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フティオティダ県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フティオティダ県
Περιφερειακή ενότητα Φθιώτιδας
測地系: 北緯38度54分 東経22度32分 / 北緯38.900度 東経22.533度 / 38.900; 22.533座標: 北緯38度54分 東経22度32分 / 北緯38.900度 東経22.533度 / 38.900; 22.533
中央ギリシャ地方におけるフティオティダ県の位置
ギリシャの国旗 ギリシャ共和国
地方中央ギリシャ
県都ラミア (ギリシャ)
面積4,441 km²
人口181,383 人 (2005年)
人口密度41 人/km²
ナンバープレートMI
自治体コード06
構成自治体数7
標準時EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3

フティオティダ県(フティオティダけん、Φθιώτιδα / Fthiótida)は、ギリシャ共和国中央ギリシャ地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。県都はラミア

名称

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古代ギリシャにおいて、プティーア古代ギリシア語: Φθία / Phthίaあるいは プティオーティスΦθιῶτις / Phthiôtis)と呼ばれた地域を含む。

現代の県名フティオティダギリシア語: Φθιώτιδα / Fthiótida)は、その現代ギリシャ語形に由来する。カサレヴサではフティオティスΦθιώτις / Fthiótis)と表記されるため、「フティオティス県」とも記される。

このほか、Φθιώτιδα のカナ転記には「フシオティダ」「フシオティザ」も用いられる。

地理

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イパティの集落

県の東にはマリアク湾があり、県の南はヴィオティア県およびフォキダ県、南西はエトリア=アカルナニア県、西はエヴリタニア県、北はカルディツァ県およびラリサ県、北東はマグニシア県にそれぞれ接している。

フティオティダ県の北部と南部、および西部は山がちの地形であり、中部は低地が多い。国道1号線は、トンネルが開通するまでは、県西部の地域を囲い込むように通っていた。

主要な都市

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人口3,000人以上の都市には以下がある(人口はいずれも2001年国勢調査)。

歴史

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フティオティダの名称は古代から存在する。現在のフティオティダ県は、ギリシャ独立戦争中の1821年に、それまでフティオティダ・フォキスとして知られていた地域が分割され、北部がフティオティダ県となった。(南部は現在のフォキス県。)

1950年代には、フティオティス県で国道1号線(アテネ - ラミア - テッサロニキ 間)の建設が開始された。また、1950年代から1960年代にかけて、電線の敷設、および道路の舗装が行われた。1990年代末には、県東部のスティリダ近郊においてマリャコス・トンネルの建設が始められ、2000年代中頃に開通した。

また、2005年5月6日には県内のスペルヒャダで洪水が起こったために、土石流などの影響で大きな被害を受けた。


行政区画

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フティオティダ県

市(ディモス)

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フティオティダ県は、以下の自治体(ディモス、市)から構成される。人口は2001年国勢調査時点。

自治体名 綴り 政庁所在地 面積 Km² 人口
1 ラミア Λαμία ラミア  (el 942.9 73,574
2 アンフィクリア=エラティア英語版 Αμφίκλεια - Ελάτεια カト・ティトレア  (el 529.5 14,395
3 ドモコス英語版 Δομοκός ドコモス  (el 707.5 14,793
4 ロクロイ英語版 Λοκροί アタランディ  (el 612.9 24,611
5 マクラコミ英語版 Μακρακώμη スペルヒャダ  (el 834.7 21,570
6 モロス=アギオス・コンスタンディノス英語版 Μώλος-Άγιος Κωνσταντίνος カメナ・ヴルラ  (el 340.1 15,142
7 スティリダ英語版 Στυλίδα スティリダ  (el 462.4 14,686

旧自治体(ディモティキ・エノティタ)

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フティオティダ県の旧自治体(2010年まで)

カリクラティス改革(2010年)以前の広域自治体(ノモス)としてのフティオティダ県は、以下の25の基礎自治体(23のディモス、2つのキノティタ)から構成されていた。改革後、旧自治体は新自治体(ディモス)を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。

下表の番号は右図と対応している。「自治体名」欄で※印を付したものはキノティタ、それ以外はディモス。「政庁所在地」欄で太字になっているものは、新自治体の政庁所在地となったものを示す。

旧自治体 綴り 政庁所在地 新自治体
1 ラミア Λαμία ラミア ラミア
2 アイオス・ゲオルギオス・ティンフリストゥ Άγιος Γεώργιος Τυμφρηστού アイオス・ゲオルギオス・ティンフリストゥ マクラコミ
3 アイオス・コンスタンティノス Άγιος Κωνσταντίνος アイオス・コンスタンティノス モロス=アギオス・コンスタンディノス
4 アンフィクリア Αμφίκλεια アンフィクリア アンフィクリア=エラティア
5 アタランティ Αταλάντη アタランティ ロクロイ
6 ゴルゴポタモス Γοργοπόταμος モスホホリ ラミア
7 ダフヌーシア Δαφνούσια リヴァナテス ロクロイ
8 ドモコス Δομοκός ドモコス ドモコス
9 エラティア Ελάτεια エラティア アンフィクリア=エラティア
10 エヒネイ Εχιναίοι ラヘス スティリダ
11 テサリオティダ Θεσσαλιώτιδα ネオ・モナスティリオ ドモコス
12 カメナ・ヴルラ Καμένα Βούρλα カメナ・ヴルラ モロス=アギオス・コンスタンディノス
13 リャノクラディ Λειανοκλάδι リャノクラディ ラミア
14 マクラコミ Μακρακώμη マクラコミ マクラコミ
15 マレシナ Μαλεσίνα マレシナ ロクロイ
16 モロス Μώλος モロス モロス=アギオス・コンスタンディノス
17 クシニャダ Ξυνιάδα オンヴリャキ ドモコス
18 オプンディア Οπουντία マルティノ ロクロイ
19 ペラスギア Πελασγία ペラスギア スティリダ
20 スペルヒャダ Σπερχειάδα スペルヒャダ マクラコミ
21 スティリダ Στυλίδα スティリダ スティリダ
22 ティトレア Τιθορέα カト・ティトレア アンフィクリア=エラティア
23 イパティ Υπάτη イパティ ラミア
24 パヴリャニ Παύλιανη パヴリャニ ラミア
25 ティンフリストス Τυμφρηστός ティンフリストス マクラコミ

郡(エパルヒア)

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県には以下の(エパルヒア)があったが、2006年以降法的な位置づけは行われていない。

郡名 綴り 中心地
ドモコス Δομοκός ドモコス
フティオティダ
(フティオティス)
Φθιώτιδα ラミア
ロクリダ(ロクリス) Λοκρίδα アタランディ

交通

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ティトレア駅
アガトノス修道院

著名な出身者

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スポーツ

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  • ラミアFC
  • ヨニコス・ラミアスBC