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フミコリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フミコリス
生息年代: 後期白亜紀, 86–82 Ma
骨格図
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ヘスペロルニス目 Hesperornithes
: ヘスペロルニス科 Hesperornithidae
: フミコリス属 Fumicollis
学名
Fumicollis
Bell and Chiappe, 2015

フミコリス学名 : Fumicollis)は、カンザス州後期白亜紀の(コニアシアンからサントニアンニオブララ層に生息していたヘスペロルニス類飛べない鳥

概要

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フミコリスの固有派生形質には、腹側突起が拡大した仙骨前椎骨寛骨臼が縮小した細長い骨盤(寛骨臼の幅:骨盤の長さは約0.096メートル)、外側顆が拡大した大腿骨(顆の横方向の範囲が中骨幹幅の75%を超える)、および中程度に拡大した転子などがある。属名は、フミコリスが発見されたニオブララ層のスモーキーヒルチョークに由来する[1]

発見

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フミコリスのホロタイプ USNM 20030 は、1937年にHarold ShepherdとGeorge Sternbergによって、カンザス州ローガン郡のニオブララ層のスモーキーヒルチョークで発見された。Martin and Tate (1937) は、この標本を、同じくニオブララ層から発見されたバプトルニスとした[2]。しかし、Bell (2013) は USNM 20030 とバプトルニスを区別するいくつかの特徴に注目し、Bell and Chiappe (2015) はこれをヘスペロルニス類の別の分類群として認識し、フミコリス・ホフマニ (Fumicollis hoffmani)と命名した[1]

脚注

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  1. ^ a b Bell A, Chiappe LM (2015) Identification of a New Hesperornithiform from the Cretaceous Niobrara Chalk and Implications for Ecologic Diversity among Early Diving Birds. PLoS ONE 10(11): e0141690. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0141690
  2. ^ Martin L, Tate J. The skeleton of Baptornis advenus (Aves: Hesperornithiformes). Smith Cont Pal. 1976; 27: 35–66.