フミコリス
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フミコリス | ||||||||||||||||||||||||
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骨格図
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Fumicollis Bell and Chiappe, 2015 | ||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||
フミコリス(学名 : Fumicollis)は、カンザス州の後期白亜紀の(コニアシアンからサントニアン)ニオブララ層に生息していたヘスペロルニス類の飛べない鳥の属。
概要
[編集]フミコリスの固有派生形質には、腹側突起が拡大した仙骨前椎骨、寛骨臼が縮小した細長い骨盤(寛骨臼の幅:骨盤の長さは約0.096メートル)、外側顆が拡大した大腿骨(顆の横方向の範囲が中骨幹幅の75%を超える)、および中程度に拡大した転子などがある。属名は、フミコリスが発見されたニオブララ層のスモーキーヒルチョークに由来する[1]。
発見
[編集]フミコリスのホロタイプ USNM 20030 は、1937年にHarold ShepherdとGeorge Sternbergによって、カンザス州ローガン郡のニオブララ層のスモーキーヒルチョークで発見された。Martin and Tate (1937) は、この標本を、同じくニオブララ層から発見されたバプトルニスとした[2]。しかし、Bell (2013) は USNM 20030 とバプトルニスを区別するいくつかの特徴に注目し、Bell and Chiappe (2015) はこれをヘスペロルニス類の別の分類群として認識し、フミコリス・ホフマニ (Fumicollis hoffmani)と命名した[1]。
脚注
[編集]- ^ a b Bell A, Chiappe LM (2015) Identification of a New Hesperornithiform from the Cretaceous Niobrara Chalk and Implications for Ecologic Diversity among Early Diving Birds. PLoS ONE 10(11): e0141690. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0141690
- ^ Martin L, Tate J. The skeleton of Baptornis advenus (Aves: Hesperornithiformes). Smith Cont Pal. 1976; 27: 35–66.