フライングタイガーコペンハーゲン
種類 | 非公開 |
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本社所在地 |
デンマーク 59, 3tv, Rådhuspladsen DK-1550 Copenhagen |
設立 | 1991年11月1日 |
業種 | 小売業 |
代表者 | レナート・ライボシツ(最高経営責任者) |
主要子会社 | Zebra Japan株式会社 |
フライングタイガーコペンハーゲン (Flying Tiger Copenhagen)[注釈 1]とは、デンマークのゼブラ (ZEBRA A/S) が運営する雑貨店である。
各国で店名が異なっていたが、2016年6月、全世界で「Flying Tiger Copenhagen(フライング タイガー コペンハーゲン)」の名称へ統一された。
概要
[編集]デンマークを中心にヨーロッパ16か国(イングランド、ドイツ、ギリシャ、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スペイン、スコットランド、フィンランド、スウェーデン)および日本などの29の国と地域で984店舗を展開する(2020年3月時点)[3][4][5]チェーンストアである[6][7]。雑貨のほか家庭用品、文房具、食品などを扱う[1][8]。
1995年にデンマーク・コペンハーゲンにて開業。
デンマーク語のTIGERが「ティアー(TIGER)」と発音され、10クローネを意味する「ティアー(TIER)」に類似していることから、10クローネストアとして認識されるようになった。上記のエピソードから日本のメディアでは「北欧の100円ショップ」と紹介されることがある[4]。
歴史
[編集]- 1988年、日用品店を経営していたレナート・ライボシツ (Lennart Lajboschitz) がゼブラを設立する[9]。
- 1995年、デンマーク・コペンハーゲンにて、雑貨店タイガーを開業した[4]。
- 2000年代、ヨーロッパ各地に合弁会社を設立し、各国へタイガーを出店する[10]。
日本法人
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Tiger Copenhagen アメリカ村店 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-22-16 |
設立 | 2011年7月 |
業種 | 小売業 |
代表者 | 山本浩丈(CEO) |
主要株主 |
ZEBRA A/S 50% サザビーリーグ 50% (2013年7月現在) |
沿革
[編集]アジア1号店開設
[編集]2011年7月、日本・大阪府大阪市中央区にて、日本法人ゼブラ ジャパン (Zebra Japan) が設立される[4][8]。
2012年7月、同区西心斎橋にて、タイガーのアジア1号店「Tiger Copenhagen アメリカ村店」を出店した[5][11]。日本には同名(タイガー)の会社が存在するため、同国内では「Tiger Copenhagen(タイガー コペンハーゲン)」のブランド名で展開する[2]。
オープン当日、11時の開店時に既に約400人の行列が出来る盛り上がりを見せた[12]。ところがオープン3日目も客足が落ちることはなく、在庫が枯渇してしまったため4日目からの臨時休業を余儀なくされる[12][13][14][15]。7月26日から2階部分を閉鎖し1階の一部のみで営業を再開したが、中国・上海市に置いていたアジア向けの物流拠点に用意していた3か月分の在庫が3週間で無くなってしまい、8月18日、再び長期休業に突入する事態となってしまった[12][13]。2度目の営業再開後にインタビューに答えたクラウス・ファルシグ社長は、これを「不本意で残念なスタート」だったと認めており、この失敗の原因を、基本的に宣伝広告を打たない経営方針であるほか、ヨーロッパではオープン日に行列が出来るということはまずなく、一瞬で当初の売上の3倍以上を記録したこの結果をまったく予想出来なかったこととしている[13]。
東京進出
[編集]2013年7月、サザビーリーグがゼブラ ジャパンの発行済株式の50%を取得し、ゼブラ ジャパンはゼブラとサザビーリーグの合弁企業となった[16][17]。同年8月、日本法人を東京都へ移転[18]。
同年10月2日、東京都渋谷区神宮前にアジア2号店「Flying Tiger Copenhagen 表参道ストア」を出店した[19][20]。東京進出に伴い、日本国内でのブランド名を「Flying Tiger Copenhagen(フライング タイガー コペンハーゲン)」に変更[21][22]。
影響
[編集]タイガーの成功を受けて2013年、スウェーデンの『ラガハウス』、デンマークの『ソストレーネ・グレーネ』など[23] 北欧発の低価格雑貨店が日本進出した[23]。
ショッピングモールへの出店
[編集]2014年3月14日、千葉県船橋市の三井ショッピングパーク・ららぽーとTOKYO-BAY内に出店した[24][25]。
同年4月にKUZUHA MALL内(大阪府枚方市)[26]、同年5月にアクアシティお台場内(東京都港区台場)[27] に出店した[28]。
2015年4月2日には大阪・梅田のルクア1100に、同月6日には埼玉県富士見市にあるららぽーと富士見1Fにオープンした。
2019年4月19日、愛知県東浦町にあるイオンモール東浦1Fにオープンした。
路面店としての新規出店と閉店
[編集]2014年11月に京都BAL ANNEX[29]、2015年6月12日には、福岡(天神)に路面店がオープンした(2020年3月移転のため休店)[30]。同年7月10日には、名古屋(栄)に路面店がオープンした[31][32]。旗艦店の吉祥寺店が売上不振の為1月16日に閉店した。
店舗
[編集]テレビ番組
[編集]- 日経スペシャル カンブリア宮殿 日本の独自の戦略で復活! フライングタイガー 執念の闘い(2023年7月27日、テレビ東京)- ゼブラジャパンCEO 松山恭子出演[33]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “北欧の100円ショップ!?タイガー(TIGER)”. 地球の歩き方. デンマーク/コペンハーゲン特派員ブログ. ダイヤモンド社 (2012年2月26日). 2012年7月6日閲覧。
- ^ a b “マスコミは教えてくれない!北欧デンマークのタイガー社長に直接聞いてわかったこと。”. 北欧ヒュゲリニュース (2012年7月23日). 2019年11月14日閲覧。
- ^ “「サポート大きい」北欧100円ショップ、1号店に大阪選ぶ”. MSN産経west (産経新聞社): p. 2. (2012年2月25日). オリジナルの2012年2月26日時点におけるアーカイブ。 2019年11月14日閲覧。
- ^ a b c d “北欧発 カラフル&低価格雑貨チェーン「タイガー」大阪アメ村に7/21出店決定”. Fashionsnap.com. レコオーランド (2012年6月1日). 2012年7月6日閲覧。
- ^ a b “大阪にアジア初の店舗 北欧の雑貨「タイガー」 東京進出も検討”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2012年7月19日). オリジナルの2012年7月19日時点におけるアーカイブ。 2019年7月22日閲覧。
- ^ “「サポート大きい」北欧100円ショップ、1号店に大阪選ぶ”. MSN産経west (産経新聞社): p. 1. (2012年2月25日). オリジナルの2012年2月25日時点におけるアーカイブ。 2019年11月14日閲覧。
- ^ “デンマークの雑貨チェーン「タイガー」を運営するZEBRA A/Sが大阪にZEBRA JAPAN株式会社を設立”. 日本貿易振興機構 (2012年4月3日). 2012年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月14日閲覧。
- ^ a b “第2のイケアとなる? 北欧の「100円ショップ」が関西上陸へ”. SankeiBiz. 産経新聞社. p. 1. 2012年7月6日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “「低価格、デザインでナニワ攻略」 北欧の“100均”タイガーCEO来阪”. MSN産経west (産経新聞社): p. 3 2012年7月6日閲覧。[リンク切れ]
- ^ ““北欧の100円ショップ”「タイガー」日本上陸、その実力は?”. 日経トレンディネット. 日経BP. p. 1. 2012年7月23日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “低価格雑貨「タイガー」日本1号店に大行列 大阪アメ村にオープン”. Fashionsnap.com. レコオーランド (2012年7月21日). 2012年7月22日閲覧。
- ^ a b c “大行列、突然休業…“北欧の100円ショップ”「タイガー」騒動の裏側”. 日経トレンディネット. 日経BP. p. 1. 2012年9月22日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c “大行列、突然休業…“北欧の100円ショップ”「タイガー」騒動の裏側”. 日経トレンディネット. 日経BP. p. 2. 2012年9月22日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “【ビジネスの裏側】日本人の“行列好き”にタイガーCEOもあ然 北欧雑貨店が休業に追い込まれたワケ”. MSN産経west (産経新聞社): p. 2. (2012年7月25日). オリジナルの2012年7月26日時点におけるアーカイブ。 2019年11月14日閲覧。
- ^ “【ビジネスの裏側】日本人の“行列好き”にタイガーCEOもあ然 北欧雑貨店が休業に追い込まれたワケ”. MSN産経west (産経新聞社): p. 3. (2012年7月25日). オリジナルの2012年7月26日時点におけるアーカイブ。 2012年9月24日閲覧。
- ^ “欧州の人気雑貨店タイガーを都内に年内出店 サザビーリーグ”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2013年7月2日) 2013年7月6日閲覧。
- ^ “人気北欧雑貨「タイガー」全国展開 サザビーリーグが契約締結”. eltha (オリコン). (2013年7月2日) 2013年7月6日閲覧。
- ^ “北欧雑貨の「タイガー」 日本法人を東京に移転”. MSN産経west (産経新聞社): p. 1. (2013年7月26日). オリジナルの2016年3月13日時点におけるアーカイブ。 2019年11月14日閲覧。
- ^ “デンマーク雑貨店が東京・表参道に”. MSN産経ニュース (産経新聞社): p. 1. (2013年9月24日). オリジナルの2013年9月25日時点におけるアーカイブ。 2019年11月14日閲覧。
- ^ “東京都・表参道にデンマーク発祥の雑貨ストア「タイガー」がオープン”. マイナビニュース. マイナビ (2013年10月1日). 2013年10月3日閲覧。
- ^ “北欧発ライフスタイル雑貨「タイガー」がブランド名を変更”. マイナビニュース. マイナビ (2013年9月6日). 2013年10月3日閲覧。
- ^ “北欧発の低価格雑貨タイガーがブランド名変更”. Fashionsnap.com. レコオーランド (2013年9月2日). 2013年10月3日閲覧。
- ^ a b “なぜ“北欧発の激安雑貨店”が日本に続々上陸? 「ソストレーネ・グレーネ」「ラガハウス」も”. 日経トレンディネット (日経BP): p. 1. (2013年10月29日) 2014年1月12日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “ららぽーとTOKYO-BAY、65店舗がリニューアル-フライングタイガーも”. 船橋経済新聞 (2014年3月18日). 2014年4月5日閲覧。
- ^ “「フライング タイガー コペンハーゲン(Flying Tiger Copenhagen)」が2014年3月14日(金)千葉に初出店”. 財経新聞. 財経新聞社 (2014年1月29日). 2014年2月6日閲覧。
- ^ “低価格雑貨が充実「くずはモール」が大阪最大級のSCに増床”. Fashionsnap.com. レコオーランド (2014年1月29日). 2014年2月6日閲覧。
- ^ “アクアシティお台場にフライング タイガー コペンハーゲンの新店舗オープン”. ファッションプレス (株式会社カーリン). (2014年1月29日) 2019年11月14日閲覧。
- ^ “フライング タイガー コペンハーゲン、国内3店舗目はファミリー層がターゲット”. eltha (oricon ME). (2014年3月13日) 2014年4月5日閲覧。
- ^ “北欧発雑貨「タイガー」京都進出、路面店を今冬オープンへ”. Fashionsnap.com. (2014年3月3日) 2019年11月14日閲覧。
- ^ “福岡・天神に北欧雑貨店「フライングタイガー」オープン”. おにぎりフェイス.com (2015年6月12日). 2015年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月14日閲覧。
- ^ 『東海エリア一号店、出店決定!「Flying Tiger Copenhagen名古屋栄ストア」2015年7月10日(金)オープン』(プレスリリース)Zebra Japan株式会社、2015年5月25日。オリジナルの2015年7月15日時点におけるアーカイブ 。2019年11月14日閲覧。
- ^ “フライング タイガー コペンハーゲン 名古屋栄ストア登場 - 東海エリアに初出店”. ファッションプレス (株式会社カーリン). (2015年7月10日) 2019年11月14日閲覧。
- ^ 日本の独自の戦略で復活! フライングタイガー 執念の闘い - テレビ東京 2023年7月27日
外部リンク
[編集]グローバル
日本