する方針を明らかにし、ザ・ガーデン自由が丘・西武は21年2月末で閉店した。閉店の理由をそごう・西武社長室は「賃料などコストがかかり、採算がとれなかったため」と説明した[4]。
4月27日、ザ・ガーデン自由が丘・西武跡地に、秋田市内を中心にスーパーを展開する「ナイス」が「ナイス フォンテAKITA店」をオープンした[5]。これまで道路に面した独立店での出店形態を採ってきた同社としては初のビル内店舗となり、周辺で相次ぐマンション開発等を追い風に、来店客に単身者や高齢者世帯が多いと見込み、野菜のばら売りやカット販売といった小容量の商品や手軽に食べることができる総菜の販売に力を入れる方針[5]。
施設
[編集]秋田駅とは2階の「秋田駅東西連絡自由通路」(愛称:ぽぽろーど)で直結するほか、秋田駅西地下自転車駐輪場及び秋田中央ビルディングとは地下通路で連絡する。屋上は遊園地として開放されていたが、のちに閉鎖となった。
沿革
[編集]- 1978年(昭和53年)
- 1980年(昭和55年)
- 1989年(平成元年)2月26日 - 5階に「交通公社トラベランド秋田イトーヨーカドー内旅行サービス店」がオープン[6]。
- 2000年(平成12年)7月29日 - 秋田駅東西連絡自由通路「ぽぽろーど」全面開通に伴い、2階ぽぽろーど口を開設。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)2月2日 - イトーヨーカ堂が秋田店の営業継続を決定。
- 2008年(平成20年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 2015年(平成27年)4月4日 - 6階に「あきた文化交流発信センター」オープン[11]。
- 2017年(平成29年)5月20日 - 「アニメイト秋田」が緑屋ビルから移転し、地下1階にオープン。
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 2020年(令和2年)6月25日 - 7階「パルルやちよ」が閉店[12]。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)9月2日 - 宮脇書店秋田本店にて、直木賞作家今村翔吾のサイン会を開催[15]。
- 2023年(令和5年)12月20日 - カプセルトイショップVELOCITY秋田店オープン。
フロア
[編集]階 | テナント |
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7 | 秋田カルチャースクール 駅前校、インターフェイス、あきた 腎・膠原病・リウマチクリニック、秋田血管外科クリニック |
6 | あきた文化交流発信センター、秋田市立中央図書館明徳館文庫市民学習スペース、美大サテライトセンター、秋田市子ども広場、情報発信コーナー、秋田市立中央図書館明徳館フォンテ文庫 |
5 | 宮脇書店秋田本店 |
4 | 遠藤歯科クリニック、かんなり堂薬局フォンテ店、ベルエポック秋田店、武田印房、ビューティーサロンシャトー、クラフトパーク、いおりクリニック、セリアフォンテAKITA店、ペニーポット |
3 | オアシス(Lサイズ)、モジュレーション、カトレアフォンテAKITA店、未来、きものの苑高坂秋田店、都屋、舶来屋、ニューライフ カネタ、コニシフォンテ店 |
2 | タリーズコーヒーフォンテAKITA店、サーティワンアイスクリーム、金萬、秋田ロフト、アクセサリーズキャロル秋田店、Alright、Treehouse、Can I Dressy、A BOMBER AKITA、VELOCITY秋田 |
1 | 秋田駅前チャンスセンター、プリモカワカミ、モリタ、ミックス・オー / ヒラトク、セプドール、ing(イング)、東京靴流通センター、イチマルゴ、香、キューブシュガー、leaf de cat、ポーラるーとショップフォンテ秋田店 |
B1 | ナイスフォンテAKITA店、ミッキーのクリーニング、ラ・ママン8・8 / よね家 / CAFE DE NON、ユニライフ / 高齢者住宅情報プラザ、しゅん旬、リフォームランド、アニメイト秋田 |
脚注
[編集]- ^ 『秋田市史 第5巻 近現代2(通史編)』p.730
- ^ 『秋田市史 第5巻 近現代2(通史編)』p.731
- ^ 河井健 (2011年10月6日). “駅前、スピード再生に注目”. 朝日新聞(朝日新聞社)
- ^ 「西武秋田店 売り場縮小 21年2月末 運営スーパー閉店へ」『読売新聞』秋田版 2019年10月17日
- ^ a b c 吉田優花「ナイス、秋田駅前店開業 フォンテ、ザ・ガーデン跡に 新規顧客取り込み狙う」『秋田魁新報』2021年4月28日、4面。
- ^ 企業広告「旅好きのあなたにぴったりの、素敵な旅のサロン 明日26日オープン!」『秋田魁新報』秋田魁新報社、1989年2月25日、朝刊、2版、5面。
- ^ 「イトーヨーカドー秋田店「子ども図書館」28年の歴史に幕 親子連れ閉館惜しむ」『秋田魁新報』2008年10月27日。
- ^ “30年の歴史に幕 ヨーカドー秋田店が閉店”秋田魁新報(秋田魁新報社). (2011年10月11日)
- ^ 「フォンテAKITA第2期オープン 24日に8店舗」『読売新聞』秋田版 2011年2月22日。
- ^ “「ロフト」中心ににぎわい、フォンテAKITA 4月1日で1周年”. 秋田魁新報 (秋田魁新報社). (2012年3月31日)
- ^ “「文化交流発信センター」オープン 国文祭サテライトから名称変更”. 秋田魁新報. (2015年4月4日) 2015年4月12日閲覧。
- ^ 「さよなら「パルルやちよ」フォンテ7階、閉店惜しみ行列」『秋田魁新報電子版』秋田魁新報社、2020年6月27日。オリジナルの2020年6月27日時点におけるアーカイブ。2024年12月16日閲覧。
- ^ "西武秋田店が店舗縮小 「ザ・ガーデン」21年2月閉店"日本経済新聞.(2019年10月11日)
- ^ "毎日の食卓、応援します!ザ・ガーデン自由が丘・西武"西武秋田店 2021年1月2日閲覧
- ^ 「直木賞作家今村翔吾さん あす、秋田市でサイン会 47都道府県訪問「まつり旅」で来県」『秋田魁新報』2022年9月1日、24面。
参考文献
[編集]- 秋田市編 『秋田市史 第5巻 近現代2(通史編)』 秋田市、2005年。