フォース・タイム・アラウンド
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「フォース・タイム・アラウンド」 | |||||||||||||
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ボブ・ディランの楽曲 | |||||||||||||
収録アルバム | 『ブロンド・オン・ブロンド』 | ||||||||||||
リリース | 1966年5月16日 | ||||||||||||
録音 | ナッシュビル、コロムビア・スタジオ(1966年2月14日) | ||||||||||||
ジャンル | フォークロック | ||||||||||||
時間 | 4分35秒 | ||||||||||||
レーベル | コロムビア・レコード | ||||||||||||
作詞者 | ボブ・ディラン | ||||||||||||
作曲者 | ボブ・ディラン | ||||||||||||
プロデュース | ボブ・ジョンストン | ||||||||||||
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「フォース・タイム・アラウンド」(4th Time Around)は、ボブ・ディランが1966年に発表した楽曲。
概要
[編集]1966年2月14日、ナッシュビルのコロムビア・スタジオで録音された[1]。1966年5月16日発売の7作目のアルバム『ブロンド・オン・ブロンド』に収録。
前年12月に発表されたビートルズの「ノルウェーの森」との類似性がよく指摘されている[2]。メロディと詞が似通っているほか、両曲とも3拍子で構成されているためである。
歌詞の最後の一節「僕は決して君の支えを求めはしなかった/だから僕に対しても支えを求めるな」(I never asked for your crutch / Now don’t ask for mine)は、当時のジョン・レノンのディランに対するパラノイア的傾向を念頭に置いて書かれたのではないかと言われている。米国の評論書はこの部分に関し、「レノンは自分への警告と解釈した」と記述している[3]。
1966年5月17日のライブ・バージョンが『ロイヤル・アルバート・ホール:ブートレッグ・シリーズ第4集』(1998年)に収録された。
カバー・バージョン
[編集]- テリー・メルチャー - 1974年のアルバム『Terry Melcher』に収録[4]。
- ザ・スポーツ - 1981年のアルバム『The Sports Play Dylan & Donovan』に収録。
- スティーヴ・ギブソン - 1998年のアルバム『The Dylan Project』に収録。
- マイケル・ムーア - 2000年のアルバム『Jewels and Binoculars』に収録。
- ロビン・ヒッチコック - 2002年のアルバム『Robyn Sings』に収録。
- ヨ・ラ・テンゴ & バックウィート・ザディコ - 2007年のサウンドトラック・アルバム『I'm Not There: Original Soundtrack』に収録。
- ライリー・ウォーカー - 2016年のコンピレーション・アルバム『Blonde on Blonde Revisited』に収録。
- キャット・パワー - 『Cat Power Sings Dylan: The 1966 Royal Albert Hall Concert』(2023年)。2022年11月5日にロイヤル・アルバート・ホールで行われたコンサートの音源[5]。
脚注
[編集]- ^ Still On The Road - Columbia Music Row Studios Nashville, Tennessee 14 February 1966
- ^ Fourth Time Around by Bob Dylan Songfacts
- ^ Trager, Oliver (2004). Keys to the Rain: The Definitive Bob Dylan Encyclopedia. Billboard Books. p. 195. ISBN 0-8230-7974-0 2016年11月7日閲覧。
- ^ Terry Melcher - Terry Melcher (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ Cat Power (2023年11月9日). “Fourth Time Around (Live at the Royal Albert Hall)”. YouTube. 2024年3月27日閲覧。