フマル酸レダクターゼ (補酵素M/補酵素B)
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フマル酸レダクターゼ (補酵素M/補酵素B) | |||||||||
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識別子 | |||||||||
EC番号 | 1.3.4.1 | ||||||||
データベース | |||||||||
IntEnz | IntEnz view | ||||||||
BRENDA | BRENDA entry | ||||||||
ExPASy | NiceZyme view | ||||||||
KEGG | KEGG entry | ||||||||
MetaCyc | metabolic pathway | ||||||||
PRIAM | profile | ||||||||
PDB構造 | RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum | ||||||||
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フマル酸レダクターゼ (補酵素M/補酵素B)(fumarate reductase (CoM/CoB))は、フマル酸レダクターゼのうち電子供与体としてチオール基を用いる酵素である。チオール:フマル酸レダクターゼ(thiol:fumarate reductase, TFR)とも。
反応
[編集]この反応には補酵素M(CoM)と補酵素B(CoB)が使われるが、生じたCoB-CoMヘテロジスルフィドはヘテロジスルフィドレダクターゼによって還元されて2つの補酵素へと再生される。
分布
[編集]メタン菌に限られる。
構造
[編集]AとBの2つのサブユニットからなるヘテロ2量体。サブユニットAはコハク酸デヒドロゲナーゼのフラボタンパク質(Fp)サブユニットと相同であるが、結合している補因子は厳密には同定されていない。サブユニットBは同じく鉄硫黄タンパク質(Ip)サブユニットと相同であるが、C末端にヘテロジスルフィドレダクターゼの補酵素結合部位と似た配列が存在している。[1]
参考文献
[編集]- ^ a b Heim et al. (1998). “Thiol:fumarate Reductase (Tfr) from Methanobacterium thermoautotrophicum: Identification of the Catalytic Sites for Fumarate Reduction and Thiol Oxidation”. Eur. J. Biochem. 253 (1): 292-299. doi:10.1046/j.1432-1327.1998.2530292.x. PMID 9578488 .